吉井美優（26時のマスカレイド）［インタビュー］儚い美しさを切り取った1st写真集にかけた想い「攻めてるカットも多いので、ドキッとしてもらえるんじゃないかな」吉井美優（26時のマスカレイド）1st写真集『Momentary』インタビュー

編集協力：村田誠二

メンバーにも“どこ目指してんの？　ボクサーなの？”って（笑）

――初の写真集『Momentary』が完成しました。自身でご覧になった感想はいかがですか？

吉井美優：
今回、撮影は3日間あって、1日撮り終わるとカメラマンさんがパソコンで全部のデータを見せてくれたので、どういうカットがあるのかは知っていたんですけど、自分のイメージではカメラを向けられるとあまり笑わないタイプなのに、本になってみると意外と笑ってるカットが多くて、こんな元気っ子なんだ！って（笑）。撮影が楽しかったんだなって改めて思いました。

――撮影している最中は、笑顔だったという実感はそれほどなかったと。

吉井：
自分では笑顔の印象は全然なくて。楽しかったって印象はあるんですけど、カメラを向けられた時には口は閉じていた気がしたのに、口が開いているカットが多くて、あれ？ってなりました（笑）。ファンの方は、笑ってる顔の方が好きだと思うし、嬉しいんじゃないかなと思いますけど、自分では違和感です（笑）。

――そうなんですね（笑）。今回の撮影は宮古島だったそうですが、時期はいつ頃だったんですか？

吉井：
（2021年）11月の頭ですね。

――コロナの関係で、制作発表してから撮影までけっこう時間が空きましたが、その間はどんな気持ちでしたか？

吉井：
やっぱり1年間の中で、いったん“撮影できる！”ってなったのに、“やっぱりできない”っていうことが何回か続いたので、自分の中でもいつ撮れるのか不安だったし、もう出せないんじゃないかとまで思ったこともあったし、ファンの方にも、会うたびにずっと心の中には、待たせてしまってるって気持ちがありました。でもこうやって1年越しに“出します！”って発売日を言えたことが嬉しくて。やっぱりこれまでは定かではない“この時期かな……”みたいな言い方しかできなかったから、今回も“また先延ばしかな……”って思ってたんですけど（苦笑）、“3月11日発売！”ってファンの方に言えたので、そこが1番安心ポイントですね。

――“ついに届けられる！”という喜びがあるわけですね。

吉井：
そうです。やっとファンの方の手元に届けられるってことが1番嬉しいですね。

――写真集では身体作りがポイントになりますが、そんなふうに撮影日決定＆延期をくり返していて、当時はかなり大変だったのでは？

吉井：
“撮ります、やっぱり延期です”が3回くらいあったんですけど（笑）、私、けっこうストイックになりすぎちゃうくらいの身体作りをしていて、1ヵ月まるまる身体を絞って“もう万全！”っていうタイミングで、数日前に“撮影なくなりました”って言われて、けっこう肉体的にも精神的にもキちゃって……。こんな時期なんでいつ撮れるかわからないから、それも含めてコントロールしなきゃいけないんですけど、最初の1～2回は、“だったら食べられたじゃん！”とか思っちゃってたんですよ（笑）。でも、3回目になったら“あ、そりゃ（撮影）なくなるよな”って気持ちを切り替えられて、プラス、自分で変えていかなきゃなって思って。だから、いつ“この日に撮ります”って言われてもいいように、この1年間ずっと身体作りしていようって思って続けてましたね。

――すごいストイックでしたね。身体作りでは、具体的にどのようなことに取り組んだのでしょうか。

吉井：
ジムはもちろん、キックボクシングとかにも行きましたね。あと食事制限も、たぶんみんなが思ってるよりやっちゃう（笑）……食べないとか。毎回グラビアをやるたびに、自分では痩せすぎてるとかわからないから、メンバーの子に“ちょっと痩せすぎだよ”って言われてたんですけど、写真が上がってきた時に“あ、やばい”ってなって気づいてから気をつけるようにしたんです。それで写真集では、女性らしい身体、というか、誰が見ても憧れるような身体作りをしようって心がけてました。でも、撮影の2日前からは胃の中には何もないです（笑）。

――えっ……（絶句）。

吉井：
ヘヘヘ（笑）。しかも前日は水分も摂らないで、お風呂に何時間も入って“水抜き”して（笑）。

――試合を目前に控えたキックボクサーみたいじゃないですか（笑）。

吉井：
（笑）。メンバーにも言われたんですよ、“どこ目指してんの？　ボクサーなの？”って（笑）。

――で、試合が何度も延期になっちゃって（笑）。

吉井：
そうなんですよ。だから毎日が試合でした（笑）。