PHOTO BY 西槇太一

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寺嶋由芙[ライブレポート]ソロデビュー8周年ライブ!浅草公会堂で凛々しく魅せた全27曲

寺嶋由芙がソロデビュー8周年となる2月26日に、浅草公会堂にて<寺嶋由芙デビュー8周年記念ライブ『#末広がりのゆっふぃー』>を開催した。オフィシャルからのレポートをお届けする。

<寺嶋由芙デビュー8周年記念ライブ『#末広がりのゆっふぃー』>

会場が、“古き良き時代から来ました まじめなアイドル まじめにアイドル”のキャッチコピーにマッチし、普段の活動から縁深い地である浅草ということでやりたいことを存分に詰め込んだというライブ。寺嶋らしい演出を交えながら、全27曲を歌唱した。

紙吹雪を投げる黒子を従え、赤い着物姿で寺嶋が花道から登場し演歌ソング「終点、ワ・タ・シ。」でライブはスタート。続く音頭ソング「夏’n ON-DO」では浅草・新仲見世商店街の「新にゃか」と、所属レコード会社のテイチクの「こぶしまる」の2体のゆるキャラが登場するなどの演出は寺嶋ならではだ。

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いちどステージから捌け、改めて本ベルからライブは本格スタート。照明に輝く白の衣装に身を包み、「冬みたい、夏なのに。」「君より大人」など大人な恋愛ソングを4曲続けて披露。様々な表情で楽曲を歌い上げ、デビュー8周年の成熟さを惜しみなく表現する。

MCを挟み続いてのブロックでは「好きがはじまる」「天使のテレパシー」など、どこか懐かしさも感じる楽曲を続けて披露。久しぶりに披露された「恋人だったの」では伸びやかなボーカルが会場に響き渡り、観客はステージへ吸い込まれるように視線を送った。「初恋のテレパシー」では花道を利用しながら、縦横無尽に会場を駆け回り、第1部のラストは「わたしになる」で暖かく締めくくった。

演歌・歌謡曲の公演が多い同会場“らしい”演出として休憩を挟み第2部は、まずは昨年に発売されたアルバムのタイトルでもある「サバイバル・レディ」からスタート。「Last Chinderella」「Best Honey」といったトラックが印象的なサウンドなど様々な楽曲をパフォーマンスし、MCでは今回の衣装を所属レコード会社の大先輩でもある菅原都々子から頂いたことに感謝を述べた。

「君にトロピタイナ」「いい女をよろしく」「好きがこぼれる」では会場いっぱいに熱量のこもったクラップが響き、「まだまだ良い曲を歌いますよ!」というMCのとおり続いて「まだまだ」を畳み掛けライブはどんどん進んでいく。そして新曲のカップリングに収録される「愛ならプロペラ」が初披露。サビのピースサインの振付を初見の観客も真似をしながら、ピースフルな楽曲と共にプロペラのように大きく手を振り回し、寺嶋が会場を一体にしていった。本編はライブ定番曲「ぜんぜん」で盛り上がりを見せたまま終了した。

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アンコールでは新曲衣装に身を包み3月16日発売の最新曲「ラブ*ソング」を歌唱。ポップなメロディに、歌詞いっぱいに詰め込んだ“推し”への愛を笑顔で客席へ届けた。さらにWアンコールではデビュー当時の衣装でステージ中央からせり出す形で「ゆーふらいとⅡ」「ゆーふらいと」を続けて歌唱。一つ一つの言葉をゆふぃすと(ファンの総称)へ丁寧に届け、“紙飛行機から始まり、愛ならプロペラという新曲をもらって空に縁があるなと思って。プロペラくらいなら舵を取れるようになったのかな”と語り“いつかゆふぃすとをジャンボジェットに乗せられるようなライブにしたい”と決意を語り、感謝の言葉と共にライブを締め括った。

これまでの積み重ねの上に、さらに感謝や新しいことへの挑戦を乗せ新しいものを見せる、ソロアイドルとして凛々しい2時間半のライブだった。

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