新谷ゆづみ［インタビュー］“普通”の高校生役でぶつかった想定外の壁「特に足が大変でした（笑）」新谷ゆづみ『湯あがりスケッチ』インタビュー

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村上さんの現場の過ごし方を見て、“自分は青いな”って

――ゆづ葉とご自身で通じる部分はありますか？

新谷：
性格は全然違うんですけど、年齢も近いので、お父さんに対する態度や、家族に気持ちをウマく伝えることができないっていうのは、ちょっと似ているかもしれないです。

――新谷さんも、親に反抗してしまったりとか、まだちょっと思春期っぽい部分がありますか？

新谷：
反抗ではないですけど、素直にありがとうって言うのが恥ずかしい、みたいなことはありますね（笑）。

――以前、ゆづ葉について“まだまだ青い少女”と発言されていましたが、ご自身が“まだまだ青いな”と感じることはありますか？

新谷：
もちろん、すべてにおいてまだまだ青いですよ（笑）。それこそ、村上（淳）さんの現場の過ごし方を見て、“自分は青いな”って思いましたし。村上さん、常にウェルカムというか、みなさんといろいろな話をされているんです。誰にでもちゃんと接している姿を見て、私もああなりたいって思いました。私は現場では、どうしても緊張してしまいますし、休憩中も役のことばかり考えてしまうんです。でもそうじゃなくて、作品はみんなで作り上げるものだから、話せるタイミングでは、いろいろな人とコミュニケーションを取る方がいいんだなって思いました。そういう時間を過ごすと、作品がさらによいものになるんだって、村上さんを見ていて思いました。見習いたいなって。

――銭湯が舞台のドラマですが、これまで実際に銭湯に行ったことはありました？

新谷：
この作品が決まって、プライベートで行きました。（公共浴場という意味では）旅行とかで温泉に入ったりしたことはありますけど、それ以外では、初めてでした。“こんなに素敵な場所があったんだ！”って思いました。“あぁ～、整った～”って思いました（笑）。そんな感覚も初めて体感しましたね。大きな浴槽で熱々のお湯に入って、身体がじわぁ～っとほぐれていく感覚って、銭湯でしか味わえないような気がします。ストレスも気持ちのモヤモヤも、全部、お風呂が洗い流してくれる……おうちのお風呂では味わえない感覚ですよね。水風呂にも入りましたよ！　引き締まるような感じで、そんな感覚もすごく楽しかったです。

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