NEO JAPONISM 辰巳さやか［インタビュー後編］困難に立ち向かい続けるグループが描く未来図「常に新たな気持ちで、これからも闘い続けます」NEO JAPONISM辰巳さやかインタビュー後編

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何ごとも挑戦していくことを忘れない

——2022年に、やりたいことはありますか？

辰巳：
昨年夏にやった＜NEO KASSEN＞（NEO JAPONISM主催フェス ＜NEO KASSEN＞2021年8月14日／新木場 USEN STUDIO COAST）をまたやりたい。めちゃくちゃ豪華なNEO一色のセットで、NEO JAPONISMの垂れ幕の前で、いろんなアイドルさんがパフォーマンスされているのを観た時に、めちゃくちゃ感動したんです。COASTは閉館してしまったけど、またグレードアップしてやりたいと思っています。

——いろんなグループが出演して、いいフェスでした。

辰巳：
外のステージはギミックがあったし、屋内のステージはものすごい豪華なセットに囲まれて。周りの大人の負担はすごかったと思うんですが、その分、やりがいと感謝の気持ちと、“ここからでしょ！”という始まった気持ち。雨だったのですら、いい想い出でした。いい経験させてもらいましたね。

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——CO2を噴射するステージと、放水するステージがあって、出演していたほかアイドルのみなさんも楽しそうでした。バンド主催のフェスはいろいろありますが、アイドル主催であの規模はなかなかないと思うので、ぜひ続けてほしいです。

辰巳：
いろんな方の協力あってこそできたイベントでした。うちらは今を見てるけど、大人の人たちはもっと先を見ていると思うので。だから、もっとNEOにいろんな企画をしてあげたいと思わせなきゃなって。身内やスタッフさんに好きになってもらうことって、大事なことだと思うんですよ。そこの信頼関係も大切だと思うので。自信を持って“この子たちなら大丈夫”と期待してもらえるくらいのことをしていきたい。そこは決め打ちで頑張るのではなく、常日頃からのものだと思うので、ライブで伝えることはもちろん、レッスン1つとってもそうだし、そういうことの1つひとつが全部結果につながっていくんだなって、実感していますね。

——そして全国ツアー＜威風闘々＞は、2月19日のSpotify O-EASTでファイナルを迎えますが、もう次のことを考えています？

辰巳：
これが終わったら、また1つ上の段階のツアーをやりたい。行ったことないところに行きたいのもそうだし、会場の大きさも。せっかく今回BIGCAT、そしてO-EASTでやらせてもらえるんだから、結果として数字を残していきたいし、更新していきたいです。

——個人としてやりたいことはありますか？

辰巳：
ほかのグループさんの振り付けをやりたいです。NEOの名刺を使って、自分がどれだけ外に出られるか。“辰巳さやか”個人もそうですけど、やっぱりNEOのメンバーでいることにその価値があると思っているから。自分だけじゃできないことだと思います。それがNEOにとっていいものになるんだったら、なんでも挑戦したい。

——昨年は、Pimm’s「JUST GO MY WAY」（2021年10月リリース）の振り付けを担当したんですよね。最近NEOファンを公言するアイドルも多く、女の子ファンも増えていますが、どう感じています？

辰巳：
嬉しいです！　私、3つ下の妹がいるんですけど、ちょうど妹と同じ歳のよくライブに来てくれるファンの女の子がいて。“カッコいいです！”と言ってくれるんですけど、すごい不思議な気分になります。家だと妹に邪険に扱われているので（笑）。でも、みんなにはちゃんとした人に映ってるんだなって、安心しますね。ファンの方は女性も男性も年齢関係なく、“こんな私を好きでいてくれてありがとう”って思っています。“闘う”を掲げていて、みんなに元気をあげることはもちろんなんですけど、それ以上にみんなからもらっていることの方が多いので。だからずっとこういう関係で、みんなと一緒にいい未来を築きたい。だから全部のライブをいい想い出にしたい。1回観たらもういいや、ではなく、“また観たい”と思わせるライブをしたい。地方でも、次にNEOが来る時に、どんな成長をしてるのか楽しみだと思わせるライブがしたいです。

——自分がNEOを見続けてきたのも、まさに“また見たい”と思ったからで、毎回最高を更新してくるから見逃せないんです。このPop’n’Rollで連載しているコラム『偶像音楽 斯斯然然』はもうすぐ3年になるんですけど、1番取り上げているグループがNEO JAPONISMなんです。それはNEOを応援する気持ちがあるのはもちろんですが、それ以前に常に取り上げたくなる動きを見せてくれるからで、この先も目が離せません。

辰巳：
ありがとうございます。今年はNEOがもっとよくなるためにも、自分のスキルアップはもちろん、自分のことは自分で解決、消化していく。それにプラスして、メンバーを支えていきたい。いつも好きでいてくれるみなさんにはライブパフォーマンスとメディア露出でお返しします。これからも挑戦したことのないことに挑戦していかなればいけないと思ってるし、何ごとも挑戦していくことを忘れない。そして、いつも初心を忘れない、オーディションを受けたことを忘れない。何ごともやってみないとわからないし、常に新たな気持ちで、これからも闘い続けます。

【インフォメーション】

NEO JAPONISM全国ツアー＜威風闘々＞ファイナル公演
日程：2022年2月19日（土）
会場：東京・Spotify O-EAST