ⓒ2021 Rayark Inc./「DEEMO THE MOVIE」製作委員会

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丹生明里(日向坂46)[イベントレポート]声優初挑戦への想いを語る「エンドロールで自分の名前が出てきた時は、思わずウルっときてしまいました」劇場版『DEEMO サクラノオト - あなたの奏でた音が、今も響く-』完成披露試写会より

劇場版『DEEMO サクラノオト - あなたの奏でた音が、今も響く-』の完成披露試写会が、本日1月25日(火)に都内で開催された。

上映前の舞台挨拶には、ボイスキャストを務めた竹達彩奈(アリス役)、丹生明里(日向坂46/仮面の少女役)、濱田岳(ミライ役)、イッセー尾形(くるみ割り役)、松下洸平(ハンス役)、藤咲淳一総監督、松下周平監督が登壇。さらに、ニューヨークにいる同じくボイスキャストを務めた渡辺直美(匂い袋役)からはビデオメッセージも到着し、会場は盛り上がりを見せた。

本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

脚本も手がけた藤咲総監督は、この人気ゲームの映画化を手がけるにあたってのテーマは“謎”と“音楽”だったと明かし、“アリスは何者? DEEMOは何者?という「謎」があったので、そこを面白くするために音楽の力を借りました”とふり返った。

ゲームシリーズからアリスの声を担当してきた竹達は“ゲームの中だとアリスしかしゃべらないので、独りぼっちの世界観が強かったんですけど、アニメになってミライやくるみ割りなど、新たなキャラクターに命が吹き込まれて、すごくにぎやかな世界になったなと感じました。このキャラクターたちのおかげで、アリスが年相応な可愛らしい子どもになっていて「そんな子どもらしいところあるんだ!?」と新鮮な気持ちで演じられました”と、ゲームとはまた違った新たな魅力を感じたと告白。

丹生と松下は、同作で長編アニメーション声優に初挑戦。丹生は“お話をいただいて「本当ですか!?」って信じられないくらい、ずっと憧れだったので嬉しかったです。エンドロールで自分の名前が出てきた時は、思わずウルっときてしまいました。映画館の中から自分の声が本当に聴こえるのかと思ったら、感極まりました”と感激を口にする。

そんな丹生に竹達は“すごく素敵でした! 初めてと思えないくらい、(イメージしていた)「仮面の少女」のまんまという感じで、これが初めてと聞いてびっくりしました”と称賛を送る。

松下は“ハンスという役にどう色をつけていくか? 言い方、強弱……ひと言、ひと言を監督と相談させていただきながらやらせていただき、楽しかったし、貴重な経験をさせていただきました”と充実した表情で語った。

濱田は猫のぬいぐるみに命を吹き込むということで、戸惑いもあったよう。“DEEMOの世界に住むぬいぐるみの悲哀……そんなこと考えたことがなかったので(苦笑)。動きも込みで表現するならまだ勝算もあったかもしれないけど、声ひとつでぬいぐるみの気持ち、個性を表現しないといけない……。声優というお仕事は本当に奥が深いなと勉強になりました”としみじみとふり返る。

イッセーも“声”だけでの表現について“どれだけ動いても、(観客には)観てもらえないんですね。しっちゃかめっちゃか、やみくもに動きながらアフレコしました。こんなに役に感情移入したことはなかったです。24時間、くるみ割りに向き合いました”とふり返った。

声優陣の演技はもちろん、やはり『DEEMO』と言えば音楽が大きな魅力。竹達は“木が成長するのが『DEEMO』では印象的ですが、劇場版でもそれはあって、成長していく段階で素敵な映像と曲が流れるので、ぜひチェックしてほしいです!”と“聴きどころ”をアピール。

丹生は“メロディだけでなく日常の音――足音まで聴こえてきて、360度音に包まれている感覚になります”と映画館ならではの“音響体験”の魅力を口にする。

濱田は“物語の途中で大きな「事件」があるんですが……”と謎に包まれたストーリーの一端に触れつつ、そこで流れる楽曲「Leviathan」の素晴らしさを強調。イッセーは“最後にみんなで曲を作るんですが、それがあなた方1人ひとりの胸に突き刺さるでしょう”と“予言”する。

自身も音楽活動をしている松下は、劇中のピアノについて言及。“ピアノの音色と記憶がリンクしていて、ピアノの音から思い出される景色や人……そういうものってすごく大事だと思います。僕も、ピアノを弾きながら懐かしい出来事を思い出したり、「あの頃の気持ちってどうだったかな?」と思う時に、その頃、弾いていた曲を弾くと一瞬でタイムスリップできたりします。音楽ってそういう存在だと思うし、(本作でも)音楽と記憶が絶妙にリンクしていると思いました”と熱く語った。

さらにこの日は、“匂い袋”の声を担当している、ニューヨークの渡辺直美からビデオメッセージが到着。アフレコでは監督と相談しながら匂い袋の優しく、可愛らしい声を作り上げるも“後半は、のどが限界を迎えました……(苦笑)”と苦労を述懐。映画について“世界観、映像がすごく素敵で、音楽もハンパなく最高に仕上がっています”と力強く魅力を伝えた。

“匂い袋”渡辺からのサプライズメッセージの最後に、“私の香りで落ち着いて〜”という劇中のセリフで呼びかけられた形となった竹達は“グッドスメルを感じました!”とニッコリ。映画の中で、匂い袋、ミライ、くるみ割りはユニットとなって登場しているが、濱田は3人組のシーンについて“僕が収録した時は、お2人の声が入った状態で、おかげですぐに映画の世界に入れました。お2人の力があってのミライだなと思います”と感謝。イッセーは、スクリーンを通じて初めて渡辺と“対面”し“声のように包容力のある方だなと思いました。試写を観て、ユニットの3人がウマく収まっていてよかったです”と笑顔を見せた。

最後にアニメーションを担当した松下監督は“音楽が素敵なので、ライヴを観る気分で観ていただけたら”と語り、藤咲総監督も“89分の優しい時間になると思いますので、ぜひ楽しんでください”と呼びかける。

竹達は“ゲームとはまた違った新たな作品として、キャスト、スタッフ一同、愛を込めて作りました。『DEEMO』は愛がギュッと詰まった作品ですので、優しさに包まれて素敵な時間を過ごしていただけると嬉しいです”と語り、温かい拍手に包まれて舞台挨拶は幕を閉じた。

劇場版『DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-』は、2月25日(金)公開。

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