西野七瀬ら出演 舞台<みんな我が子>上演決定! 「たくさんの“初めて”を楽しみながらやれるよう頑張りたい」

西野七瀬ら出演 舞台<みんな我が子>上演決定! 「たくさんの“初めて”を楽しみながらやれるよう頑張りたい」

西野七瀬ら出演 舞台<みんな我が子>上演決定! 「たくさんの“初めて”を楽しみながらやれるよう頑張りたい」

舞台<みんな我が子>が、5月10日(火)よりBunkamura シアターコクーン、6月3日(金)より森ノ宮ピロティホールにて上演されることが決定した。

『セールスマンの死』、『るつぼ』などを手掛けた20世紀を代表するアメリカの劇作家のアーサー・ミラーの代表作の1つとされる戯曲『みんな我が子』。幸せを掴むためのとある選択が、人生を狂わせ、家族を崩壊させる。アメリカの片田舎に暮らす家族と隣人、友人家族に起こるたった1日の物語を描いている。

近年では、2019年にロンドンのオールド・ヴィック・シアターで上演され、ナショナル・シアター・ライブで上映。同年に行なわれたブロードウェイでのリバイバル公演は、第73回『トニー賞』の“演劇リバイバル作品賞”を受賞するなど、初演から70年以上の時を経ても色褪せることなく、世界中で上演され続けている。

今回、演出を務めるのは、2020年にリモートながらも高い完成度で上演した<DWT vol.9『十二人の怒れる男』>から、2度目となるリンゼイ・ポズナー。

家族のためにただひたすらに生きる父ジョー・ケラー役には、<DWT vol.1『るつぼ』>から5作目の出演となり、舞台に留まらず、ドラマや映画と映像でも作品ごとに独特の存在感を放つ堤真一。

戦争から戻らない次男・ラリーの無事を信じ、家族を愛する母・ケイト役には、舞台、ドラマ、映像で女優としても活躍し、近年はアーティスト活動も再開させた伊藤蘭。

ケラー家の長男・クリス役には、2021年に長年活動してきたV6の解散という人生の大きな選択から、新たな俳優人生の第1歩として2年ぶりの舞台出演となる森田剛。

ラリーの婚約者・アン役には、本格的な舞台には劇団☆新感線の<月影花之丞大逆転>に続き、2作目となる西野七瀬。

アンの兄・ジョージ役には、シリアスからコメディまで多彩な役を演じ分ける大東駿介。

ケリー家の隣人のドクター・ジム役は、演出家・ポズナーが信頼を寄せる山崎一が務める。

コメント

[演出]リンゼイ・ポズナー:
アーサー・ミラーはおもに家族の物語を描いた偉大な劇作家です。『みんな我が子』は75年前の作品ですが、そのテーマは時代を超えて今の私たちに切実に響いてきます。

父と息子、夫と妻といった家族内での役割や関係性から、社会における責任までが描かれているのです。ある個人の犯した罪が、ひいては社会全体の腐敗や罪をもあぶり出し、人間の不完全さや脆さを浮き彫りにします。お客さまも自分のことを振り返り、考えることができる作品になるのではないかと思います。

『十二人の怒れる男』はリモートでの演出でしたが、非常に楽しく仕事ができました。今度は俳優のみなさんと直接話をしながら、同じ空間で創作のプロセスをともにできることをとても楽しみにしています。

堤真一:
アーサー・ミラーなら面白いに違いない、そう思って戯曲を読みましたが、こんなに難しい作品とは想像していませんでした。第二次大戦後のアメリカを舞台とした物語で、この父親の行為は、1947年の初演当時と現代とでは見方がまったく違って来るだろうと思います。“家族のためには仕方がなかった”という意見もあったであろう昔に比べ、今では絶対に許されない。それでも、この父親を単なる悪として表わすのはどうなのか。一昨年の舞台<十二人の怒れる男>をリモートで演出されたリンゼイ・ポズナーさんと、今回こそは稽古場で直に作品作りがしたいですし、存分に話し合って稽古を進めていきたいですね。とてもヘビーな挑戦になるだろうと思います。

許されないはずのことが、まかり通っている。それは今の社会にも感じることだし、自身の生き方と照らし合わせてドキッとする人もいるかもしれません。見えているのに見ようとしないものが世の中にはたくさんある、そう気づける作品にできたらいいなと思っています。

森田剛:
役者人生において大きく変わるタイミングに、この作品に出会えたことを嬉しく思っています。戯曲を読んで、家族だから許せることと許せないことがあり、近くにいるから見えるものと見えないものがある……そういったことに強く惹かれました。親子や兄弟だからこその複雑な心情を、稽古場で演出の方や共演の方々とじっくり話し合い、作品を立ち上げていければと思っています。文化や宗教などの違いはありますが、そこは意識することなく、同じ人間として、とても身近に感じられる話ではないかなと思います。

自分が思うこと、感じていることをはっきりと提示するのは苦手な方ではありますが、稽古ではそこをちゃんとやっていきたいですね。そうしてみなさんの話を聞き、演出を受けながら、崩したり、構築したりを楽しんでやっていきたい。最終的に、この家の息子に見えたらいいなとそれだけですね。楽しみに待っていていただけたらと思います。

西野七瀬:
まだ1度しか舞台経験がない中で、お話をいただいた時は、“私で大丈夫なのかな⁉︎”とかなり驚きました。機会があれば、またぜひ舞台をやりたいとは思っていたのですが、こんなにすごいお話をいただけるとは……。それでも、この作品をやることで絶対に多くを得られると思いましたし、私にと言ってくださったことがとても嬉しくて、挑戦したいなと思いました。

共演のみなさんも初めてご一緒させていただく方が多く、舞台で確かな実績を積まれて来られた方々の中に、私が入って“どうなるんだろう⁉︎”と想像のつかないことばかりですが、稽古場の空気にもできるだけ早く慣れたいですね。演出のポズナーさんはとても優しい方だとお聞きしているので、少しホッとしています(笑)。初の会話劇で、海外戯曲ももちろん初めて。たくさんの“初めて”を楽しみながらやれるよう、頑張りたいと思います。

大東駿介:
堤真一さんは、いつかステージをご一緒できたらとずっと夢見ていた大先輩です。森田剛さんは以前、<金閣寺>という舞台でご一緒して、多くを教わりました。森田さんのとてつもない集中力に痺れ、その背中に作品の核のような情景が見えた。あの体験は僕にとってすごく大切で、今の自分の基準になっていると感じますね。憧れのお2人とシアターコクーンの舞台に立てる、“こんな夢のようなことが!”と興奮しています。

僕は海外の戯曲も外国人の演出家も、特にイメージを持ってやることはないですが、よりスムーズに進めるために、自分の人となりや考えは早めに伝えておきたいなと思っています。今回、いい意味でしんどい芝居になるんじゃないかなと(笑)。僕、芝居の疲労感が大好きなんですよ。精神を集中させていくその時間が好きで、カンパニーのみなさんとそれを共有できるのが本当に楽しみですね。足を引っ張らないように頑張ります!

山崎一:
新年を迎えてすぐ、僕がプロデュースする『劇壇ガルバ』でアーサー・ミラーの<ザ・プライス>をやるんです。ここ数年、日本でもミラー作品の上演が本当に多くなりましたよね。世界的にも<セールスマンの死>などはしょっちゅう上演されていて、僕が思うに、ミラーは今の資本主義社会の崩壊を、70年以上も前に予兆した作家だからじゃないかと。

この<みんな我が子>は、人間は間違いを犯すけれど、その後にどういう行動を取るかが大切なんだな……と感じた作品です。この素晴らしいメンバーでやったら、きっと面白くなるだろうなと。そして<十二人の怒れる男>ではリモート演出だったリンゼイ・ポズナーさんが、今回は直に来てどういう演出をされるか。すごくワクワクしていますね。アーサー・ミラーの作品は、観終わった後に人生を感じさせ、さまざまなことを考えさせてくれます。その豊かな時間をぜひ劇場で体感していただきたいですね。

伊藤蘭:
時代背景も文化も違う物語の中で生きるのは、とても難しく乗り越えなければならない課題も多いですが、それだけやり甲斐のある舞台になると確信しています。今までいろいろな母親役を演じてきましたが、今回はより等身大で人間味のある母親のように思います。ただ一見普通に見える母でも抱えている問題はかなり根深いのかなと。堤真一さんとは初共演です。いつも若々しいイメージの堤さんが父親役と聞いて、とても新鮮に感じました。その役作りを間近で見られるのも楽しみです。

海外の演出家とのお仕事は、過去にイギリス人のエイドリアン・ノーブルさんとご一緒した機会がありました。その時に学んだこと、日々の稽古で得たことは今でも私の指針となることも多いので、今回もリンゼイさんとの貴重な経験を糧にできるよう心して稽古に臨みたいと思います。

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