SharLie×164［対談］7人の新星とボカロPが語り合うグループの無限の可能性「どのライブも勝ち取る気持ちでやれている」「もう後戻りはできないっていう覚悟を感じたので感動した」

「A little something」は、お母さんを思い浮かべて歌っていました（美凪）
“明日死んでも後悔ない”っていうくらいの気持ちでステージに立っている（佐藤）

――1st EP『Re:||Action』には164さんが「Answer song」と「A little something」の2曲を提供していますが、それぞれどんなイメージで書いた曲なのでしょうか？

164：
「Answer song」はまだメンバーが決まる前に書いた曲なんです。オーディションの合宿の時に歌ってくれて。それで「Answer song」のレコーディングの時に、そらちゃんが“お母さんが、すごくいい曲をいただいたねって喜んでいたんですよ”っていう話をしてくれたんです。その時に“お母さん、お父さんのことを曲に書こう”って思ったんですよね。自分も親なので、実体験を交えて書けるんじゃないかなって。それでできたのが「A little something」。

――メンバーの何気ない発言がフィードバックされた曲なんですね。

164：
そうなんです。「A little something」は“ささやかな物、贈り物”というような意味なんですが……あれ、この話、誰かにしました？

一同：
初めてです（口々に）。

164：
そういう意味なんですよ。

――メンバーのみなさんは「Answer song」と「A little something」にどんな印象をお持ちですか？

斉藤：
「Answer song」はオーディションの時の曲なので、アイドルになるまでの過程を書いてくださった曲だというのが、メンバーの共通認識ですね。新曲はどう？

有桜：
まだステージで歌ったことがないんですけど、SharLieがステージで歌っているのが想像できるすごくいい曲だと思います。

斉藤：
今、両親のことを歌った曲だと聞いて、すごくしっくりきました。

佐藤：
実家に帰りたくなります（笑）。

夢野：
歌うたびに親に会いたいなって思います。親のありがたみを感じる曲ですね。

美凪：
レコーディングの時、お母さんを思い浮かべて歌っていました。

――みなさんのご家族にとっても大事な曲になるかもしれませんね。

斉藤：
そうなってほしいです。

楠：
絶対そうなるよ！

――164さんから見たSharLieの魅力はどんなところでしょうか？

164：
先日、有楽町でライブがあって、初めて観に行ったんです。最初にもちょっと言いましたけど、本当に稀に背水の陣を感じるアーティストっているんです。“もう後戻りはできない”っていう覚悟を持ってやっているかいないか。彼女たちにはそれを感じたので、すごく感動しましたね。

一同：
嬉しいです！　ありがとうございます！（口々に）

瀧澤：
2曲とも、曲をいただいた時にすごく感動したんです。それを7人の中で留めておくのは、すごくもったいないから、聴いてくださる方にも同じような感動を味わってもらいたいってずっと思っています。それを伝えるのは私たちの役割なので、ここから先、“164さんの作った曲はすごいんです！”ってことを、私たちのパフォーマンスで伝えていけたらいいなと思います。

――164さんが、今後彼女たちに期待することは何でしょうか？

164：
これも先日ライブを観て感じたことなんですけど……後半ちょっとバテていたんで、そこは改善してほしいと思いつつ、もう1コ上のステージへ早く行かないとダメなんじゃないかって思ったんですよ。SharLieには明らかにオーラがあった。パフォーマンスのキレが全然違ったし、“何かが違う！”って思わせるものがあったんで、きっと彼女たちが立つべきステージは、もう1コ上なんです。まずはそこに早く行けるといいですよね。

一同：
嬉しいです！　ありがとうございます！　頑張ります！（口々に）

――SharLieが持っているポテンシャルに合う場所があるはずだと。

164：
そうですね。

楠：
嬉しいね。

美凪：
嬉しい！

――オーラという話が出ましたが、それはオーディションの時から感じていましたか？

164：
もちろんです。ただ、オーディションに参加していた子はみんなそれがありました。本当に覚悟を感じたので。目の前のお客さんに向けて一生懸命やることがなにより重要だと思ってて。SharLieにはそれを感じました。

――みなさんはどんな気持ちでステージに立っていますか？

楠：
毎回、出番の前に円陣を組んで、その日注意することを1人ずつ言うんです。

斉藤：
SharLieの円陣は、たぶんいかついです（笑）。

美凪：
野球部みたいな声で“おりゃ、行くぞぃ”みたいな感じです（笑）。

瀧澤：
聖奈ちゃんが円陣で毎回“今日も勝ちにいきたいです”って言うんですよ。その一言で、みんなの気持ちが引き締まるし、どのライブも勝ち取る気持ちでやれているので……ライブは戦うものじゃないのかもしれないけど。

美凪：
聖奈ちゃんは、対バンがいないライブでもそう言うんですよ。だから、自分たちの中で勝つか負けるかってことだと思います。

夢野：
“昨日の自分に勝つ”みたいなことだよね。

瀧澤：
だから、そういう部分では意志の統一が取れていると思います。

有桜：
ほぼ毎週末ライブがあるんですけど、いい意味で慣れていくことがなく、よい緊張感があるんです。それがよいステージにつながっているんじゃないかと思います。

佐藤：
全員ステージに賭けていると思うし、私は“明日死んでも後悔ない”っていうくらいの気持ちでいるんです。その日のライブは、その日にしかできないから……そんな気持ちでライブをやっています。明日もステージに立てる保証なんてないんだし。

斉藤：
2度とステージに立てないかもっていうのは、みんな共通して思っているんじゃないかな。やっぱり私たちのことを覚えてもらいたいし、もしかしたら、そのお客さんは、私たちのライブをその時だけしか観れないかもしれないし。だとしたら、やっぱり必死にやるべきだし、ペース配分とか、逆にできないですよね。そのくらいの熱量を持ってみんなライブをやっていると思うし、賭けている気持ちもそれぞれにあると思います。

夢野：
今の話だと、私たち、めっちゃ苦しんでライブをやっているみたいですけど（笑）、そんなことはなくて、ライブは心から楽しんでやっているので、その楽しさがお客さんにも伝わるといいなと思っています。私はそういう意識でライブをやっています。

――ライブに対する考え方を7人で話し合ったりはしましたか？

美凪：
話し合うというわけじゃないですけど、“全力を出そう”っていう意識は自然と共有していると思います。

斉藤：
1曲ごとに“こういうイメージでパフォーマンスしたいよね”って、練習の時に話し合うんですけど、でも、“死ぬ気でやろうぜ！”みたいにはならないよね？

一同：
ならないならない（爆笑）。

美凪：
そこはみんな言わなくてもわかってる。みんながどれだけSharLieに賭けているかわかっているから、自分も同じ気持ちでやりたいです。

斉藤：
みんなそういう気持ちを持っているっていうのは、一緒にいると感じます。

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