【連載】26時のマスカレイド 江嶋綾恵梨「最後は泡が綺麗にできたので嬉しかったです」複数の人にお茶をもてなす編26時のマスカレイド 江嶋綾恵梨「えじのお茶会体験記〜大和撫子になっちゃうよ？〜」第2回

自分にわかりやすいように置き換えてやってみました

――今回は何が難しかったですか？

江嶋：
前回体験したのが3ヵ月以上前だったので、いろいろとうろ覚えで。最初から復習していただいて、さらに今日は計6回もお茶を点てたので先生に聞かなくても少しわかるようになったんですけど、帛紗でお清めする動作などがごちゃごちゃになってしまって。だから、自分なりに覚えようと思ってめっちゃ声に出してました。

――そうは言いつつ、前回印象的だったことはいくつか覚えていましたよね。さすがだなと。

江嶋：
そうですね。前回は帛紗のさばき方がよくわからなくなってしまったんですけど、今日は最後の方はサササッとできるようになってきて、帛紗を畳む“畳み帛紗”はできるようになったと思います。でも、帛紗をしごくように扱う“こき帛紗”は難しいですね。どのタイミングでどちらの帛紗の扱い方にすればいいのかがごちゃごちゃになってしまって。

――最終的にはダンスのフォーメーションのように覚えていましたよね？

江嶋：
それがいいか悪いかわからないですけど、自分にわかりやすいように置き換えてやってみました。

――なぜこの動作をやるべきなのかということが理解できるとスムーズにできそうですよね。

江嶋：
そうですね。これがここにあると次の動作に支障があるから片づけてとか、考えながらやるといいんですよね。あとはやっぱりお茶菓子が美味しくて幸せです（笑）。今日は脳をフル回転させていたので、今糖分を欲してますね（笑）。

――江嶋さん、お茶菓子をいただく時はいい表情していましたからね（笑）。では、ここで先生にもひと言いただきましょうか。

先生：
お茶は流れが大事ですが、江嶋さんは流れを声に出しながらやってくださったじゃないですか。あれはよかったですね。しゃべりながらでもいいですし、本当に点てなくてもちょっとエアで点ててみたり、とにかくやればやるほど動きが身体に入ってくると思います。例えばご自宅でやっていただくと、わからないところがより明確になるかなと。いつもこの辺りがぐちゃっとなってしまうとか、そこを今度は重点的にやればスムーズな流れになると思います。

江嶋：
何度も点てて、最後は泡が綺麗にできたので嬉しかったです。前回、先生が流れを書いた資料をくださったので、あとはあれを見ながら……。

先生：
そうですね。細かいところは資料の中に全部収まっていなかったりするので、そこがもしかしたら少し難しいかもしれないですけど。でも、今日は本当にたくさんお茶を点てましね。お疲れさまでした！

江嶋：
ありがとうございます！　メンバーには“お茶やってるね！”ぐらいしか言われてないですけど（笑）、きちんとみんなにお茶を出せるようになるまで頑張ります！

ポスト