©2022『とんび』製作委員会

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大島優子、映画『とんび』出演決定! 「阿部寛さんにはどこまでも着いて行きたくなります」

大島優子が、2022年に全国にて上映される映画『とんび』に出演することが決定した。

重松清のベストセラー小説を初映画化した同作は、新たな“とんびと鷹”で贈る、いつの世も変わることのない親子の不滅の絆を描く“家族の物語”となっている。

監督は、多くの深遠な物語をエンタテインメントとして昇華させてきた『64-ロクヨン-』『糸』などを手掛けた瀬々敬久。

主人公の父・ヤス役には、『テルマエ・ロマエ』『下町ロケット』といったヒット作品で、圧巻の表現力と存在感を放つ阿部寛。ヤスの息子・アキラ役は、『君の膵臓をたべたい』『東京リベンジャーズ』に出演した北村匠海が務める。

今回、そんな2人の親子を家族同然に支えつつ、同作の世界を創り上げる追加キャストを一挙解禁。

ヤスの姉貴分でアキラを我が子のように可愛いがる小料理屋「夕なぎ」の女将・たえ子役には薬師丸ひろ子、出版社に勤める編集者でアキラの婚約者・由美役に杏、ヤスの幼なじみで薬師院の跡取り息子・照雲役に安田顕、照雲の妻・幸恵役に大島優子、ヤスの妻でアキラの母・美佐子役に麻生久美子、薬師院住職で照雲の父・海雲役に麿赤兒が決定。

また、濱田岳、宇梶剛士、田中哲司、豊原功補、嶋田久作、村上淳、尾美としのり、吉岡睦雄、宇野祥平、木竜麻生らも集結し、笑いあり涙ありの心震える感動のストーリーを紡ぐ。

コメント

薬師丸ひろ子:
『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の瀬々監督と再びご一緒させていただけることに心踊りました。そして偶然にも『8年越し』と同じく岡山でのロケ! 街のみなさま、フィルムコミッションのみなさまの多大なご協力のもと、温かく優しい気持ちに包まれながらロケに参加しました。ヤスさん、アキラ親子を見つめるたえ子の佇まいは、街の雰囲気が自然に作り上げてくれました。阿部さんとの共演も久しぶり、多彩な表情を見せるヤスさんを魅力的に作り上げていらっしゃいましたが、そんな中でも阿部さんが考案するコメディ部分が大好きです。ぜひ、ご覧ください。

杏:
大好きな重松さんの原作で瀬々監督と伺って、ぜひ出演させていただきたいと思いました。私が演じたのは、自分が幼児だった頃の時代、勢いがある色濃い時代の都会の女性。懐かしい衣装やメイクがとても新鮮でした。東京で生まれ育ち、備後の荒々しい海によく似た豪気な方々の勢いに気圧されながらも、どこか憧れと郷愁を感じ、惹かれていく気持ちは、実際の場所に行けたことでより身近に感じられました。阿部さんとは以前共演させていただいたこともあり、とても気さくに話しかけてくださって嬉しかったです。北村さんとは割と年齢が離れているので、最初夫婦と聞いて驚きましたが、とても落ち着かれていて安心感がありました。完成した作品を観て、時代を超えて何度もぶつかり合い、支え合い、交差し合う人間の愛のドラマに、何度も涙が流れました。昭和というパワフルで彩り豊かな時代、今は少なくなってしまった人の距離感があります。人は1人ではない、多角的に関わり合って人生があるのだと思わされる作品です。

安田顕:
憧れの瀬々組、敬愛する阿部寛さんとご一緒できる喜びで小躍りしました。そして、重松清さんの描かれるさまざまな家族の形の一部として現場に参加できたことに、心より感謝申し上げます。阿部寛さんはじめ、諸先輩のキャストのみなさま、同世代の方々、北村匠海さんはじめ、若いキャストの力、諸々入り混じる毎日が刺激的で嬉しい撮影の日々でした。『とんび』という作品に流れる時代を超えた普遍的な人間讃歌、父と息子の絆、家族愛。人と人との触れ合いが持つエネルギーが映画全編に溢れています。老若男女、すべての人に捧げる作品だと思います。ぜひ、ご覧ください。

大島優子:
まず、瀬々さんの作品にまたお声をかけていただいたこと、1度よりも2度の喜びは倍となり押し寄せました。ヤスさんとアキラを支える家族の一員、幸恵おばちゃんとしてアキラが成長していく姿に一喜一憂し、我が子のように見守らせていただく日々を過ごさせていただきました。そしてヤスさんの人情味には信じられるものが映っていて、阿部寛さんにはどこまでも着いて行きたくなります。いつもこうして撮影を振り返る時に、現場ごとに色が見えながら言葉を選ぶのですが、『とんび』の現場は心の底からじんわり温まるような夕陽の色です。観てくださったみなさんが温かくなる作品になることだと思います。

瀬々敬久監督:
重松清さんの原作『とんび』には強い物語があると思います。主人公・ヤスを中心にしながらも脇役たちの抱えている物語が、どれも濃厚で人の心を惹きつけます。誰を主人公にしても一編の映画ができるのではないかと思えます。そうした人々を魅力的な方たちが集まって演じてくれました。薬師丸ひろ子さんは人生の苛烈さを颯爽と背負い投げするような見事な1本の存在感です。杏さんは働く女性のバイタリティを優しさに包んでプレゼントしてくれました。安田顕さんは独自のペーソス(哀愁)の中に男の侘び寂びが滲み出ています。大島優子さんは常に明るく可憐に映画の屋台骨を支えてくれました。そして、麻生久美子さんの透明感が映画の時間を永遠にしてくれます。麿赤兒さんのセリフ“ヤス、海になれ”はまさに父と子の映画のテーマであり、必見の見どころです。ほかにも、一瞬の出番と思われる場面に素晴らしい方たちが出てきます。自分で言うのもなんですが、今回の『とんび』間違いなしに面白いです。

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