撮影:kenta sotobatyashi

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BiS[ライブレポート]初バンド編成で挑んだ東北ツアー完遂! ロックレジェンドとともに熱狂パフォーマンス「これからももっともっともっともっともっと一緒に走っていきたいです」

BiSが、7月30日(土)により岩手・MIYAKO KLUB COUNTER ACTIONにて<ARABAKI×BiS GiP! -GREAT iDOL PURRiTANS->のファイナル公演を開催した。同ツアーは、7月22日より東北4ヵ所にて実施し、<ARABAKI ROCK FEST. 20×21th>にて初披露予定だったヒダカトオル(THE STARBEMS)がギター、津田紀昭(KEMURI/THE REDEMPTION)がベース、RONZI(BRAHMAN/OAU)がドラムを担当する『ARABAKI 20th CENTURY STUPiD BOYS』がバックバンドとして参加。第3期BiS初のバンド編成で各地を熱く盛り上げた。本記事では、同ファイナル公演のオフィシャルレポートをお届けする。

<ARABAKI×BiS GiP! -GREAT iDOL PURRiTANS->ファイナル公演(岩手・MIYAKO KLUB COUNTER ACTION/2021年7月30日)

会場BGMが止まると、大きな拍手の中からヒダカトオルを先頭にRONZI、津田紀昭とステージに登場すると、会場の熱気が急上昇する。

ヒダカトオルの“今日からこの3人がBiSです。それくらいの盛り上がりじゃ本物のBiSは見れないんですよ。お前ら、本当にBiSが観たいのか。お前たちは本当に研究員(BiSファンの総称)なのか。BiSが見たいですか。それでは、4人を呼びましょう”と会場を煽り、さらに大きな拍手が巻き起こると、BiSメンバーが登場した。

ドラムのカウントが響き、「LET'S GO どうも」からライブはスタート。生バンドの体の芯にくる音圧と、笑顔でステージを駆け回るBiSに感化され、研究員(ファン総称)もライブの冒頭よりアクセル全開でふかしていく。

曲が終わると、“仙台のみなさん、初めまして。私たち新生アイドル研究会BiSです。そして、一緒に盛り上がってくれるバンドメンバーは……”とバンドメンバーにマイクを向け、バンドメンバーがそれぞれ自己紹介を行なった。そして、轟音が会場にこだまし、第3期BiSの代名詞といえる「STUPiD」へとなだれ込む。

ライブ序盤は、「STUPiD」「DESTROY」とBiSの代名詞といえる超攻撃的アンサンブルで攻勢を仕掛けた。

撮影:kenta sotobatyashi
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撮影:kenta sotobatyashi

そこから一転して、研究員の人気が高い「this is not a love song」ではメロウなロックサウンドで情緒的な空間へ変貌させ、続く「LOVELY LOVELY」では、生バンドの力強くも温かい演奏と会場全体で“子猫ちゃん”を模した振り付けがシンクロし、仙台GIGSに多幸感が広がっていく。

ライブ中盤に差し掛かり、チャントモンキーが“次やる曲は、第1期BiSの「BiSimulation」です。なんでやるのかと言うとヒダカさんが作った曲だからです”と話し、ステージでヒダカトオルとの和やかなトークを展開すると会場は笑みが溢れた。

「BiSimulation」は、現BiSが新たに振り付けを行ない、研究員ととともに拳を突き上げ、熱くパフォーマンス。熱唱後には、ヒダカトオルより“この曲はあげるよ”と楽曲提供制作者からのお墨付きをもらう場面も。なお、第3期BiSが過去のBiSの楽曲をパフォーマンスするのは初めてのことであり、BiSに新たな歴史が加わった瞬間であった。

ここからライブ終盤に向け、改めてのバンド紹介を挟みつつ、ミドルテンポな楽曲でエモーショナルな展開を見せていく。

ここで、トギーが“次にやる曲が最後なんですが、津田さんが第1期BiSの時に書いてくださった曲です。「MURA-MURA」って曲なんですけど、スカパンクでノリ方があるんですよね。津田さん、教えてください”とMCすると、津田紀昭は照れながらもツーステップをステージ上で披露した。楽曲が始まると、研究員も思い思いにツーステップで体を揺らし、BiS流のスカパンクを身体全身で楽しんだ。

締めには、RONZI考案の曲締めパフォーマンスをBiSとともに行ない、本編を終えた。

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撮影:kenta sotobatyashi

大きな拍手が収まらない中、アンコールに応え、BiSとバンドメンバーがステージに再登場すると、会場のボルテージが更に高まる。

チャントモンキーがメンバーにここまでの感想を尋ねていると、ヒダカトオルより“バンド、一緒にやろうぜ!”と提案があり、メンバーも“これからバンドでやっちゃおう”と盛り上がる。

続いて、チャントモンキーは、“なぜ今日バンドとBiSでできているのかというと、<アラバキロックフェス>があったからなんです。東北の宮城の<アラバキロックフェス>というフェスで、BiSは2021年の<アラバキ>にこのメンバーで呼んでいただいていたんですけど、<アラバキ>に出演が決まりましたってなった時は、衝撃すぎてみんなで叫んじゃって。嬉しいのと緊張でいろいろな感情になって。<アラバキ>は中止になってしまったんですけど、<アラバキ>の方々の協力のおかげで同じメンバーで東北ツアーを回れています。<アラバキ>に出ている先輩方、バンドの方々のライブを見たんですけど、すっごいカッコよくて、言葉が出なくなるくらい感動して。こんなライブがやりたいって思いました。私たちはまだまだなので、もっともっともっともっとパワーアップして、来年の<アラバキ>にこのメンバーで出たいし、出るだけじゃなくて、私がすっごい心が動いたようなライブを、研究員と、まだBiSを知らない人に届けたいって思いました。それが今のBiSの目標です。研究員とこれからももっともっともっともっともっと一緒に走っていきたいです。またこのメンバーで絶対にここ仙台でライブしたいって思います。今日は来てくれて本当にありがとうございました。今日は最後まで楽しんでいってください。また会いましょう。「COLD CAKE」”と話し、アンコールパフォーマンスに突入。

そのままの勢いで「BiS-どうやらゾンビのおでまし-」、ラストには「CURTAiN CALL」で第3期BiS初となるバンド編成でのライブの幕を閉じた。

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撮影:kenta sotobatyashi

<ARABAKI×BiS GiP! -GREAT iDOL PURRiTANS->ファイナル公演

日程:2021年7月30日(土)
会場:岩手・MIYAKO KLUB COUNTER ACTIONにて

1.LET'S GO どうも
2.STUPiD
3.DESTROY
4.this is not a love song
5.LOVELY LOVELY
6.BASKET BOX
7.テレフォン
8.BiSimulation
9.HiDE iN SEW
10.kAsAbutA
11.GETTiNG LOST
12.つよがりさん
13.teacher teacher teacher
14.I WANT TO DiE!!!!!
15.MURA-MURA
EN1.COLD CAKE
EN2.BiS-どうやらゾンビのおでまし-
EN3.CURTAiN CALL

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