映画『ずっと独身でいるつもり?』(©2021日活)

映画『ずっと独身でいるつもり?』(©2021日活)

田中みな実、映画初主演決定「このタイミングでお話をいただけたことに大きな意味を感じました」

田中みな実が初主演を務める映画『ずっと独身でいるつもり?』が、2021年11月19日(金)に公開されることが決定した。

おかざき真里原作の同作は、10年前に執筆した“女性の人生における幸せの価値を赤裸々に描いたエッセイ”が異例のヒットとなり、一躍有名作家となった本田まみが“自分にとっての幸せの形”を見つけ出す姿を描く作品。

同作にて、田中は、やりがいある仕事や好きなものに囲まれる暮らしに充足感を得ながらも、周囲の雑音に傷つき、苦しみ、揺れる30代の独身女性を等身大で演じる。

監督は、2015年に若手映画作家育成プロジェクト(ndjc)に選出され、短編映画をセルフリメイクした『おいしい家族』(2019年)などで知られるふくだももこ。監督として『君が世界のはじまり』(2020年)、ドラマ『深夜のダメ恋図鑑』(2018年/テレビ朝日)、『カカフカカ』(2019年/MBS)など幅広く活動し、2016年に『えん』で第40回すばる文学賞佳作を受賞するなど、小説家としても作品の発表を続けている。また、『ずっと独身でいるつもり?』が自身の出産後初の監督作品となる。

今回、映画化決定情報に加えて、ティーザービジュアルと超特報も公開された。

コメント

主演・田中みな実(本田まみ役):
この作品は結婚できない女の話ではありません。結婚しないで生きていくと決めた女の話でもありません。30代。結婚しているとかいないとか、子供がいるいないで何かと判断をされることがありますが、それって本当に大切なことでしょうか? 結婚している女は幸せで、していない女は不幸せ?

自身も30代半ばに差し掛かり、このタイミングでお話をいただけたことに大きな意味を感じました。

主人公の本田まみ(36)に共感するところが多かったわけではありませんが、仕事がウマくいかない時、ふと結婚を逃げ道として浮かべた過去は確かにあったなと振り返りました。

主演だからと気負うことなく自由に演じることができたのは、ふくだ監督はじめ現場のみなさんが作ってくださった温かで柔らかな空気感のおかげです。

自分にとっての幸せは何か。あらゆる雑音を排除し、前向きに考えるきっかけになれば幸いです。

監督・ふくだももこ:
みんなズルくて、寂しくて、他人を羨んで、自分を好きになりたくて、必死で。

田中みな実さん演じる本田まみをはじめ、私は映画に出てくる女性たちが大好きです。

あなたにとってこの映画が“最高の女ともだち”のような存在になってくれたら嬉しいです。

原作・おかざき真里:
映画は漫画とはかなり内容が違います。

けれど観た人の背中をそっと押すものでありますように。

観たあと少し元気が出ますように。

そして漫画にも、少し内容の違う原案のエッセイが存在します。

人に寄り添う真摯な文章を書く人の作品です。

これを機に、1人でも多くの方が雨宮まみさんの本を手に取りますように。

サバンナで生きる人たちのオアシスになりますように。

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