【レポート】ゑんら、解散か累計1万枚売上達成か…1周年記念ライブで掲げた決意

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後半戦ではアコースティックVer.での楽曲披露へ。ゑんら独特の世界観に疾走感が混ざった「キミノセイ」、「呪いの飴」が連続で披露された。アコースティックVer.ゆえに際立っていた3人の美しい歌声に観客は魅了されていた。

ここで以前から告知されていた、重大発表がなされた。

まずは「さよならを教えて」「リンネ転生」のカラオケDAMへの追加(3/28より）、「KEMURI」「さよならを教えて」のJOYSOUND・デンモクへの追加（3/2より）、そして初の全国盤流通シングル「妖怪ディスコ」を4月24日リリースすることと、MVの公開。

最後に、シングル「妖怪ディスコ」が7月24日まで累計売上枚数1万枚を達成できるかどうかで明暗が分かれる。達成できれば単独ツアー開催、ファイナルは新宿BLAZEでライブ開催。ミッションが達成できなればゑんらはグループ解散となる。

グループ解散をかけた体当たりとも言える目標に、観客からは驚愕と困惑が混ざった声が上がっていた。そんな観客の反応を見ながら、代表して木乃伊みさとがコメントを残した。

木乃伊みさと「メンバーみんなですごく考えて、1万枚売るというこの目標を掲げました。成功すればツアーを開催、失敗したら解散と掲げていますが、私たちは正直、解散するつもりはないです。なぜなら1万枚売り切るからです。そのためにはご協力が確実に必要になってくると思います。これからグループをもっと大きくしていかなきゃいけない。だから頑張るね。解散するかもしれないというリスクを負ってでも、この決意をすることができて嬉しいです。ぜひみなさん応援よろしくお願いします。」

涙ながらの決意表明だ。

公開されたMVを全員で見た後、ゑんらはその場で実際に「妖怪ディスコ」を披露。パワフルな歌声を出しつつ、タイトルの通り”ディスコ”のようにリズム良く踊っていった。本編ラストは激しさと楽しさが同居したキラーチューン「アンバランス」を披露し、本編を終えた。

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すぐにアンコールが沸き起こり、それに合わせてメンバーそれぞれのインタビュー映像が流れた。「一年の活動を通して思うこと」、「これから挑戦したいこと」、「あなたにとってゑんらとは？」というテーマに対して、木乃伊みさとは「強い一年になれた」、「アニソンを歌い、声優などをやってみたい」、滝口きららは「人として成長できた」、「作詞などを積極的にやっていきたい、主演舞台をやりたい」、滝口ひかりは「ミュージカルをやってみたい」、「ゑんらは青春」などと答えた。

その後、メンバーが再登場。1周年記念単独公演のラストは「リンネ転生」を披露した。ビート音が強く、迫力のあるナンバーを3人はパワフルに歌唱していく。そして観客も大きく手を振り、会場はボルテージ最高潮となった。こうして熱狂のライブは大成功で終了した。

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マネジメントのほとんどを自身で行なっている、ゑんら。今後は4月24日リリースのシングル「妖怪ディスコ」を持って、各地でイベントを開催していく予定だ。そして3ヶ月で1万枚販売という、ハードルの高いミッションをクリアすることができるのか。

”煙の様に変幻自在で枠に囚われないアイドル”のゑんら。その発想と仕掛けはアイドル業界でも稀だ。彼女たちの未来はどうなっていくのか。そしてファンは三位一体以上の団結を作り、解散という危機を回避することができるのか。今後もその展開に期待しよう。

取材・文：石山喜将、ゑんら運営
編集：Pop'n'Roll編集部