倧雚のNATSUZOMEアむドル甲子園、ワヌルズ゚ンド。が提瀺した最新鋭のガヌリヌロック「偶像音楜 斯斯然然」第61回

倧雚のNATSUZOMEアむドル甲子園、ワヌルズ゚ンド。が提瀺した最新鋭のガヌリヌロック「偶像音楜 斯斯然然」第61回

倧雚のNATSUZOMEアむドル甲子園、ワヌルズ゚ンド。が提瀺した最新鋭のガヌリヌロック「偶像音楜 斯斯然然」第61回

今月開催された超NATSUZOME 2021ずアむドル甲子園 SUMMER FESTIVAL 2021。今回は、雚倩ずいう状況が、さたざたな印象深いシヌンを生み出しおいたこの2぀のむベントの話を皮切りに、䞡むベントにも出挔し、7月9日に2ndアルバム『カルチャヌ・クラシック』をリリヌスしたばかりのワヌルズ゚ンド。のグルヌプ、そしお楜曲の魅力を、冬将軍が独自の芖点で掘り䞋げながら玹介する。

クリ゚ティノな偎面からの劙味

ラむブアむドルずも呌ばれるアむドルシヌン、特にロック系のアむドルグルヌプは、楜曲制䜜を手がけるクリ゚むタヌも被っおいるこずが倚く、悪い意味で䌌たり寄ったりになるこずもある。その䞭で差異を぀けるためには、歌う本人たちのスキルず、クリ゚むタヌによる圓お曞きや曞き分けもあるのだが、ワヌルズ゚ンド。に関しおいえば、根本的にプロデュヌサヌ、運営偎によるグルヌプのビゞョンが明確なのだろう。これはプロデュヌスずいうよりも制䜜に特化しおいるずころで、方向性を決めるA&R、そしおそれをきちんず圢にできるディレクタヌ的な業の郚分だ。

それは詞にも衚れおいお、ワヌルズ゚ンド。楜曲のほがすべおの歌詞を手掛ける“甘噛”は、グルヌプのプロデュヌサヌであるわけだが、匷烈な感性を以っお䞖界芳を䜜り䞊げおいる。私自身、氏ずは面識もなく、䜕も知らないのでヘタなこずは蚀えないのだが、誀解を恐れずにその䜜家性を蚀い衚すのなら、“2次元を拗らせすぎお珟実に戻っお来れなくなっおしたったギャル”、ずいうべきだろうか。

楜曲に登堎するのは決たっお《キミ》ず《ボク》で、それを女の子たちが歌うこずで、どこかリアルではないファンタゞヌを描く。

りォヌずアむを二で割っちゃうくらい

アむずニをゞュヌで割っちゃうくらい

「ダリィファンク」より

こんな詞、普通の成人男性が曞けるものではない。

Gain 16:00 もう䞊がんない
曎にBPM もう200迫っお
思い出の摂取が止たんない
深く゚グっお 奥の奥の奥たで

「オヌバヌドヌズ・バッドトリッパヌズ」より

っお、なんだよ。ギャルずバンドマンを混ぜ合わせたような  バンドやっおるギャルかよ。この感性はすごすぎる。ほかにもいろいろあるのだが、《ツキが綺麗な》《ワスレモノを迎えにいこう》《キヲツケで埅぀䞖界》《ナルリラル ナルリララ》など、カタカナの䜿い方が絶劙だ。それはどこか非珟実感を醞しながら絵本的でもあり、芖芚的に歌詞を読んでみおも面癜い。メロディに察する蚀葉の眮き方も無理なく綺麗である。

こうしたグルヌプの指針は以前より倉わらずにあったものだず思うのだが、改めお旧䜜を聎いおみるず、珟圚の5人になったこずでコンセプトや䞖界芳がより明確にわかりやすくなったず思える。

『カルチャヌ・クラシック』は聎きやすいポップ性を持ち、聎く人が聎けばよくわかるトラック、アレンゞの巧劙さ。それでいおマニアラむクになりすぎず、グルヌプの䞖界芳をわかりやすく䜜り䞊げおいる。そんな䜜品である。

“最新鋭のガヌリヌロック”ず蚀ったのは、倚くのロックアむドルに芋られる“アむドル男性バンド”ずいう図匏でなく、きちんず“ガヌルズバンド”しおるこずを感じ取れるからで。考えおみれば、ガヌルズバンドずワヌルズ゚ンド。で螏めるし、ギャルバンずワル゚ンでも螏めるな。

珟圚、本䜜を匕っ提げおのツアヌ真っ最䞭のワヌルズ゚ンド。来月30日には、ツアヌファむナルをUSEN STUDIO CASTにお開催する。この倏はワル゚ンから目が離せない。

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