透色ドロップ［ライブレポート］”過去と未来が交わり合う瞬間”を魅せた＜1st Birthday Live Tour『限りなく透明に近い東阪ツアー 東』＞

今年4月に新メンバー5名が加入し第二章を始動、6月で結成1周年を迎えた透色ドロップ。東阪2ヵ所での開催となった記念ツアーは、外出が難しい人のためにYouTubeで無料ライブ配信も行なった。

「Overture」に乗せてメンバーが登場すると、「ネバーランドじゃない」からライブがスタート。イントロに乗せて、“今日は1曲目からみなさんでお祝いしていきましょう！”と結成時からのメンバー・見並里穂が嬉しそうに叫ぶ。2曲目の「キュンと。」と2曲続けて可愛らしさを魅せた後、“もっと盛り上がれー！”の声とともに「桃郷事変」へ。曲ごとにグループの表情が変わるのも透色ドロップの特徴だ。

ツイート

MCでは、「Twitterトレンドチャレンジ企画」と題して、“#限りなく透明に近い”のハッシュタグのトレンド入りを目指して撮影タイムが設け、メンバー自らも撮影。また、緊急事態宣言中でのライブ開催だったこともあり、関係各所やファンへの感謝を伝える場面も。

続いて、「孤独とタイヨウ」「アンサー」「君が描く未来予想図に僕が居なくても」とメッセージ性の強い3曲を終えるとメンバー全員ステージから下がった。

オリジナルBGMが流れ、橘花みなみが「わたしたちの原点」というデビュー時の衣装で登場。「ユラリソラ」「≒」の新旧曲を披露。このツアーのコンセプトである“あなたの知ってる透色ドロップと、知らない透色ドロップが交わり合う瞬間”を実現したメンバーは、ツアーのキービジュアル全文を1人ずつ伝えていった後、“透色ドロップの原点である初期衣装を新体制の透色ドロップが着てパフォーマンスすることが、これまでの過去も、これからの未来も、透色ドロップの全部が混ざり合う瞬間です。それに私たちは全力で向き合います”と見並がコメントし、グループ始まりの曲「やさしさのバトン」から「君色クラゲ」「ぐるぐるカタツムリ」へ。

“7人をアイドルにしてくれて本当にありがとう！”と新メンバーの佐倉なぎが感謝を伝え、最新曲「きみは六等星」で本編が終了した。

ツイート

アンコールでは、「ネバーランドじゃない」「アンサー」を再び披露。衣装が変わるだけで同じ曲も感じ方が変わる“新旧が交わり合う瞬間”を実感したライブとなった。

最後にメンバー全員から今とこれからの想いを伝えていく。

天川美空：
自分にアイドルとして何が必要なのかまだわかってないのでこれから見つけていきたいです。

佐倉なぎ：
これから7人の透色ドロップ、もっと大きな会場でみなさんをお待ちしてます！

瀬川奏音：
唯一無二の存在となってみなさんに生きる活力を与えられるような活動をしていきたい。

成海千尋：
去年の12月に客としてライブを観に来ていて、まさか自分が立つ側になるなんて人生捨てたもんじゃないなと思います！

花咲りんか：
ステージの上で笑顔を伝えられるような人になりたくて青森県から上京して学校に入りました。今は夢を少しずつ叶えられているような気がします。

見並里穂：
去年6月18日にオンラインで誕生した時と今とは変わったこともあるけど、変わらないこともたくさんあって、変わらない透色ドロップを守っていきたい

橘花みなみ：
今がすごく楽しいです。負い目も感じていたんですけど、ファンの方が戻ってきてくれてよかったって言われて嬉しい。

笑顔や涙を見せながら透色ドロップのさらなる飛躍を誓い、1周年ライブは幕を閉じた。透色ドロップは、本日6月20日（日）にリテイクアルバム『十字路』をリリース。これまでに発表された既存曲を現メンバーでリテイクした全10曲を収録している。

ツイート

▲＜1st Birthday Live Tour『限りなく透明に近い東阪ツアー 東』＞YouTubeライブ配信アーカイブ