戦極［ライブレポート］圧巻のパフォーマンスと笑いを届けた新宿の夜

取材＆文：Chiho

開場SEがボリュームを上げるとステージスクリーンに、オープニングムービーが流れる。各メンバーが映像で紹介されると、会場はメンバーカラーに埋め尽くされ、カウントダウンとともに会場のボルテージは上がっていった。

オーディエンスのテンションが最高潮になると、「灯灯籠遊び」へ。オープニングナンバーから、観客がメンバーと同じように足踏みをし、振りを合わせて会場を揺らした。この振動が最後まで続くかと思うと、否応なく期待値が上がっていく。

そのまま、アップテンポナンバー「采賽」へと続く。なんとも挑戦的なセットリストだが、ファンも負けることなくついていく。曲中にタイトルに合わせて巨大なサイコロが登場。出た目の声で歌うことになり、メンバーはサイコロの目の“イケメンボイス”での歌唱を披露した。

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MCでは、イベントでの共演を通じて戦極と意気投合した芸人のGO!皆川が登場。持ちネタの誕生秘話や推しメンを明かしながら、「続前世恋絵巻」では、恒例の落ちサビ争奪戦に参加して“落ちサビパート”を獲得。会場を爆笑に包みこんだ。

もちろん戦国アニマル極楽浄土が提供するのは“笑い”だけではない。アイドルという枠に収まりきらない卓越したダンススキルと歌唱力で、「契-ちぎり-」を力強く歌い上げ、「輪廻転生」や「百花繚乱」では圧巻のパフォーマンスを届けた。

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ライブ終了後には、①百合生誕単独公演を7月7日（水）に池袋SOUND PEACEにて開催、②6月8日（火）23:00からライブバージョンのMVを12週連続公開、③「浮世世界」「百花繚乱」の2曲が全国流通決定＆タワーレコードでのリリイベ開催を発表。

思えば、デビュー1周年ワンマンの会場も新宿BLAZEだった。あれから2年、彼女たちは驚異的なスピードで成長して、ここに戻ってきた。

ワンマンライブは次々とキャパを増やし、今ではライブ活動以外にもレギュラーTV番組を持ち、グラビアやファッションモデルなどマルチに活躍している。

デビュー当初から彼女たちを観ている筆者でさえ、このライブは貫禄さえ感じた。

この秋、結成3周年単独公演として、2021年10月18日（月）にZepp DiverCity(Tokyo)でのワンマンが決定している戦国アニマル極楽浄土。さらに進化を続けるであろう彼女たちから目が離せない。

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