ラストアイドル、舞台＜球詠＞に向けて公開練習！「胸を張って千秋楽には“やりきりました”と言えるように頑張ります」

ラストアイドルが、6月2日（水）に足立区平野運動場にて出演舞台＜球詠＞に向けた野球練習と囲み取材を行なった。

原作は、マウンテンプクイチによる漫画『球詠』。女子野球がメジャーなスポーツとして認知された日本を舞台に、埼玉県越谷市から全国高校野球大会への出場を目指す女子高生たちの青春が描かれる。

全キャストがラストアイドルによって構成され、作・演出は多くのヒット作を手がける伊勢直弘が務める。

この日のために、野球指導として日本女子プロ野球リーグの岩谷美里選手、西山小春選手、柳理菜選手を招集。選手たちからの指導に先がけて、ラストアイドルのメンバーが、ここまでの稽古の手応えや練習にかける想いを語った。

練習を直前に控え、Ｗ主演の1人・武田詠深役の大森莉緒は“これまで実際に野球をしたことがなかったので、ピッチングやバッティングにチャレンジするのは大変だと思いますが、初めてだからワクワクもしていて（笑）。メンバーと一緒に野球をすることができるので楽しみです”とコメント。

さらに、ここまでの稽古の手応えを聞かれた大森は“稽古を始めて1週間が経ち、野球の所作も徐々に覚えています。台詞以外にも覚えることはたくさんあるので、まずは台詞を頭に入れて、早いうちに脚本を手放すことを意識しながら、今日の練習の成果をきちんと稽古に活かしたいです。そうすれば、本当に野球をしている雰囲気を本番で出せると思います”と語った。

もう1人の主演で、7月にグループを卒業する山崎珠姫役の長月翠は“今回の舞台はボールを使わずにお芝居をしますが、これまでの稽古で、投げたり打った時のボールの軌道がわからないことがありました。これから自分たちの身体の動きを確認しながら、本物のボールの動きもイメージできるので、しっかり練習をしたいです”と述べた。

本作が初舞台となる中村希役の小澤愛実は“舞台だけでなく本格的なお芝居も初めての挑戦で緊張していますが、貴重な経験をさせてもらえるのでたくさんのことを吸収したいと思います”と意気込んだ。

野球は未経験ながら、かつてオリックス・バファローズの球団公式ダンス＆ヴォーカルユニット『BsGirls』のメンバーで野球に詳しい川口芳乃役の岡村茉奈は“キャラクターの苗字は実在するプロ野球選手の名前をもとにしているので、野球ファンの方も楽しんでいただけると思います。私はマネージャー役ですが、今日の練習で、お客さまの目の前で野球の試合をしているような迫力あるお芝居ができるようになれば嬉しいです”とコメント。

本番への意気込みについて、大森が“ラストアイドルのメンバーだけの舞台は初めてですが、今日の練習やこれからの稽古で、それぞれのメンバーのよさが出るはずなので、きっと成功すると思います”と述べると、長月は“どれだけきちんとした野球を見せられるかが勝負だと思います。野球や演技経験のない私たちでも胸を張って千秋楽には「やりきりました」と言えるように頑張ります”と語った。

最後はグラウンドに集まったメンバー全員で“舞台＜球詠＞観に来てね！”と挨拶し、囲み取材を締めくくった。

その後メンバーは、岩谷たちの指導のもと、キャッチボールやバットの素振り、ベースランニングをしながら、リアルな野球の感覚を身体に覚えさせていった。真剣な顔つきでアドバイスを聞きながら、上手にプレイができるとメンバー同士でハイタッチをするなど笑顔で楽しんでいる様子。本番が待ち遠しくなる練習風景だった。

舞台＜球詠＞は、2021年6月24日（木）〜30日（水）まで草月ホールにて上演。なお、チケットの一般発売は、6月5日（土）午前10時から。

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文：竹下力
撮影：GEKKO