
【連載】≠ME 菅波美玲アニメホリック
【連載】≠ME 菅波美玲アニメホリック 第5回 『東京リベンジャーズ』がもたらした新発見「ヤンキーのイメージが少し変わりました」
アニメを観ることが大好きな≠MEの菅波美玲が、毎回アニメのアレコレについて思いのままに綴っていく連載コラム。今回は“今期これがキテル!”と思う作品をテーマに、菅波が独自の視点と溢れるアニメ愛で心に刺さったタイトルの魅力を大いに語る。
アニメには恋愛が必要不可欠なんじゃないか
『東京リベンジャーズ』って本当に面白いんです。
今までのアニメに、こんなのあったかな?
と思ってしまうほどです。
アニメだからこそ作れる世界観。
アニメ界に革命が起きてる!?とビビッと来てしまいました。
この作品の魅力はヤンキー、タイムリープ、過去を変える、主人公がポンコツ、そして、
“あったようでなかったアニメ”だと思うんです。
人気作品の全部を取り入れたようなアニメかもしれないですよね。
『東京リベンジャーズ』は、私の好きなジャンルを集めたと言っても過言ではないんですよ本当に……。
まず、戦闘シーン。戦闘シーンと言っても、使うのは“拳”なんです。
拳と拳で語り合う。そうです、彼らはヤンキー。
ヤンキーって怖いけれども、自分のことは自分で決着をつけ、1本のブレない軸が、芯があって、私の中でのヤンキーのイメージが少し変わりました。
カッコいいじゃん!と、男の中の男じゃん!と、私の脳内でそうなってました(笑)。
戦闘シーンもあれば、恋愛要素も入っているんです。この恋愛要素がなきゃ『東京リベンジャーズ』はそこまで面白くならなかったかもしれないなと思うんです。
なぜかというと、主人公が付き合っていた女の子が、事故に巻き込まれて死んでしまったというところから始まるからです。
付き合っていたという恋愛要素がなかったらこの展開もないわけで、アニメには恋愛が必要不可欠なんじゃないか……!と私の思考はなりました!
そして、その女の子を救うために主人公が過去にタイムリープするというSF要素も……!
これでも十分すぎるくらい面白いが詰まっているのに、ギャグっぽいところもあったりして、笑いも止まらないところも最高すぎるんです!
タイムリープしている時はヤンキーなのに戻ってくると現実の世界の姿になってて、そこのギャップも観ていて面白いです。
タイムリープ1回でいいからしてみたいな。でも、タイムリープしても“過去の私は信じないんだろうな”などと考えながら『東京リベンジャーズ』を観ております。
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