劇団4ドル50セント、劇団員制作のMV第2弾「愛があったら…」公開「“この劇団のみんなと作品を作ることをもう1度やりたいんだ”と思いました」
劇団4ドル50セント、劇団員制作のMV第2弾「愛があったら…」公開「“この劇団のみんなと作品を作ることをもう1度やりたいんだ”と思いました」
劇団4ドル50セントが、5月28日(金)に「愛があったら…」のMVを公開した。
同作は、劇団員が企画から撮影、編集までをすべて自分たちだけで行なうプロジェクトの一環として制作されたもの。今年2月に公開された第1弾「神様はいない」に続く、2作目のMVとなる。
「愛があったら…」は、2017年8月の劇団旗揚げ記者発表会で初披露された楽曲。コロナ禍でもファンが気軽に楽しめるコンテンツを届けたいという劇団員の強い想いから、まだ音源化されていない楽曲が、今回MVとして公開された。
なお、監督と脚本は前田悠雅が務めた。
コメント
前田悠雅:
本来であればこのMVはもう少し早く公開できる予定だったのですが、悪天候や個人的な気持ちの揺らぎが撮影時期に重なってしまい、何度もコンテを書き直して、結果このタイミングに公開する運びとなりました。劇団結成時から想い出も思い入れも強いこの曲を、“何のために”、“誰のために”映像作品にしたいのかがわからなくなり何も考えたくなくなった時、劇団員のうえきや(うえきやサトシ)と久道(久道成光)が“やると決めたんだからね”と喝を入れてくれました。みんなに自分の案を言葉にして伝えるのはとても緊張して、いつもLINEで1文を送るのにも勇気が入りました。でも撮影当日、カメラ越しにみんなのお芝居する姿を見て、それだけでもう十分嬉しくて、“やっぱり私はこの劇団のみんなと作品を作ることをもう1度やりたいんだ”と思いました。初監督・脚本をさせていただきましたが、そのほとんどは出演してくれたみんなのお芝居の豊かさと、久道の持つ世界観と、あの撮影の日の空気感があったから出来上がったものです。ぜひ、観て、聴いて、その時思い浮かんだ誰かに伝えて、繋ぎ合ってほしいです。
隅田杏花:
悠雅ちゃんから“ちょっとお話があるので近々会えますか?”みたいな連絡が来て、深刻な感じで“出てくれますか?”って言われたのが印象的でした。振り返ってみたら、第1弾の「神様はいない」の制作の時から、LINEでたくさん話していました。それぞれが真剣に考えるから、いろんな考えがあって、悠雅ちゃんの考えてることと私の考えてることが結構真逆で。だから、そんな私に言いにくかったのだろうなと思います。それでも私を誘ってくれたことに今はとても感謝してます。何かを創るために、本心で意見を言い合うことができたのは、劇団結成から約4年経って初めてだったと思います。楽しいことは共有できるのに“自分はこう思う!”みたいなのってなかなか言いづらくて、目を瞑る、みたいな。だから、たくさん話せたことが嬉しかったです。MVの世界観とか構成に関しては、前田監督の感性に全面的な信頼しかないので、出ると決まってからは、こういう感じにしようと思ってると連絡が来るたびに、ワクワクが増していきました。もともとすごく好きな楽曲でもあるので、このMVを通して、私たちの想いが多くの方に届くといいなと思います。あと、今回のMVのドラマバージョンも作りたいです(笑)。
國森桜 :
「愛があったら…」は私の中で大切な曲で、それを悠雅ちゃんが脚本からすべて作り上げたものをメンバーで演じ、もっと大切なものになりました。現場ではいつもの賑やかな感じがあって、落ち着く場所だなって改めて思いましたね(笑)。でも、撮影が始まると切り替えがみんな早かったです。この「愛があったら…」のMVを撮ってる時に“次はドラマにしてみたいねぇ〜”って話していたので、いつか実現したらいいなと思います(笑)。
劇団4ドル50セント「愛があったら…」MV
出演:隅田杏花・國森桜・岡田帆乃佳・堀口紗奈・本西彩希帆
監督/脚本:前田悠雅
撮影/編集:久道成光