【連載】沖口優奈×『矢口真里の火曜The NIGHT』番組プロデューサー&演出担当(前編)「流行や興味といった形のないものを察知して、視聴者に楽しんでいただかないといけない」

【連載】沖口優奈×『矢口真里の火曜The NIGHT』番組プロデューサー&演出担当(前編)「流行や興味といった形のないものを察知して、視聴者に楽しんでいただかないといけない」

【連載】沖口優奈×『矢口真里の火曜The NIGHT』番組プロデューサー&演出担当(前編)「流行や興味といった形のないものを察知して、視聴者に楽しんでいただかないといけない」マジカル・パンチライン 沖口優奈「沖Pの教えてプロデューサー」第1回:ABEMA『矢口真里の火曜The NIGHT』番組担当プロデューサー・堀越玲央/演出・松田征己(前編)

今回からスタートする新連載、マジカル・パンチライン 沖口優奈「沖Pの教えてプロデューサー」。これまでのリーダー対談連載をリニューアルしてお届けするこの企画では、マジパンのリーダー兼プロデューサーを務める沖口が、さまざまなプロデューサーから話を聞きながら自身のプロデューサー力の向上を目指す。記念すべき第1回目に登場するのは、沖口がコーナーレギュラーを担当しているABEMA『矢口真里の火曜The NIGHT』の番組プロデューサー・堀越玲央氏と演出担当の松田征己氏。前編となる今回は、今の職業を始めたきっかけやそれぞれの仕事内容などに迫る。これまでの番組出演で仲を深めているということもあって、取材は和気藹々とした雰囲気の中で進んでいった。

マジカル・パンチライン 沖口優奈「沖Pの教えてプロデューサー」
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マジカル・パンチライン 沖口優奈「沖Pの教えてプロデューサー」

撮影:越間有紀子
編集協力:竹内伸一

マジカル・パンチライン 沖口優奈「沖Pの教えてプロデューサー」第1回(前編)

やっぱり人と人とのつながりって大事なんですね(沖口)

沖口:
今回から新連載です! これまでは、各界のリーダーの方にお話を伺ってきたんですけど、私がリーダー兼プロデューサーになったので、今回からプロデューサーの方にお話を伺っていきます。

堀越:
これまでの連載を読みましたが、企業の社長の方とかが登場されていたので、正直、自分でいいのかなと思っていたんですよ(笑)。でも、プロデューサーに話を聞くということであれば、私も一応プロデューサーなので大丈夫かな(笑)。

松田:
じゃあ、僕はプロデューサーではないので必要ないですね(笑)。

沖口:
ちょっと! そんなこと言わないでくださいよ(笑)。まずは、お2人がこの業界に就職されたきっかけを教えてください。

堀越:
僕は今34歳で、就職して11年目になります。まずは新卒で制作会社に就職したんです。そこでAD(アシスタントディレクター)からスタートしました。その後、その会社でディレクターになりまして、その時にAbemaTVの番組も担当していたんです。それで当時のプロデューサーにお声がけいただいて、株式会社AbemaTVには4年前に転職しました。

沖口:
ADさんから1歩ずつ進んでいったんですね。

堀越:
そうですね。下積みから始めてディレクターになり、今はプロデューサーになりましたから、わかりやすいかもしれませんね。

沖口:
みんなが想像する流れだと思います(笑)。

松田:
ちなみに、どういう想像をしているんですか?(笑)

沖口:
テレビ業界ってやっぱり最初はADさんをやるんだろうなって。これ、みんな思ってますよ。あれ、私だけかな(笑)。堀越さんは、AbemaTVに入ってプロデューサーになったんですか?

堀越:
プロデューサーになるパターンとしては、ディレクターからそのまま演出の方面へ進むパターン……肩書としては“チーフディレクター”なんて呼ばれることが多い役職ですね。もう1つは、僕みたいに番組のプロデューサーになるパターンがあるんです。僕は、AbemaTVに入るお話をいただいた時に、ディレクター業務に関しては、松田さんのような制作のプロの方々にお任せして、自分はプロデューサー業務のみをやっていこうと思ったんです。もちろん、ディレクターとして演出の道を進むのか、プロデューサーとして管理する側に回るのか、分岐点の時には悩みましたけどね。

松田征己(演出担当)、堀越玲央(番組プロデューサー)、沖口優奈(マジカル・パンチライン)
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松田征己(演出担当)、堀越玲央(番組プロデューサー)、沖口優奈(マジカル・パンチライン)

沖口:
松田さんはどんな経緯でこの業界に入ったんですか?

松田:
僕は就職活動の時に、腕の骨と顔の骨を折ってしまっていたんです(笑)。バスケットボールをやっていたんですけど、1部の体育会でガチガチにやってました。でも、その怪我をしてしまったので、みんなが就職活動している時に自分はできなくて。4年生の11月くらいから始めたんですけど、音楽関係の仕事がしたかったんですよ。恥ずかしながら、若気の至りでバンドをやったりしてまして(照)。レコード会社とかに入りたいなって思ってました。それで就職先を探している時に、ウチの会社(株式会社ディーウォーカー)が“音楽の制作会社”だと書いてあるものを見たんです。で、応募してみたら“面接に来てください”ってことになって、行ってみたら“ウチは音楽、やっていないけど大丈夫?”って言われました(笑)。そんな調子だったので、これは落ちたなって思ったら、後日、電話がかかってきて“採用です”って。まぁ、あの時期で採用ということは人手が足りなかったんでしょうね(笑)。新卒採用は僕が初めてだったそうです。それで、何も知らないまま映像制作の会社に入って……パソコンの使い方も知りませんでしたから。4月1日から社員としての契約が始まるんですけど、3月の半ばから来てほしいって言われて、“行きま~す!”なんて行ったら、入社1日目に夜中3時出発のロケがありましたね。

沖口:
それはどういうお仕事だったんですか?

松田:
某大手自動車メーカーのDVDを制作するというものでした。今までこんな車を作ってきましたというような歴史を辿るもので、その会社が持っているサーキット場に行って撮影したんです。でも、ディレクターがなかなか来なくて。しょうがないので、(出発の時間まで)床で寝てました(笑)。

沖口:
初日からテレビ業界の洗礼というか……(笑)。

松田:
でも、そういう感じだろうと思っていましたし、体育会にいたので、特に疑問に感じることもなかったですね。

沖口:
体育会系の人じゃなかったら、心が折れますよね(笑)。

松田:
でしょうね。仕事の効率や給料のことなんかを考えたら、辞めちゃうと思います。でも、僕はそういうことをあんまり考えなかったので続けられました(笑)。とにかく何も知らなかったので、まずは経験を積み重ねて成長していければいいなと思っていましたね。僕は今年で40歳になるんですけど、そんな感じで18年やっています。

沖口:
演出の仕事をするようになったのはどういう経緯だったんですか?

松田:
僕も最初はADから始めました。テレビ番組を制作している会社って、テレビだけを作っていることが多いんですけど、ウチの会社はちょっと特殊で。テレビもCMもMVも企業の映像も作っているんですよ。僕は、最初は企業の映像をやっていました。ひたすら車を撮るみたいな仕事ですね。途中からMVをやるようになって、それと並行する形でテレ朝の音楽番組も始めて。その流れで音楽番組をいくつか担当して今に至るという感じですかね。

沖口:
『矢口真里の火曜The NIGHT』のお仕事をするようになったのは、どういうきっかけだったんですか?

松田:
テレ朝で『アイドルお宝くじ』という番組をやったんです。それまで、まったくアイドルのことを知らなかったんですけどね。確か、マジパンさんにも出てもらったと思います。

沖口:
あぁ! 出演させていただきました!

松田:
その時のプロデューサーさんがABEMAに移動になり、“番組を手伝ってほしい”と言われて、“いいですよ”と受けた仕事が『火曜The NIGHT』だったんです。

沖口:
やっぱり人と人とのつながりって大事なんですね。

堀越:
そうですね。実は、今日はその話をしようと思っていたんですよ(笑)。正直、僕はそれだけで来たようなものですし、それがすべてという気もしますね。

沖口優奈(マジカル・パンチライン)
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沖口優奈(マジカル・パンチライン)

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