松本まりか[イベントレポート]小泉今日子の演技をリスペクト「圧倒されました」舞台版<向こうの果て>アフタートークにて

松本まりか[イベントレポート]小泉今日子の演技をリスペクト「圧倒されました」舞台版<向こうの果て>アフタートークにて

松本まりか[イベントレポート]小泉今日子の演技をリスペクト「圧倒されました」舞台版<向こうの果て>アフタートークにて

松本まりかが、本日4月30日(金)に下北沢・本多劇場で行なわれた舞台版<向こうの果て>のアフタートークに登壇した。同イベントには、松本のほかに、舞台版出演の小泉今日子、脚本・演出の竹田新、劇団ゴツプロ!のメンバーが参加。本記事では、そのオフィシャルレポートをお届けする。

ドラマ版で殺人容疑で逮捕される主人公・池松律子役を務めた松本は、舞台版について“物語は同じはずなのに、印象が全然違っていて、ビックリしました。衝撃的というか、「大人だな」と思いました。お芝居が大人。私にはないものだと思いました”と絶賛。

舞台版で同役を演じた小泉については“法廷での最後の顔には鳥肌が立ちました。言葉も発していないけれど、あの表情は印象的。圧倒されました”とリスペクトし、“ドラマ版の撮影の前に観たかったし、盗みかった! 私がシリアスに言ったセリフを小泉さんは明るく言われたりしていて…...。表現面での意外性はヒントにしたかったです”と悔しがる場面も。

一方、舞台版で池松律子を演じた小泉は、“私もこれからドラマ版の放送を見て、同じように感じると思う”と松本の演じ方に興味津々。役作りについては“舞台だとセットも衣装も変わらないので、どうやって時間軸を表現すればウマくいくのか、稽古をしながら舞台ならではの方法を考えました”と打ち明けた。

松本に“鳥肌!”、竹田に“天女!”と言わしめた法廷での最後の表情について小泉は“舞台版はお客さんに解釈をゆだねるような終わり方だったので、どんな表情でいればいいのかなと。律子は計算をして演じるよりも、どこにも居場所がなくて浮遊している魂というイメージがありました”と振り返った。

舞台版<向こうの果て>アフタートークより
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舞台版<向こうの果て>アフタートークより

実は、約10年前から知り合いだという松本と小泉。

隠れ家的バーでの初対面を振り返り小泉は“(松本が)壁に寄り掛かった時に、背中で店の電気のスイッチをすべて消して真っ暗にした!”と忘れられないハプニングを明かし、松本は“……私そういうところある。(小泉と対面した驚きで)ひっ!ってなった途端にお店が真っ暗に……”と照れていた。

ハプニングの初対面となったが、小泉はそれ以前にドラマ『六番目の小夜子』(2000年)での松本を見てから、長年注目していたとのこと。“それを見てこの人いいなと。声も印象的で、気になった。それからは(松本が)出ているといつも見ていました。だから初めて会えた時は嬉しくて、友達になれるかなあと思った”と告白。それに松本は目を丸くして、“私のことなんて認識されていないと思っていました……。なので、当時は小泉さんとみなさんが明るく楽しそうにお酒を飲んでいる光景をジッと見ていました”とそのほか大勢の気分でいたことを明かした。

当時の小泉の印象について松本は“太陽のようにものすごく明るくて、吸引力もある。笑顔で楽しそうで、人間力を放出されていました。自分の中での女優としての1つの価値観をぶち壊された気がした”とありのままの小泉の魅力にゾッコン。しかし、当の小泉は“お酒を飲んでいる時は明るいけれど、普段の姿は親友たちからは暗いと言われる。家では猫と同じくらいの静けさです”と照れ隠しのジョークで笑わせた。

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また、前日の4月29日(木・祝)のアフタートークには、ドラマ版で検事・津田口を演じた柿澤勇人と、ドラマ版の監督を務めた内田英治が登壇。

これまで何度かゴツプロ!の公演を観たことがあるという内田監督は“これまでのゴツプロ!の作品と、雰囲気が違う。ドラマ版のストーリーは、基本的には同じだけど、舞台でしか描かれていないところがある。けっこう重要な部分が違っているから、両方楽しめる”と作品の魅力を語った。

舞台版は、主に津田口の視点で進んでいくため、舞台版で津田口を演じる泉知束のセリフ量の多さに圧倒されたという柿澤。ドラマ版でも取り調べのシーンは苦労したそうで、“検事という仕事柄、律子に対して延々と質問をしていきます。(取り調べのシーンは)最後の3、4日で一気に撮影でしたし、対面で座ったままの芝居だったのが、面白かったけど大変でした。検事は本来、感情を出してはいけない職業で、どの程度感情を露わにするかは、内田監督とも打ち合わせました。舞台版では、また違った表現をされていて興味深かったです”と撮影時のエピソードを披露。

また、小泉今日子と松本まりかが演じた池松律子というキャラクターについて、内田監督は“演じる役者の個性が出る作品。ベースが一緒なので伝える物は同じでも、キャラクターに役者の個性が乗っかっているので、まったく違って見える”と、メディアミックスならではの面白さについて言及。

最後に柿澤は“松本さん演じる律子の終盤のシーンは、研ぎ澄まされていてすごい芝居でした。すごい集中力と体力で挑む松本さんの芝居を受けて僕も圧倒されたので、みなさんにもとにかくご覧いただきたいです”とドラマ版を力強くアピールした。

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