あゆみくりかまき［インタビュー］最後まで“あゆくま”らしく「涙じゃなくて、笑顔で終わる」あゆみくりかまき ラストシングル「サチアレ!!!」リリースインタビュー

ポスト

この歌詞のすべてがあゆくまの気持ち
―くりか―

――ラストシングルの「サチアレ!!!」は、歌詞がすごいですね。《【あゆみ】歩みを 【くりか】繰り返して 【まき】巻き戻しは出来ない》という1行目から、みなさんの名前が盛り込まれていて。この曲の歌詞を読んだ時に、どう思いましたか？

まき：
田中（秀典）さんは「ナキムシヒーロー」「蜜蜜蜜」「森森森」といったあゆくまのライブに欠かせない曲の歌詞を書いてくださった方で、クマの時代を知っていて、いろいろなことを乗り越えてきたことも知っているので、“ケモノのタマシイ引きずって”というフレーズが入っていたり……自分たちが何になったらいいんだろうって、もがいていた時期もあって、いろいろなアーティストさんのライブ映像を観て研究したりもしていたんです。私は、ONE OK ROCKのTAKAさんを尊敬していて、一瞬、TAKAさん風にライブしたこともあって。“でも、それはあゆくまじゃないな”って気づいたり。そういうことが“何者かになろうとして　もがいたエブリナイ”ってフレーズに表わされていて、あゆくまにしか、私にしか歌えない歌詞になっているんです。それはやっぱり私たちの歴史を知ってくださっているから、すごく突き刺さる歌詞を書いてくださったんだと思います。すごい宝物になりますね。

――まきさんは、もともとキラキラした王道アイドルが大好きなんですよね？

まき：
大好きです（笑）。この間のツアーの＜WHITE SET＞で、フリフリの衣装を着れたんで、もう悔いなしです（笑）。

くりか：
1曲目にね。

まき：
そう、1曲目から自分のソロ曲を歌ったんですよ。もう幸せでした（笑）。6月19日まで、アイドルとして悔いなく生きようと思うので、やり残したことがないようにしないと（笑）。

――くりかさんは「サチアレ!!!」の歌詞についてはどんな感想を？

くりか：
この歌詞のすべてがあゆくまの気持ちやなって思います。今まで自分たちの言葉では伝えきれなかったこともいっぱいあったんですよ。言葉足らずやったり、私たちの頭の悪さだったり……。

まき：
ええっ～！　なんて？

くりか：
ごめんなさい、ホントに言葉足らずで（笑）。気持ちを伝えたいのに言葉が出てこなくて、“ああ、こうやって伝えればよかったんや”ってあとになって気づいて、後悔したこともあるんです。でも、この歌詞はすべてを伝えてくれているなって思います。これを読んでもらえたら、あゆくまの解散への気持ちがわかっていただけるかなってホントに思います。

あゆみ：
これを歌ってしまうと終わってしまうんやなって、レコーディングの時にすごく感じて。でも、あゆくまが成功か失敗かはわからへんし、ある人からすれば“成功した”って言ってくれるだろうし、“失敗やろ”って言う人もおると思うんですけど、自分たちは失敗だったとは思っていないし、あゆくまだったことを後悔もしていない……歌詞には、そんな想いがすごく詰まっていて、“ぜんぶで“シアワセ”だった”という歌詞が、私の中では1番核心を現わしているなって思います。またぎが聴いたら、絶対に温かい気持ちになってくれるだろうし、またぎでいたことをよかったと思わせてくれる歌詞になっているんじゃないかなって思います。

――あゆくまのすべてが詰まっている歌詞なんですね。

3人：
（大きくうなずく）

ポスト