第26回：つばきファクトリー、シンセカイセンとお悩み相談2〜小出祐介&南波一海「小出は明日、昨日の南波と連載する」〜つばきファクトリー＆シンセカイセンからお悩み相談のガチ恋問題へ

【シンセカイセン「Up to You」】

小出：Aメロの歌い方もウケるんだよなー。（サビへの展開を聴いて）なにこの飛距離！っていう（笑）。MAXの「TORA TORA TORA」じゃん！

南波：
これは面白いなー。

小出：
ねむちゃんの卒業ライヴのとき、ディアステージの方が席に案内してくれたんだけど、多分シンセカイセンのメンバーさんだったんですよ。

南波：
おお（笑）。“「Up to You」最高でした”って言えばよかったね。

小出：
関係者席に座ってた人で気づいてる人は少なかったと思うけど、僕はランキングを出した直後だったから、めっちゃ知ってるよっていう（笑）。さすがに“「Up to You」をランキングに入れました”って直接は言わなかったですけどね。

南波：
予想のつかない急展開をするのもアイドルソングを聴く醍醐味の1つですよね。つんく♂さんがモーニング娘。でやった「そうだ！ We're ALIVE」とかでやっていたものをヒャダインさんがももクロでアップデートするという、脈々と受け継がれてきたものがあって。

小出：
通常くっつかないものがくっつくっていうね。「そうだ！ We're ALIVE」を久々に聴くと展開にびっくりするよね。当時はちょっと理解できなかった展開じゃん。

南波：
さすがに前後の脈絡がなさすぎないかって思ってた。

小出：
でも、あれから16～7年経ったいま、とっくにありになっている。なんならああいうことを、やれるものならやりたいって、みんな思ってるでしょ（笑）。こないだEE JUMP「おっととっと夏だぜ」を聴いたんだけど、やっぱすげー展開でびっくりして。正直、当時はゲテモノだと思ってたんだよ（笑）。Mステかなにかで見て、背筋が凍るくらい意味がわからなかった。でも、ああいう考え方の曲をヒャダさんがももクロとかでウマく発展させていった結果、いまは全然ありになっているというね。

南波：
そして2018年版の実りが。

小出：
シンセカイセンのこれです。最高。