i☆Ris［ライブレポート］新体制の無限なるポテンシャルを提示したツアー初日公演「またイチから頑張るので、ついて来てください」

＜i☆Ris 6th Live Tour 2021 ～Carnival～＞は、約2年半ぶりのリリースとなった4thアルバム『Shall we☆Carnival』を背負って、昨年開催される予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期に。約1年の時を経て、本日4月17日（土）に東京国際フォーラム ホールCより開幕となった。

約2年ぶりとなる全国ツアーは“久しぶりに全国のファンに会える！”という喜びとともに、i☆Risにとっては大きなチャレンジのはじまりでもあった。

2012年の結成以来、約8年間変わらず6人で歩み続けたi☆Risだったが、メンバーの1人・澁谷梓希が3月31日にグループを卒業。5人で新たな道を進み出して間もない彼女たちは、今回、6人体制ラストライブを開催した3月28日から1ヵ月も経たない中で、これまでとは異なるフォーメーション＆歌唱パートに挑むことになった。

この日の東京国際フォーラム ホールCは、9年目にして、まさに“リスタート”となる公演。もちろん、会場のファンも“5人のi☆Risのパフォーマンス”は初見となる。

会場の動員のキャパシティを半分以下に抑え、問診票の記入・規制退場・手指の消毒など、さまざまな新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じられる中で、いよいよ開場すると、そこには不安な顔より、期待感に満ちたファンの姿がたくさん見られ、“5人なら大丈夫”というファンの信頼が強く感じられた。

その期待に応えるかのように、i☆Risカラーのふんわりしたスカートが可愛らしい、海外の“Carnival”をイメージした華やかな衣装を身にまとった5人が、人気ナンバー「FANTASTIC ILLUSION（TVアニメ『手品先輩』オープニングテーマ）」を堂々としたパフォーマンスで披露。冒頭からフォーメーション＆歌割りの変化を感じさせない高いクオリティで、観客を魅了した。

MCパートでは、若井が“まだ見慣れないかもしれませんが、i☆Risの新体制の船に乗ったつもりで楽しんでください”と伝えると、その後も、単独公演では初披露となった「One Kiss」をはじめ、「Spending」、「TIN TONE」 などアルバム収録曲を中心に、アニメ主題歌、ダンスナンバー、バラード曲など、i☆Risの魅力がたっぷり詰まったセットリストで魅せていく。

さらに、ライブタイトルの“Carnival”や、ツアーロゴにもある“SUN（太陽）”と“MOON（月）”をイメージした演出、テーマに合わせた衣装チェンジも行なわれ、非常に見応えのある内容となった。

最後の挨拶では、リーダーの山北が“これからもi☆Risと歩んでいきたいと思えるようなツアーにしたい。またイチから頑張るので、ついて来てください”と全国ツアー、そしてファンに向けて想いを語り、昼公演の幕を閉じた。

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なお、同公演では3つの新情報をアナウンス。

1つ目は、今夏に記念すべき20枚目となるシングルをリリースすること。詳細は後日発表となる。

2つ目は、i☆Ris初となるMV集『Music Video Collection 2012-2020』を結成9年記念日の7月7日（水）に発売すること。同作には、2012年発売のデビューシングル「Color」から、最新アルバム『Shall we☆Carnival』収録の「ハピラキ☆Dream Carnival」まで全21本のMVを完全収録。また、ボーナストラックとして、＜i☆Ris LIVE 2021 ～storiez～＞公演内で流された、デビューからこれまでの想い出の写真が詰まった映像「キラリ -Memorial Video-」が収められる。

3つ目は、5月11日（火）発売の『週刊SPA!』より新連載「i☆Ris　しゃべるグラビア」を開始すること。こちらは、声優とアイドルという二面性を持つi☆Risの強みを生かして、撮り下ろしグラビアに記載されたQRコードを読み込むことで、同誌でしか聴くことができないオリジナルボイスを楽しめる企画となる。なお、5月11日発売号には、グループ全員の撮り下ろしカットを掲載予定。