エビ中 柏木ひなた［ライブレポート］進化と大きな可能性を見せつけた生誕ツアー終幕！

グループメンバーのバースデーに合わせて、自身のプロデュースによる個性溢れる内容が好評の私立恵比寿中学の生誕シリーズ。

柏木は、『関ジャム 完全燃SHOW』の「令和のアイドルで厳選！スゴいボーカリスト10人」への選出をはじめ、『THEカラオケ★バトル』『千鳥の鬼レンチャン』など、人気番組にも多数出演し、次世代ボーカリストとしてその歌唱力に注目を集め続けている。

＜over the moon＞は、エビ中メンバーの単独公演として初のバンドセットで、柏木本人がリスペクトし続けている小湊美和（太陽とシスコムーン）がコーラスゲストとして参加し、さらに東名阪ツアーということもあり、初日の名古屋から話題を集めていた。

Zepp DiverCity公演は、会場チケットがソールドアウトしたことを受けて、夜公演ではストリーミング配信も実施した。

誕生日当日ということもあって、セットリストは名古屋公演＆大阪公演からアップデート。ライブは、2019年リリースの椎名林檎のトリビュートアルバム『アダムとイヴの林檎』にエビ中として参加した楽曲「自由へ道連れ」からスタート。続いて、自身が敬愛し続ける安室奈美恵の「How to be a Girl」を披露した。

フジファブリックから提供された「お願いジーザス」、iriから提供された柏木のフィーチャー曲「I’ll be here」と、エビ中のミドルテンポナンバーで世界観に引き込むと、2018年の野外アコースティックライブ＜ちゅうおん＞から約2年半ぶりとなる米津玄師「Lemon」で、会場の空気感を変えた。

VTRを挟んで、このツアーでの大きな見どころの1つとなっていた小湊とのツインボーカルコーナーでは、太陽とシスコムーンの「月と太陽」、T&Cボンバーの「HEY!真昼の蜃気楼」を歌唱。小湊と時折目配せをしたり、はにかみながら歌う様子は、ファンにとっても見たことのない新しい一面だっただろう。

アンコールでは、「Lemon」と同様に2017年の＜ちゅうおん＞以来となるBUMP OF CHICKEN「ray」をレアなバンドセットでアクト。最後は、柏木からのサプライズプレゼントとして、この日のために用意されたオリジナル楽曲で、90年代R&Bフレイバー香るキャッチーなダンスチューン「Take your Original」をパフォーマンス。なお、同曲は、作詞を担当したシンガーソングライターのロイ-RöE-が、柏木のアイディアをベースに困難にくじけない芯のある強い女性像をスタイリッシュに描いている。

10年間のアイドルとしてのキャリアを土台にした柏木ひなたのパフォーマー、そしてシンガーとしての進化と無限の可能性を見せつけて、生誕ツアーは幕を閉じた。

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ロイ-RöE-コメント
はじめましてRöEです。

柏木ひなたちゃんの考え方や歌にしたいことが、人間としてもアーティストとしても自分と一致するところがたくさんありました。

例えば、1人の女の子がどんな理不尽な言葉や行動に傷つけられようとも、自分は自分の味方であってほしい、自分を愛してほしいという想いを込めて作詞しました。

この曲がいろんな女の子たちの拠りどころになったら嬉しいです。