えのぐ×純情のアフィリア［特別対談］次元を超えた笑顔いっぱいのシンパシーえのぐ×純情のアフィリア特別対談

どうしても可愛く煽れない（笑）。オラついちゃうんですよ（夏目）

優希：
少人数っていいなって思うよね。

夏目：
歌のパートも多いしね。

白藤：
大人数のグループは、ステージに立った時の……。

鈴木：
華やかさ？

白藤：
そうそう！　華やかですごいなって思いますよ。

鈴木：
ダンスのフォーメーションも、いろいろなことができそうで、いいなって思います。

優希：
14人でやっていた曲は、8人ではできなかったりするんですよ。

夏目：
振りをどうしても変えなくちゃいけなかったり……。

優希：
人数が変わるって大変だよね（実感）。

夏目：
4人は、1人ひとりの目立つ時間が多いからいいなあ（笑）。

優希：
画面に4人って、ちょうど綺麗に収まるじゃないですか。8人って、入らないんですよ。

白藤：
なるほど。でも私たちは大人数のグループに憧れがあるよね。

鈴木：
（うなずく）

夏目：
確かに、大人数だからこそ映える振りもありますね。メンバーみんなで船を作る動き……。

優希：
あれ、船なの？

夏目：
みんな、船を漕いでるじゃん？

優希：
あれ、波じゃないの？

夏目：
えっと、船かもしれないし、波かもしれないけど（笑）、大人数だと表現が広がるんでいいなと思います。

優希：
えっと、船ということで（笑）。

白藤・鈴木：
はははは（笑）。

優希：
昔からやっている曲だと、振りの解釈が違うってことがあるんですよ。

夏目：
あるある。しかもチームに分かれているんで……今は4人で2チーム、赤チーム、青チームに分かれていて、振りが全然違うんです。

優希：
ユニゾンで踊る時に、グループ同士の対立が起こるんですよ（笑）。赤青問題（笑）。

白藤：
へえ～。

優希：
赤は手を開いているけど、青はグーとか。

鈴木：
なるほど。

優希：
そういう細かいところで食い違いが出てくるんです。で、青チームって、基本的にニュアンスなんです（笑）。赤チームは細かく決めてて。

夏目：
そうなんです。手の角度が、どのくらい曲げるのかで全然違うから。そういうところで、たまにもめますね。

優希：
長く続いているだけあって、オリジナルメンバーがいないので……。

夏目：
10年前の曲を、今のメンバーで改めてやりましょうってなった時に、正しい振りを誰も知らない、みたいなことになったりするんですよ。4人だとそういうことは起こらないのかな？

鈴木：
起こりますよ（笑）。

白藤：
私たちも2対2で解釈が違ったりします。手の角度が人によって違ったり（笑）。

鈴木：
指さしの時に、親指を立てるのか、立てないのかとか。

夏目：
それって“アイドルあるある！ですよね！

白藤：
私はこうやります（立てているような、いないような曖昧な指の立て方で）。

夏目：
それ、どっちとも取れる！　ずるいなあ（笑）。

白藤：
私、バキューンってやったら、それ違うよってこと、けっこうあります（笑）。

鈴木：
たまに指をシュッて戻したりしてるよね（笑）。

夏目：
私もこの間、手を前に出したのに、そのまま上に挙げてごまかしたもん（笑）。周りを見て“あれ、誰もやってない！”って（笑）。

白藤：
グーパー問題もありますよね！　ここの振りはグーからパーにするのか、パーからグーにするのか、わからなくなることがけっこうあります（笑）。

優希：
ありますあります！　ゆっくりグーからパーに変えてみたり（笑）。

夏目：
“余韻ですよ”って感じでね（笑）。

鈴木：
ありますあります！

夏目：
4人でも同じようなこと、あるんだね。

白藤：
手の角度がズレたり、立ち位置がズレちゃったりすることはありますよ。

鈴木：
振り向き方が全然違ったり。

白藤：
どこまで向くの？　横まで？　前まで振り向くの？って（笑）。

優希：
えのぐのみなさんは、どうやってレッスンしているんですか？

白藤：
そんなに特別なことはやってないと思いますよ。

――えのぐは、普段からかなり練習をしていると聞きましたよ。

白藤：
ライブ前のリハーサルをけっこうやりますね。1～2ヵ月前から、通しのリハを10数回やるみたいな感じです。

夏目：
MCでお話しすることも、事前に決めているんですか？

白藤：
そのライブによりますけど、がっつり決めてやることもあれば、あまり決め込まないで、当日の状況で話すこともあります。

優希：
うちらは、この間、ライブ中にいきなりショートコントが始まったよね（笑）。

夏目：
全然やる予定になかったのに始まったよね（笑）。

白藤：
曲中でどう煽るかも、リハで“どうする？”って相談して決めますね。

夏目：
私たちは、前奏がかかった瞬間に考えるみたいな感じだなあ（笑）。

白藤：
逆にすごいです！　それができないからちゃんと決めてるんですよ。

夏目：
事前準備もしないといけないんだろうなあ。その場の温度感を見てやるのも大事だとは思いますけど……って、綺麗事を言ってますけど（笑）。

優希：
私は煽りをやらないので、どっちもすごいなって思います（笑）。いつも、みんなが煽っているのを横で見てて、煽ってるなあって思いながら、自分はヘラヘラしてます（笑）。

鈴木：
煽りは誰がやるか、決まっていますか？

優希：
たくさんやるメンバーと、全然しないメンバーと分かれています。ちなみに、私は一言しかないんですよ。

夏目：
えっ、そう？

優希：
「Embrace Blade」の“両手を挙げて、クラップ！”ってとこ。それしかない。これって、もう決まっているものなんで、ほかに言いようがないんです。だから、バンドマンみたいに“騒げ～！”とかやっているのを観ると、カッコいいなって思います（笑）。

夏目：
“遊ぼうぜ～！”とかね（笑）。

白藤：
メンバーの煽りがカッコいいと、ライブ中、めっちゃテンション上がりません？

優希：
わかります！

白藤：
えのぐは煽りを入れる場所を事前に決めていることが多いんですけど、当日テンションが上がって、アドリブで入れてしまうことがあるんです。夏目ハルちゃんは、けっこうそういうことが多いんですけど、その煽りを聞くとテンションが上がって、“やめて、泣けてくるから”ってなります（笑）。

夏目：
煽りもカッコいい煽りの人と、可愛い煽りの人と分かれていますよね。私は、どうしても可愛く煽れない（笑）。オラついちゃうんですよ（笑）。

優希：
でも、すぐにぶりっこするんですよ（笑）。

夏目：
それが仕事だから（笑）。私、ビジュアル担当だから（笑）。

白藤：
今は、コロナだから煽りもめちゃくちゃ難しいですよね。

夏目：
そうですよね！　“Oi！Oi！”って煽ると、お客さんも一緒に声を出すことになってしまいますからね。私たちの曲で、みんなで“Hi！Hi！”って言うところがあるんですけど、それをどうしようかなって考えた時に、これまでは“せーの、Hi！Hi！”って煽っていたんですけど、“拳を挙げて、Hi！Hi！”に変えました。あとは、ライブに合わせて臨機応変にやるようにしています。“Oi！Oi！”をクラップに変えたりとか。この間は、私のバースデーライブ（2月6日／渋谷REX）だったんですけど、“Happy Birthday To Me！”って煽りました。みんなウケていました（笑）。

ポスト