なんキニ！［ライブレポート＆インタビュー］新曲＆新衣装初披露！ さまざまな挑戦が詰まったワンマン公演「2周年も、この7人で進んでいきます」
なんキニ！［ライブレポート＆インタビュー］新曲＆新衣装初披露！ さまざまな挑戦が詰まったワンマン公演「2周年も、この7人で進んでいきます」
なんキニ！が、3月7日（日）にZepp Haneda（TOKYO）にて新曲と新衣装初披露も含んだ無銭ワンマン公演＜なんキニ！ワンマンライブ2021-Zepp無銭ってなんかキニなる!?-＞を開催した。本記事では、そのオフィシャルレポートと同公演についてメンバーが語ったインタビューをお届けする。
撮影：関口佳代
取材・文：長澤智典
＜なんキニ！ワンマンライブ2021-Zepp無銭ってなんかキニなる!?-＞Zepp Haneda（TOKYO）（2021年3月7日）
華やかなSEが流れた途端、フロア中の人たちが手にしたスティックバルーンを叩きながらメンバーたちを迎え入れた。ロマンチックな物語を描き始めるように、ライブは「トマドイオーバーチュア」からスタート。
蒼いロングスカートという新衣装姿のメンバーたちが、愛らしい歌声に乗せ、ファンへの想いを投げかける。ウキウキと弾む気持ちを抑えきれずにいたせいか、いつも以上にメンバーたちのステップの動きも大きく見えていた。
彼女たちが描く物語は、胸をキュンと鳴らす「はじめて君を好きになった日」へ。7人は、透明な歌声で甘酸っぱい恋心を届けていた。
「初恋花火」では大好きな人へ向けた恋心を打ち明け、「海岸線のマーメイド」では、7人は雲1つない青空のような爽やかな歌声を披露。ときめく胸の内を心地よいメロディの風に乗せ、“夏前に恋をして”と歌いかける。
心躍る爽快な楽曲が、嬉しい胸騒ぎを呼び起こしていた。
会場中の人たちを夏景色の中へ連れ出したなんキニ！は、一緒にわちゃわちゃ騒ごうと「ブンブンブン」を投下。メンバーたちが手にしたタオルを大きく振り回し、一緒に真夏のパーティを楽しもうと誘いかける。
フロア中でも数多くのスティックバルーンやタオルがくるくると回っていた。
会場中にきらめく光を振りまきながら、夢を乗せて走るように「僕を未来へ運ぶ列車」へ。
なんキニ！には、未来へ夢や期待を馳せる歌がとても似合う。彼女たちは、夢を掴むことへの期待や希望を爽やかな歌声で伝えていく。夢に向かう真っ直ぐな気持ちや未来を夢見て頑張る姿からは、いつだって青春と同じ眩しい光が放たれた。
続く「片想いかくれんぼ」では、片思いしているからこそ胸に抱くもどかしい乙女の恋心を届ける。明るく駆ける楽曲の上で力強く歌う声から見えてきた強い意志。いつか告白する勇気を持って大人への1歩を踏み出す。そんな大人になりきれない乙女の初な心模様が、胸をキュッとさせた。
夏という季節を終わらせることなく、ずっと眩しい輝きの中でときめき続けようと、「漕いで恋して、SummerLove」では爽やかなパフォーマンスで魅せる。愛らしい笑顔で歌う姿がチャーミングだ。
「夢占い」では、フロア中が華やぐ。なんキニ！は、雲の上を軽やかに駆けるような姿で歌いかける。乙女の恋する胸の内を歌う彼女たちは、いつも輝いて見える。それは、恋する気持ちで自分を輝かせていくからかもしれない。
“みなさんと一緒に、ここからもっと上にいきたいなと思います”、“今度はZeppツアーで、またここに戻ってきたいと思います”と抱負を述べた後に、新曲披露へ。
蒼い光に包まれた舞台の上で、7人はオーケストラのように華やかでドラマチックな楽曲に乗せ、夏を舞台に、大好きな人との輝く青春を謳歌していく新曲「アオハル」を初パフォーマンス。
時に軽やかにスカートの裾を翻らせ、まるで“君”と過ごす夏休みを永遠に終わらないものとして楽しもうとするかのような姿が印象的だった。
続いて、力強く凛々しく華やかなEDMナンバーに乗せて歌ったのが「Dreamer」。胸躍らせ躍動するカラフルなサウンドと、強い期待と自信を胸に歌う彼女たちの姿を見ながら、騒ぐ気持ちが身体中を駆け巡っていた。
最後は「なないろダイアリー」で締めくくる。彼女たちは楽曲を通して、この日、この会場に描き続けた物語を笑顔色のペンでしっかりと胸の日記帳に記していった。
なんキニ！インタビュー
──無銭ワンマン公演＜なんキニ！ワンマンライブ2021-Zepp無銭ってなんかキニなる!?-＞へ向け、メンバーみんなでビラ配りをしたそうですね。
坂下雅：
初めてZeppホールで無銭ワンマン公演をやるので、全国のZeppホールへメンバーが1人ずつ足を運び、そこでビラを配る企画を立て、実行しました。理由は、全国各地の人たちになんキニ！を知ってほしいからです。初めてビラ配りをやったので声をかけるのは緊張しましたけど、無事にやりきりました。私は愛知県出身なので、愛知県を担当して。Zeppホールだけではなく、いろんな場所に行ってビラ配りをしたんですけど、懐かしい名古屋弁も聞きながら配ることができて、すごい達成感がありました。この経験を、もっともっと大きくなっていくためのステップにしていきたいと思います。
仁科茉彩：
私は北海道へ1人でビラ配りに向かいました。北海道へなんキニ！で遠征に行ったのは1回だけだったから、北海道のファンの方が来てくれるかなと心配でしたけど、けっこう来てくれたし、私のお友達のアイドルさんのファンの方が来てくれたりと、すごい恵まれている環境の中でビラ配りができて楽しかったです。
ーーライブでの新曲披露はいかがでしたか？
小野寺綾音：
今回、「アオハル」という新曲を披露しました。なんキニ！らしい王道の爽やかな曲で、でも歌詞の前半はちょっと切ないんです。音は壮大な感じだから、ファンの人たちもすぐに好きになってくれる歌だと思います。
永野澪緒：
元からダンスがめっちゃ苦手なんですけど。「アオハル」では綺麗に見せることを心がけなきゃいけなかったので努力した結果、今日は綺麗に見せることができました。これからもライブで披露していくのが楽しみです。
唐澤ひかり：
今までの衣装はスカートが短かったんですよ。でも、今回の新衣装では長くなったので、メンバーもみんなちょっと大人っぽく素敵になりました。みんなで大人っぽさを出しながら、「アオハル」の雰囲気に合わせた見せ方もこれからしていきたいなと思っています。
ーーこれからのなんキニ！に向けて意気込みをお願いします。
髙橋瑞希：
この夏、なんキニ！は2周年を迎えます。もっともっとたくさんの人になんキニ！のことを知ってもらいたいし、私たちですらまだ知らない素敵な魅力が今のなんキニ！にはあると思うので、それを見つけ出し、もっと広げていけたらいいなと思います。2周年を迎えるのもすごく楽しみです。
馳川侑奈：
Zeppホールにたくさんの人が来てくれて成功できたので、ここからもっと気合を入れて、さらに多くの人たちになんキニ！の曲や、私たちのことを知ってもらえるようにしていきたいです。2周年も、この7人で進んでいきます。
＜なんキニ！ワンマンライブ2021-Zepp無銭ってなんかキニなる!?-＞
2021年3月7日（日）
Zepp Haneda（TOKYO）
「OVERTURE」
「トマドイオーバーチュア」
「はじめて君を好きになった日」
「初恋花火」
MC
「海岸線のマーメイド」
「ブンブンブン」
「僕を未来へ運ぶ列車」
「片想いかくれんぼ」
「漕いで恋して、SummerLove」
「夢占い」
MC
「アオハル」
「Dreamer」
「なないろダイアリー」