【インタビュー後編】マジカル・パンチライン 沖口優奈｜大きな変革を経てたどり着いたグループの現在地と目指すリーダー像沖口優奈（マジカル・パンチライン）インタビュー後編

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ふわっと柔らかい雰囲気で導いていけるリーダーになりたい

――現在、沖口さんはマジパンのリーダーですが、今後どういう風にグループを引っ張っていきたいと考えていますか？

沖口：
自分がリーダーになる前は、リーダーって先陣を切って歩いていくものっていうイメージを持っていたんです。でも、そのやり方って自分らしいのかな？って考えた時に、まったく自分らしくないなって思って。私は先陣を切って歩いていくタイプでもないし、メンバーに意見をバッて言うようなタイプでもないので。そう気づいてから、自分はどういうリーダーになれるんやろって考えた時に、みんなにバッて意見を言うよりも、率先して行動して自分ができている状態になって、怒りながらとかじゃなくていつものテンションで“やりなよ”って言うようなリーダーになりたいって思ったんです。

――そう思ったのはなぜ？

沖口：
グループ内を悪い空気にしたくないなって思っているので、ちょっと手伝ってよって感じのふわっと柔らかい雰囲気でみんなを導いていけるようなリーダーになりたいなって思っています。今後このまんまやっていくのが正しいのかはわからないし、今のやり方が絶対に正解だとは思っていないです。でも、ほかのメンバーとも同じタイミングでアイドルを始めて、アイドルとして一緒に成長してきて、みんなしっかりできる子なのはよく知っているので、今は私がグイグイ前を歩いて先導していくっていうのも違うかなと。みんなできているから、その中でちょっと気になることがあった時だけ、ふわっと伝えたいなって。現段階では、自分らしくリーダーをやっていこうかなと思っている感じです。

――リーダーを続ける上では、確かに自分らしさを持つことは大切だと思います。

沖口：
グループによって、見守るだけのリーダーもいるし、突っ走るリーダーもいるし、前をみんなと一緒に歩いていくリーダーもいるし、一歩先を歩いているリーダーもいるし、いろいろですよね。そういうことは、実際に自分がリーダーになって、まわりのグループを見るようになって気づいたので、無理して自分からガンガン言うよりも、やっていく中で自分らしいリーダー像を作り上げていけたらいいなって思っています。

――過去に共演してみたグループの中で、この人はリーダーとしてすごいなって思った方はいますか？

沖口：
最近ですと、今年の1月2日の＜NPP 2019＞で“虹パン”としてコラボした虹コン（虹のコンキスタドール）の的場華鈴さん。的場さんは本当にリーダーだなって思うリーダーでした。明るくてハキハキとしたタイプで、ほかのメンバーにワーと言っているところを見たとかではないんですけど、グループを引っ張って行っているんだなっていうのが伝わってきました。

――それは言葉ではなく態度で？

沖口：
雰囲気とか……なんなんですかね？　ハキハキした話し方も相まって、リーダーだなって思いました。