【インタビュー前編】マジカル・パンチライン 沖口優奈｜激しく人見知りで運動が苦手な女の子がアイドルになるまで沖口優奈（マジカル・パンチライン）インタビュー前編

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家で人生ゲームを1人でやっていました

――小さいころに習い事はしていましたか？

沖口：
小学校2、3年生ごろにスイミングをやっていました。でも、絶望的に泳ぎが下手くそで（笑）。どんなにやっても全然ウマくならんくて、途中で本当に嫌になって行きたくないってなって。それで小学校4、5年生の時にダンス教室に通い始めたんですけど、やっぱり運動音痴が出ちゃったんです（笑）。どう頑張っても周りと違うんですよ、ダンスが。基礎的なことはできるようになったんですけど、それ以上ができなくて。でも、すごく楽しかったので、ダンスは中学校に入っても続けていました。その2つぐらいですかね。あとは自由奔放に伸び伸びと生活していました。

――子供の頃は、インドア派とアウトドア派のどちらでしたか？

沖口：
両方でしたね。公園で鬼ごっこをするのも好きだけど、家で人生ゲームを1人でやっていました。

――1人で人生ゲームって、あんまり聞いたことない話なんですが（笑）。

沖口：
よく言われるんですけど、一人っ子なので一人遊びがすごく上手になったんですよ。リカちゃん人形とかハム太郎のゴム人形とかを使って、おままごとをしていたんですけど、それじゃあ物足りなくなって。その時、親戚とかと人生ゲームをするのがすごく好きだったので、人生ゲームをやりたいって思ったんですが、一緒にやってくれる人が誰もいなかったので、1人で広げてやってみたんです。そうしたら、めっちゃ楽しくて。車もちゃんと2個用意して。

――ちゃんと対戦相手を用意するんですね。

沖口：
そうです。1台は本物の自分で、もう1台は本物の自分を贔屓するためにちょっと不利な方向に働かせるキャラです（笑）。

――その発想は面白い（笑）。

沖口：
本物の自分は分かれ道とかでも絶対にいい方向にして、もう1人の方は絶対に悪い方向に行かせて（笑）。最終的に本物の自分が億万長者になるという遊びを何十回もやっていました。

――あはは（笑）。それはいつぐらいにやっていたんですか？

沖口：
小学校5年生ぐらいの時にハマってました。

――けっこう高学年ですね（笑）。

沖口：
そうですね（笑）。中学生になってもやっていましたよ。一人っ子の中では普通の遊びかなって思っていましたけど、そうでもなかったようです。でも、けっこうオススメです（笑）。

――テレビゲームにハマることはありました？

沖口：
ゲームもやってました。ニンテンドーDSは初代からずっとやっていて。一番やっていたのが『レイトン教授』。

――ハマったきっかけは？

沖口：
友達がやっていたんですよ。それを横から見ていたら、めっちゃ面白そうって思って。“一緒に謎解きやってみる？”って言われて、やってみたら楽しくて自分でもやってみたいって思ったんです。それがきっかけで、全シリーズ揃えて。レイトン教授が一旦終わるって時には泣きました。“もうこれ以上、新作ができないのか！”って、本当に悲しくなって。最近、助手や妹が主役のが出たので、買ってみたいなって思っています。すごい謎解きがしたくて仕方がないです。

――謎解き好きということは、推理小説にハマったこともあります？

沖口：
推理小説に限らず、小学校と中学校の時はいろんな小説を読んでいました。本がすごい好きだったんですよ。小学校の時は、『黒魔女さんが通る!!』シリーズを揃えたりとか、恋愛小説とか、山田悠介さんの『親指さがし』とかホラー小説も好きで。あとは漫画もけっこう読みましたね。今でも実家には本がたくさんあります。

――少女漫画で好きだったのは？

沖口：
『君に届け』は単行本で読んでいました。先が気になっちゃうので、連載を貯めて貯めて単行本で一気に読む感じで。あとは『L・DK』とか。もう少し遡ると『きらりんレボリューション』を何十回も読んでました。私、文章を読むスピードがけっこう早いので、一巡目は文章だけを読んで物語をざっくりと把握して、その次にしっかりと絵を見てって感じで、何回も楽しめるんです（笑）。