【連載】沖口優奈×Fans' Dream Projectプロジェクトリーダー（後編）「人の上に立っているとは思っていない」マジカル・パンチライン 沖口優奈「ここの責任者、出してください❤️」第16回：「Fans' Dream Project」プロジェクトリーダー（後編）

アイドルも自分で動いていく時代になっていくんですね（沖口）

沖口：
19歳で起業されて、今まで仕事をしてきた中で、1番大変だったことを教えてください。

田中：
今のところはあまりないというか……“これは困ったな”ということもありましたけど、それはもう受け入れるしかないですから。長く仕事をしていれば、従業員に裏切られてしまうとか、やっぱりいろいろありますよ。でも、そこで自分がヘコんでいるわけにはいかないので。

沖口：
起きてしまったことは仕方がないので、次のことを考えるんですね。逆に、やりがいを感じる瞬間はどんな時ですか？

田中：
自分が発想したものが、世の中に浸透していった時ですかね。具体的に言うと、現在、『CLOUDCASTING』は1万社くらい登録していただいています。キャスト側もプロダクションに所属している方を含めると3万人くらいの登録があるんです。『Fans'』は5,000人くらいの方がファンクラブを開設してくれています。そこでファンになってくれた人はもっとたくさんの数になる。それはやっぱり嬉しいですよね。

沖口：
確かに。その気持ちはなんだかわかるかもしれません。

田中：
僕は、あまり不特定多数の業界を渡り歩きたいとは思っていないんです。今は、エンタメ業界をどうやってデジタル化していくかについて考えていますね。エンタメ業界ってこれまでは理不尽な部分というか、グレーゾーンがかなりあったと思うんですよね。キャスティングしたのに、ギャランティはあとで教えますみたいなこともあったんです。そんな仕事、世の中にありませんよ（笑）。そういうところからクリアにしていきたい。

沖口：
『CLOUDCASTING』のHPを拝見したら、“キャストになる”をワンクリックするだけですぐに登録できるんですよね。芸能プロダクションに所属していなくても、芸能の仕事をしたい人であれば、誰でもサポートしていただけるんですか？

田中：
そうなんです。芸能事務所があって、そこにタレントが所属しているという構造は日本だけなんですよ。あ、韓国の一部もそうみたいですが、アメリカなどではタレントさんが自らマネージャーを雇うんです。日本とは考え方自体が違うんですね。今の流れでいけば、今後、日本もアメリカ式になると思います。現に、最近は事務所を移籍するタレントさんが増えてきていますよね。そうなっていった時に、どういうツールを使うのか。そこで『CLOUDCASTING』を活用してもらいたいんです。

沖口：
YouTuberが特にそうですけど、後ろ盾がなにもなくても、自分でアップロードした動画が人気になって、影響力を持つようになっていますよね。プロダクションに関係なくテレビに出演できるようにもなってきました。自己プロデュース力が試される時代になったと思うんです。そういう時代だからこそ、『CLOUDCASTING』を活用している人が増えているんでしょうね。

田中：
現実的なところでいえば、フリーランスなら源泉徴収の処理とか、マイナンバーの登録、請求書の発行など、そういう実務がずっとつきまとうわけです。『CLOUDCASTING』では、それをシステム上で自動化しているんですよ。それから、”このクライアントは本当にギャラを払ってくれるのだろうか？”という与信管理や反社チェックなどは個人ではなかなかできないですよね。そういうこともシステム上でまかなっているので、もっともっと活用してほしい。そういう意味では『Fans'』も、これまでは事務所がファンクラブを管理していましたけど、『Fans'』のシステムを活用すれば個人でできるはずなんですよ。

沖口：
アイドルも自分で動いていく時代になっていくんですね。

田中：
そうですね。これは『Fans'』を作った理由でもあるんですけど、エンタメ業界で働いている人って、何を頑張っていいのかわかりづらいと思うんですよ。営業マンであれば、今月の売上が500万円だったから来月は700万円を目指そうとか、300万円に下がったから評価が落ちたとかわかりやすいですけど、タレントさんは基準がよくわからない。

沖口：
何が正解なのか、よくわからないです（笑）。

田中：
そうですよね。タレントをやりながら、生活のためにバイトをするのであれば、その時間で1人でもファンを増やすことを考えるべき。1日に1人、ファンを増やすことができれば、1年で365人。3年で1,000人以上のファンができるじゃないですか。そうやって数字で頑張りどころを表わしてあげるには、ファンクラブというのがわかりやすいと思うんです。オンラインサロンとかほかにもいろいろありますけど、オンラインサロンまでいくとハードルが高すぎて、普通の人では運営できないと思うので、もっとカジュアルなものがいい。路上ライブをやっていて、ファンが5,000人いるんであれば、もうそれで活動は成り立つじゃないですか。『Fans'』はそういう受け皿になればいいなと思っています。“事務所が全然仕事を取ってきてくれません”と言うんじゃなくて、自分でファンを作る努力をすればいいですよってことなんです。仕事を増やしたいのであれば、プロフィールをもっとわかりやすくしましょうとか、そういうところから始めていけばいいと思うんですよね。

沖口：
自分の努力で徐々に活動の幅を広げていくってことですね。話は変わりますけど、田中さんはプライベートな時間はどんなことをして過ごしているんですか？

田中：
プライベートは子育てです。先週、子どもが3歳になったばかりなんですよ。週末はおもちゃ屋さんに行ったり、『アンパンマンミュージアム』に行ったり、そのくり返しです（笑）。

沖口：
素敵なお父さんですね（笑）。子育てと仕事はやっぱり別物ですか？

田中：
まったく別ですね。子どもには通用しないことが多いです（笑）。あとは、僕はゴルフとかをやらないので、最近は友達とサウナによく行きます。都内のサウナも行きますけど、どちらかと言えば、ちょっと足を伸ばして、都内から2時間くらいのところに行くんです。まあ、サウナは口実なのかな。郊外までご飯だけ食べに行こうっていうだけでは、なかなか人が集まらないので、サウナとご飯をセットにしてみんなで行くというのが多いです。海外にはなかなか行けない状況ですし、楽しいですよ。

沖口：
オススメのサウナはありますか？

田中：
千葉にプールが付いた貸別荘があるんです。1泊20万円くらいするんですけど、20人でいけば1人1万円ですから。プールの横にサウナがついていて、別荘もめちゃくちゃ豪華で、そこはすごくいいですよ。都内から1時間かからないくらいで行けますし。

沖口：
ほかに人がいないっていうのはいいですね！

田中：
あと、長野に『The Sauna』という施設があるんですけど、そこはサウナを貸切にできるんです。水風呂は川の水で、ここもすごくオススメです。

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「Fans' Dream Project」募集要項

［募集期間］
2021年4月5日（月）13:00～5月31日（月）23:59

［応募方法］
“クリエイターとして叶えたい夢”を専用サイトにて応募

［応募条件］
性別：不問
年齢：満13歳以上　※未成年の方は必ず親権者等の法定代理人の同意を得てからご応募ください。
Fans'の登録ができる方／登録済の方

［バックアッププログラム］
特別講師からのスキルアッププログラム
先輩クリエイターとの交流会
※オンラインでの実施を想定
※本バックアッププログラムを受けるにあたりクリエイター側の費用負担はありません。

［講師一例］
芸能プロダクション アソビシステム 代表取締役 中川悠介
アイドル ちゃんもも◎（バンドじゃないもん!）
芸人／YouTuber 岡田康太
株式会社For you 代表取締役 野田爽介
放送作家 桝本壮志
第七世代放送作家 澤井直人
演出ディレクター 小林哲平
放送作家 細川拓朗

［1期生特典］
Fans’で獲得したファンの数により芸能プロダクションからのオファーを確約（希望制）

［主催］
Fans'（株式会社フェイス）

［後援］（※50音順）
株式会社浅井企画、アソビシステム株式会社、株式会社イエローキャブ、株式会社Inception、有限会社インターフレンド、株式会社エイジアプロモーション、株式会社FPアドバンス、エルアンドエル・ビクターエンタテインメント株式会社、株式会社オムニア、GAKUMO株式会社、Grick株式会社、株式会社サンミュージックプロダクション、松竹芸能株式会社、株式会社スターレイプロダクション、有限会社タンバリンアーティスツ、株式会社Natee、株式会社パッチューネ、株式会社パラサング、株式会社For you、株式会社プック、株式会社プラチナ・ロイヤーズプロモーション、株式会社ホリプロ、株式会社ホリプロインターナショナル、株式会社よしもとミュージック、株式会社レプロエンタテインメント、株式会社YMN、株式会社ワイルドビジョン、フェイス・グループ会社（日本コロムビア株式会社、株式会社ドリーミュージック）

マジカル・パンチライン インフォメーション

新体制初のワンマンライブ
＜マジカル・パンチラインLiVE PARK 2021「ここから始まる私たちの物語〜キラハピ〜」＞
日程：5月2日（日）開場15:15／開演16:00
会場：横浜BAYHALL

［チケット］
VIPチケット：￥20,000（税込）（ファンクラブ会員限定）※ドリンク代600円別途
一般チケット：￥4,000（税込）※ドリンク代600円別途
※ライブ中カメラ撮影（カメラ・スマホ・携帯・タブレット可。一脚三脚セルカ棒フラッシュNG）可能ブロックあり