BiSH モモコグミカンパニー［番組レポート］受験生応援ラジオ番組で“自信がなかった頃”を明かす「夜な夜な“君はできる”ってメモを書いて……」

ゲスト：モモコグミカンパニー登場

ゲストにBiSHのモモコグミカンパニーが登場。田中がモモコグミカンパニーに、“アンガールズ”というコンビ名のセンスについて問うと、“すごく好きです。ガールってついていると親しみやすいんですよね。可愛いらしくて（笑）。ボーイズじゃなくて、“アン”ガールズにするところがセンスあると思います”とコメントした。

ーーかなり勉強もできたって聞いてるけど、どんな高校生だったの？

モモコ：
1番受験を頑張ったのは、高校受験の時でしたね。朝起きてから分刻みのスケジュールを立てて、自分を追い詰め続けていました。寝る間も惜しむ系でした。

ーー受験にまつわる思い出は？

モモコ：
（睡眠について）ベッドがあるから寝るんだと思ったんですよ。ブラックコーヒーがぶ飲みして、朝4時まで勉強しようと思ったことがあって。すのこの上のベッドのマットとかを隣の弟の部屋に持っていって見えないようにして。そしたらすのこの上で綺麗に寝てました（笑）。

山根：
そうだよね。俺も座って勉強してると寝るなと思って立って勉強してたけど、疲れてちょっと休もうと思ったら寝ちゃってたもんね。

田中：
寝なきゃいけないことをわかっていなかったよね、高校生の時は。脳は睡眠で情報を整理するのよ。これ大人になってから知ったんだけど（笑）。ガーっと入れて寝て、それで起きてまたガーっと入れて、これは大事な情報なんだって脳に伝えるの。

山根：
でも、今の子はわかってそうだよね。寝た方がいいこと。インターネットとかで情報仕入れて。

ーー大学では、何学部だったの？

モモコ：
大学は教養学部っていう学部でした。高校は2/3くらいが帰国子女で、1/3に一般枠が入る学校でした。英語が好きだったので英語だけ頑張っていたら、受かって入れた形でしたね。

山根：
じゃあ英語は使えるの？

モモコ：
それが、しゃべれなくなっちゃいましたね（笑）。大学の時は1年間英語しか授業を受けられなかったんですよ。その時は英語を話せたんですけど……（笑）。今からでも学び直したいですけどね。

ーー“共通テストまで1ヵ月弱、あなたの睡眠時間は？”というアンケートの結果を見てどうですか？

山根：
アンケートだと6時間が多いんだけどどう？

田中：
受験の時も8時間は寝てたけどね。

モモコ：
すごいですね。勇気ありますね。

田中：
俺は浪人してるから1月からびっちり勉強漬けなのよ。1日10時間以上びっちり勉強してて。残りの時間は寝るのよ。寝ないと次の日しんどくなるから。

山根：
現役だと授業以外のところで勉強しないといけないから。部活があったりね。間に合わないと思って寝る時間短かったよね。

田中：
全部（勉強に）投じてんのよ、俺は。

山根：
プロサッカー選手みたいなもんだよね。社会人がちょこっとサッカーを練習するとかじゃなくて、すべての時間が取れるから寝られるんだ。モモコさんはマット外したくらいだから寝られなかったんじゃない？

モモコ：
寝る時は寝るんですけど、次の日テストとかあると自分を追い詰めちゃいましたね。絶対100点取る！って思って。大きい紙に、“絶対99点取る”みたいな現実的な数字を書いて貼ったりしていましたね。あと“寝ない！”、“欲に負けない！”とかも（笑）。

ーー“あなたを支える名言を教えてください”というアンケートの結果については？

田中：
俺は1浪中に、塾の最初の授業で先生から“あなたたちは学生でもない、社会人でもない、なんでもない人間だったんだ”とか言われてさ（笑）。とんでもないこと言ってくるな！って思ったけど、でもそれで目が覚めて。人生で最大の勉強を始めた。

山根：
モモコさんはどう？

モモコ：
昔は名言集のノートを作っていたくらい好きでした。人生に迷いすぎて（笑）。夏目漱石の言葉とか並べて書いてたんですけど……夏目漱石の『私の個人主義』っていう本が好きだったんですよ。自伝とかも読んでいると親近感が湧いて。夏目漱石もつまづいたことがあったんだって思ったら、自分もつまづいていいんだって思って。それで自分を許せるようになって、前向きになれました。

田中：
（夏目漱石は）つまづきを文章にできてるからすごいよね。自分のつまづきを隠していいところばっかり言うのは最低な人間だから（笑）。さらけ出せるのは誰かに成長してもらいたいと思っているからだと思うから。

受験生と生電話

番組には受験生・ルキが生電話で登場。ルキは今の悩みについて“残り1週間切った時期で、受験生として自分に自身が持てないこと”と話す。

“金沢大学を第1志望に勉強しているんですけど、今コロナで自粛になって、勉強する時間はたくさんあったんですけど、勉強する習慣があまりなくて。本格的に勉強し始めたのはコロナ明けだったので、ほかの人と比べたりして後悔が頭に残っている”と胸の内を明かした。

また、受験勉強を始める前は、放送部でラジオ番組を作るなどの活動をしており、＜NHK杯全国高校放送コンテスト（Nコン）＞を目指していたこと、それに向けて受験勉強のスケジュールなどを調整していたこと、それにもかかわらずコロナの影響で＜Nコン＞自体がなくなってしまったことなども語った。

モモコ：
ルキくんは大丈夫じゃないかなって直感的に思います。高校3年間同じことに打ち込める力がある人じゃないですか。1つのことをずっとやれることは勉強にも活かせるはずだと思うので、自分の力を信じてもらいたいなと思います。

田中：
（ルキくんは）周りと比べちゃうって言ってたけど、意外とみんなテンパってんのよ、この時期。

山根：
ここで自信持ってるやつ、まあまあやばいやつだと思う。

田中：
足りないかもって思えている状況が素晴らしいと思うよ。いい活力になってると思う。

モモコ：
私も人と比べることをずっとしてきました。BiSHで私だけド素人だったんですよ。だからずっと自信がなかったんです。それで、夜な夜な“君はできる”ってメモを書いて、ライブ中にポケットに入れたりして（笑）。自信がなかったからこそ、影でコツコツやって来れてるのかなと思います。（ルキくんも）“君はできる”って小さい紙に100回くらい書くの、ぜひやってほしい！

最後は、高校3年間部活ばかりで女の子とまったくしゃべらなかったというルキに対し、田中が“俺も大学生になってサークルに入ったらめっちゃしゃべれたよー！　だから頑張ってねー！！”とエールを送った。

エンディンング

モモコ：
ルキさんは誠実そうな気がするのでモテるんじゃないのかな？と勝手に思っています。

田中：
でも、高校時代もほとんど女子としゃべってない。俺とまったく一緒の人生だよ。

モモコ：
でも、何かに打ち込んでいる人はカッコよく見えるから、田中さんとはちょっと違うかもしれない（笑）。

山根：
（田中さんは）帰宅部だから、家に帰ることに打ち込んでたんだよね。

田中：
直帰するのも勇気いるのよ。みんな部活している中、直帰する姿見られるんだよ。それはそれで大変なんだよ。

なお、同番組の最終回のゲストには、『Popteen』モデルの香音が登場する。

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