第21回：FAREWELL, MY L.u.v、WAY WAVE、SAKA-SAMA〜小出祐介&南波一海「小出は明日、昨日の南波と連載する」〜2018年南波が気になった曲を、小出と南波が脱線トークなしで楽曲談義

【WAY WAVE「SUMMER GIRL」】

小出：
ああ、すごい気持ちはわかる。めちゃこういうシティポップが好きなんでしょうね。音の仕上がりもすごくウォームで。これもCD-Rなんですか？

南波：
これはCDで出てます。WAY WAVEという、ANNA☆Sの小池姉妹がやっている派生ユニットの1stアルバム『SHOW TIME』の曲です。

小出：
ANNA☆Sの人なんだ！

南波：
そうなんですよ。イメージとなかなか結びつかないですよね。でもジャケットを見ると80年代っぽい雰囲気だし、文字のフォントも大滝詠一風で。

小出：
ホントだ。じゃあ本当にこういう感じを狙って作ってるんだ。（聴き込みながら）まさにシティポップなアプローチですね。70年代の大貫妙子さんとかの雰囲気がある。

南波：
この曲は関美彦さんがプロデュースで。以前、ANNA☆Sの派生グループでうどん兄弟ってあったじゃないですか。

小出：
あったあった。うどん兄弟、最高でした。

南波：
あれの続編的にも聴けますよね。うどん兄弟のプロデュースをしていたカメラ=万年筆の佐藤優介さんも曲を書いているし。

小出：
なるほどね。しかし、ヴォーカルがめっちゃ変わりましたね。

南波：
そうそう。特にお姉さんの杏奈さんのほうが本格派シンガーになっていて。

小出：
めちゃくちゃ大人になってる。

南波：
うどん兄弟の頃のヴォーカルが懐かしい（遠い目）。このアルバム、ファンキーな曲もメロウな曲もあって聴き応えありますよ。次いきましょう。