＜TERASHIMA KAWAII FESTIVAL＞、寺嶋由芙編集長直属「かわいい特派員」イベントレポート＜TERASHIMA KAWAII FESTIVAL＞かわいい特派員レポート

何か１つの物語の中に引き込まれたような感覚

取材・文：ダイキチ

＜TERASHIMA KAWAII FESTIVAL＞、それは幸せの象徴。
そしてその幸福感はライブ前から押し寄せてきました。
ロビーに入ると、たくさんのマウントレーニア。入場者にもれなく配布されるという、なんとも粋な計らい。

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なぜマウントレーニアなのかというと、以前寺嶋由芙さんはPop'n'Roll編集長として製造元である森永乳業を訪れ、インタビューを敢行しています。

思い返せば、以前行われた女性限定イベント＜＃ゆふぃすとおにゃのこ部 決起集会＞（2018年3月）ではクナイプの入浴剤とハンドクリーム、＜＃ゆふぃすと男子部のイベント＞（2018年5月）では三幸製菓の『雪の宿』が提供されています。

各SNSなどで好きと公言しているものが提供されるのは今回だけではないのです。実はその頃から＜TERASHIMA KAWAII FESTIVAL＞は始まっていたのかもしれません。そして何より各企業にご協力いただけるのがすごいところ。関わった方たちが味方になってくれる、そう思うと嬉しさがこみあげてきます。

そして先行物販エリアを含む会場内に流れる「KAWAII FESTIVAL」。この曲は寺嶋さんが愛してやまない『サンリオピューロランド』にて上演されている＜Miracle Gift Parade＞のテーマソング。サンリオの曲を使わせてもらえていることに驚き、そのことに関して尋ねると、“そもそも＜TERASHIMA KAWAII FESTIVAL＞という名前についても私が使うとあからさまだし、サンリオさんは「かわいい」のコンセプトをしっかりとお持ちなのでどうかと思いましたが、今回お名前と曲（収録を除く）を使わせていただくことができたので、わたしも「かわいい」の一員として少しは認められたのかなと思っています”とのこと。

さらに驚くべきところは、BGMがこの1曲だけだということ。とても愛の重さを感じました。愛の重さは世界観を作るための欠かせない要素ですから。

ライブ会場のモニターに流れる迫力のあるテロップが、高揚感を煽ります。

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そして本編。

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大好きな原田珠々華さんに自身の曲を歌ってもらい、数々の曲を手掛けたrionosさんとデュエット。振り付けを担当したことのあるミキティー本物さんの所属する二丁目の魁カミングアウトと、かわいいダンスで大はしゃぎ。同じディアステージ所属の妄想キャリブレーション、虹のコンキスタドールとの本気のダンスコラボ。

「ねらいうち」では、マウントレーニアに敬意を表しヲタク（ファン）が“森永MIX”をくり広げる場面も。そしてオールラインナップでの「KAWAII FESTIVAL」で大団円。曲中の“KAWAII!!　KAWAII!!”を言うために生まれてきたのではないかと言うくらいの盛り上がりでした。

今回のフェスでは、何か１つの物語の中に引き込まれたような、そんな感覚を覚えました。いろんな仲間と出会い、最後はみんな仲良く。そんなのただの理想だ、できすぎたストーリーだと言う人もいるかもしれません。

ただ、＜TERASHIMA KAWAII FESTIVAL＞にはそれがありました。

寺嶋由芙さんの過去のブログ（ゆるキャラグランプリ®に関するもの）にはこう書かれています。

“当たり前のことを言って遠巻きに見るよりも、想像力を働かせてこのストーリーに乗っかれる人の方が人生楽しいんじゃないかなって思うんです”

ゆるキャラだけでなく、アイドルに関してもこれを真摯に表現していることが今回のフェスでわかりました。それもゆるキャラとアイドルを結ぶ“ゆるドル”たる所以。

vol.2でも素晴らしいフェスになることを期待せずにはいられません。みなさんもこの少しできすぎたストーリーに乗っかって、一緒に楽しんでみませんか。

「寺嶋由芙」というストーリーに。