吉岡里帆[イベントレポート]初の母親役への想い「母になるってこんなに苦しく大変なことなんだと役を通して体現できたと思う」

吉岡里帆[イベントレポート]初の母親役への想い「母になるってこんなに苦しく大変なことなんだと役を通して体現できたと思う」

吉岡里帆[イベントレポート]初の母親役への想い「母になるってこんなに苦しく大変なことなんだと役を通して体現できたと思う」

吉岡里帆が、本日11月11日(水)に東京・新宿ピカデリーにて開催された映画『泣く子はいねぇが』の舞台挨拶付き特別上映会に登壇した。

<映画『泣く子はいねぇが』舞台挨拶付き特別上映会>|東京・新宿ピカデリー(2020年11月11日)
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<映画『泣く子はいねぇが』舞台挨拶付き特別上映会>|東京・新宿ピカデリー(2020年11月11日)

舞台挨拶付き特別上映会には、主演の仲野太賀、共演の吉岡里帆、寛 一 郎、佐藤快磨監督が出席。

大人としても父親としても自覚が曖昧な主人公・たすく役の仲野は“なんて素晴らしい脚本なのかと思った。滑稽に見えるけれど愛おしく深い。そしてユーモアもある。ここまでの作家性は稀”と佐藤監督のオリジナルのシナリオに太鼓判。感動が押し寄せるクライマックスについては“「ナマハゲ」というものによっていろいろなものが共存している奇跡的なラストシーン。この強烈なラストシーンを演じたいと思った。たすくにも共感し、今の自分の最大限の等身大を遺憾なく発揮できる自信があった。正直、自信作だと思ったし、とても大切な作品になりました”と胸を張った。

<映画『泣く子はいねぇが』舞台挨拶付き特別上映会>|東京・新宿ピカデリー(2020年11月11日)
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<映画『泣く子はいねぇが』舞台挨拶付き特別上映会>|東京・新宿ピカデリー(2020年11月11日)

“世界の是枝裕和”が惚れ込み、国内外の映画祭で高い評価を得ている理由を問われた佐藤監督は“僕が1番現場の経験がなかったけれど、すべてのスタッフ、キャストのみなさんが技術と情熱を注ぎこんでくださった映画。それが評価していただいた1番の理由だと思う”と、照れながらも自身の作品を分析した。

<映画『泣く子はいねぇが』舞台挨拶付き特別上映会>|東京・新宿ピカデリー(2020年11月11日)
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<映画『泣く子はいねぇが』舞台挨拶付き特別上映会>|東京・新宿ピカデリー(2020年11月11日)

大人になりきれないたすくに限界を感じる妻・ことね役の吉岡は、母親役に初挑戦。“私自身、母親になったことがないのでゼロからのスタートになりましたが、圧倒的な脚本力を感じました。母になるってこんなに苦しく大変なことなんだと役を通して体現できたと思う。実際の赤ちゃんとの撮影で「この子を守らなければ!」という気持ちも大きくて、常に赤ちゃんのことを考えていました”と母性本能を刺激された気持ちを明かした。

どんな時でもたすくを支える地元の親友・志波役の寛 一 郎は、秋田県・男鹿半島での撮影を振り返り“(太賀と)ホテルの温泉に毎日一緒に入っていました。僕の撮影がない日でも一緒に入ったりして。それが普通にできるフレンドシップを築けたと思う”と地方ロケならではの絆の深まりを体感。寛 一 郎が“一緒に風呂に入りながら次の日のセリフ合わせをした”と明かすと、太賀も“2人でセリフを合わせながら、「これで男鹿(オガ)デミー賞を獲ったね!」と納得しながら風呂を出た”と懐かしそうな様子を見せた。ただ、佐藤監督の粘る演出スタイルに寛 一 郎は“でも次の日はボロボロになって帰ってくる”と苦笑しながら男鹿デミー賞の厳しさを語っていた。

<映画『泣く子はいねぇが』舞台挨拶付き特別上映会>|東京・新宿ピカデリー(2020年11月11日)
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<映画『泣く子はいねぇが』舞台挨拶付き特別上映会>|東京・新宿ピカデリー(2020年11月11日)

この日はタイトルにちなんで、キャスト陣の“泣く子”だった時代の写真を大公開。4、5歳の頃の自身の姿に仲野は“非常に可愛い!”と自画自賛で“当時はメチャクチャ甘えん坊でした。ずっとお母さんのそばにいた。保育園に行く時も離れ離れになるのがイヤで毎日「行かないでー!」と絶叫していました”と照れ笑い。それに吉岡は“可愛いですね〜!”と目を細めていた。

その吉岡は、2歳の頃に広島に住む祖父と太秦映画村を訪れた際の写真を公開。“私にとっては貴重な忘れられない想い出の写真です”と思い入れを語ると、仲野から“これは最新の写真集にも入っていますか?”と質問され、“差し込みで入れてもらおうかな!?”と切り返し、会場の笑いを誘った。

当時怖かったものを聞かれた吉岡は“映画村のお化け屋敷! そこに出てくる和風のオバケが怖かった。オバケのテイストで作られている遊園地もギャン泣き。でもそれは今でも普通に怖い。お化け屋敷は得意ではないです”と怖がりの一面をのぞかせた。

寛 一 郎は、腕組みをしてカメラに収まる4、5歳時の可愛らしい写真を披露。当時怖かったものを聞かれると“変な話ではないのですが……おっぱいです”と意外すぎる回答。その理由については“乳離れの時期に母親のおっぱいに父が怖い顔を落書きした。今日もミルクを飲みに行くか!と思ったら、それが出てきてカルチャーショックで……”と微笑ましい断乳エピソードを告白。それに吉岡が“私もそれされました!”と共感すると、“俺だけかと思った! それで乳離れはしましたが、反動でもっと好きになりました”とユーモア交じりに楽しい想い出を暴露した。

最後に主演の仲野は“僕にとってこの作品は俳優を続ける中での転機で、覚悟が決まった作品でもあります。撮影の日々があまりにも幸福と奇跡に満ち溢れていて、力強いものが完成した喜びでいっぱい。たくさんの人のもとに作品が旅立っていくのは感慨深い”と全国公開に期待に満ちたコメントで締めた。

そして佐藤監督は“幸せな環境で映画を作れたことは、自分にとって忘れられない経験になりました。一生忘れられない、自分の中での基準となる経験をさせていただいた”と言葉をつまらせながらも、ロケ地・男鹿半島の協力やキャスト&スタッフの尽力に感謝していた。

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