AKIARIM[ライブレポート]すべてをステージで曝け出した初ワンマン「自分の居場所だと思える場所が見つかった」

AKIARIM[ライブレポート]すべてをステージで曝け出した初ワンマン「自分の居場所だと思える場所が見つかった」

AKIARIM[ライブレポート]すべてをステージで曝け出した初ワンマン「自分の居場所だと思える場所が見つかった」

AKIARIMが、10月17日に渋谷Star loungeで初のワンマンライブ<AKIARIM 1st ONEMAN LIVE -Que será será->を開催した。結成発表後、3月14日に予定していたデビューライブは新型コロナウイルスの影響で中止。その後も自粛に入り、デビュー延期となった。そんな中、5月からはプレデビューという形で無観客のオンラインライブをスタートさせ、7月にはFM FUJIにてレギュラー番組『AKIARIMのALL IS WELL』が放送されるなど、動けないなりにさまざまな展開を実施。さらに7月には結成から日が経っていないにもかかわらずクラウドファンディングで162%という大幅超過の資金を集め“音源&MV制作”が決定、8月2日に念願のソーシャルディスタンスの中ライブデビューを果たした。本記事では、そんなAKIARIMが10月17日に開催した初のワンマンライブのオフィシャルレポートをお届けする。

<AKIARIM 1st ONEMAN LIVE -Que será será->渋谷Star lounge(2020年10月17日)

ワンマンライブ当日。振りしきる雨にも関わらず渋谷Star loungeには、AKIARIMを結成以来見守ってきた人や、ライブは初めてでも配信で観ていたという人が集結。どの表情にも期待が窺える。

SEが鳴り始め蠢く光の中、初のミニアルバムとなった『Action!』のジャケット写真でも着ている赤と黒の衣装を身に纏い、4人が登場。

“ライブハウスStar loungeへようこそ。AKIARIM行きます!”と威勢よく吠えた後に流れたオープニングナンバーは「アリム」。前身ユニットのFLOWLIGHTから引き継いだ曲は数多くあるが、AKIARIMとしての初めてのオリジナル楽曲となった、4人が集まった奇跡とファンとの繋がりの上で進んでいく意志を歌ったロックナンバーだ。

オーディエンスはコロナによる規制のため声が出せないが、meeの煽りからクラップが会場中に響き渡る。そこから「十代白書」、「Mr Darling」とアッパーな曲を畳み掛け、一気にヒートアップ。拳を挙げ、手を広げ呼応するオーディエンスにメンバーの表情は晴れやかだ。

会場も温まった中それぞれが挨拶し、ワンマンライブタイトルの“Que será será”は“なんとかなるさ”という意味で、このコロナ禍の中でも目の前のことをやっていこうという意味だと話す。まさにAKIARIMは目の前のことをやれることを1つひとつ見つけ、それを実行してこの日を迎えたのだ。

<AKIARIM 1st ONEMAN LIVE -Que será será->渋谷Star lounge(2020年10月17日)
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<AKIARIM 1st ONEMAN LIVE -Que será será->渋谷Star lounge(2020年10月17日)
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その後、FLOWLIGHTの始まりの曲であり、AKIARIMにとってもすべての始まりの曲「beginning」、「Help me!!」を歌い上げる。

“出会った時には冬服を着ていました。デビューできなかった春。なんとかライブができるようになった夏。そしてまた涼しくなってきて……”と語り、流れ出したのはミドルバラードの「春夏秋冬」。ファンが用意したサプライズでオレンジのペンライトの灯りでフロアが埋まる。

本来ラブソングであるこの曲の“あなたとここで出会えて 良かったな 心からそう思う”、“不安や迷い 悲しみ痛み 全て抱きしめて君といこう この道の先 何があっても 君となら乗り越えていける”という歌詞は、今この会場にいる1人ひとりへ向けたメッセージだ。

続く「全部抱きしめるよ」、「HEART BEAT」といったミディアムテンポのポップソングで空気を変えていく4人。AKIARIMは感じてほしいメッセージや想いが歌詞になっていることが多く、“歌”がど真ん中にある楽曲が多い。それらの楽曲群をmeeのエモーショナルで迫力のある歌声を筆頭に、メンバー全員が歌う。そして、キレのあるダンスを魅せるKotono、Reina、Rukaとmeeが全員でアグレッシブに踊る。

その熱量やメッセージが会場に浸透していく中で、一緒に盛り上がる曲、胸が熱くなる曲、うっとり聴き入る曲と、振り幅の大きいナンバーを次々と披露していった。

<AKIARIM 1st ONEMAN LIVE -Que será será->渋谷Star lounge(2020年10月17日)
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<AKIARIM 1st ONEMAN LIVE -Que será será->渋谷Star lounge(2020年10月17日)
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<AKIARIM 1st ONEMAN LIVE -Que será será->渋谷Star lounge(2020年10月17日)
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<AKIARIM 1st ONEMAN LIVE -Que será será->渋谷Star lounge(2020年10月17日)

「STARLIGHT」、「Good morning,人生」、「自画自賛歌」と連続で披露し、タオルが舞い、手拍子が響き、拳が突き上がる。そんなライブ後半のような盛り上がりを見せながらも、“ここまでで中盤戦。ここでカヴァー曲を披露したいと思います”と語り、なんとBOØWYの「DREAMIN’」を初披露する。

AKIARIM流にアレンジされた楽曲に、ノリやすいダンスと歌。コロナによる規制がなければ会場中が一緒に歌い踊る。そんな風景が一瞬で想像できる。

ラストスパートをかけるかのように、AKIARIMの曲の中でも珍しいホーンアレンジが採用されたファンク風な「エッフェル」、重いギターがうねる中激しく歌い上げる「NO ANSWER」、エモーショナルなサウンドと情緒的な歌詞が印象的な「FLOWER」と感情剥き出しでパフォーマンス。

アイドルというにはあまりに感情的なステージかもしれない。だが、その流れる汗は紛れもなくキラキラしていて、“激情型ロックアイドル”という1つのアイドルの形となっているし、コロナ規制のために声が出せなくてもステージとオーディエンスは共鳴していることを伝えてくる。

ラストナンバーは“本日最後の曲です。1つになりましょう”と「One」を披露。“不安な中でも答えを見つけるのは自分なんだ”というメッセージは、今この2020年の世界で必要なものであり、AKIARIMの4人の中でも指針となっている。希望も不安も詰めこんで、そこにいる1人ひとりとともに進んでいく。熱く歌い、真上に突き上げたその指先には、そんな想いが発されているように感じた。

<AKIARIM 1st ONEMAN LIVE -Que será será->渋谷Star lounge(2020年10月17日)
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アンコールでは新曲となる「向かい風ファンファーレ」、FLOWLIGHT楽曲から初となる「バタフライ」と、初披露ナンバーを2曲立て続けに歌った。

ここで、クラウドファンディングの支援により完成された「One」のMVを公開。その後、各種配信サイトでミニアルバム『Action!』が先行配信されることが告知された。

映像終了後にMVの感想などを話していると、突如ステージが暗くなり、機械音とカウントダウンが。メンバーも知らされていない映像が壁に映し出され、結成から今日までの約半年を振り返り新たな挑戦を告げる。それは、1周年を迎えるAKIARIMの東名阪ツアー。ツアーファイナルは渋谷O-WESTだ。

唖然としたメンバーにオーディエンスから拍手が起こると、メンバーが1人ずつ自身の想いを語る。Rukaは“自分の居場所だと思える場所が見つかった”と語り、meeは“自分はグループに向いてないと思ってたけど、この4人でよかった”と述べる。

Kotonoは前身ユニットFLOWLIGHTから唯一継続したメンバーであり“これまで支えてくれたファンの人たちに返し切れない恩がある”と感謝を口にし、Reinaはメンバーそれぞれのへの想いを語り、“まだまだ日が浅いけど、もっともっと頑張っていく”と話した。

語った内容は違えど誰もが抱いている“AKIARIMで前へ進んでいく”という強い意志をもって、最後のナンバーである「ミライト」を披露。

結成発表から約5ヵ月を経て、初ライブを迎えたのは8月。そこから約2ヵ月という期間の中で迎えた初ワンマンライブで、アンコール含め19曲を披露した。

<AKIARIM 1st ONEMAN LIVE -Que será será->渋谷Star lounge(2020年10月17日)
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コロナ禍の中、活動休止するグループも少なくない。人生を考え新たな道へ進む人もいる。さまざまな生活の様式が変わり、思うようにいかないことも多くなった2020年。

そんな中、AKIARIMは2020年に産まれ、まだまだ知られていない原石のようなグループとして現時点での“最高”の在り方を示し、感情も表現したいこともすべてステージで曝け出した。支えてくれるファンとともに進む道は、決して簡単ではないけれど暗い道ではないことを自らの力で証明した。

2021年早々に始まる東名阪ツアーも必見だ。

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