中川翔子、YOASOBIのikuraとしても活動する幾田りらの歌声に感激「一生モノの体験を浴びちゃいました！」Netflix映画『フェイフェイと月の冒険』オンラインライブ＆トークイベントにて

Netflixが10月23日（金）より独占配信する同作は、ディズニー・アニメーションの大ヒット作『美女と野獣』『アラジン』『塔の上のラプンツェル』などを手掛けた伝説のアニメーター、グレン・キーンが初長編監督を務める、夢と感動のファンタジーアドベンチャー。幼い頃から“月には女神がいる“という伝説を信じ続ける少女フェイフェイが、月への幻想的な冒険へと旅立つ物語となる。

本日開催されたオンラインライブ＆トークイベントのゲストは、デビュー曲「夜に駆ける」以降ヒットを飛ばすYOASOBIのikuraとしても活動し、本作の日本語版エンドクレジットソング「ロケット・トゥ・ザ・ムーン～信じた世界へ～」を歌う幾田りらと、キーン監督が製作総指揮を務めた『塔の上のラプンツェル』（2011）でラプンツェルの声優を務め、キーン監督と対面したこともある中川翔子。

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本作の世界観に合わせ、幻想的でカラフルな月の世界を再現したプラネタリウムの会場を目にした幾田は、“月の世界の色合いも再現されていて、すごく綺麗です！”と美しさに目を奪われながら感想を語った。

中川も、“素敵すぎます！　映画とそっくりですね！”と驚きと喜びを隠せない様子。初対面の2人は互いの印象について、幾田は“私、ラプンツェルが大好きで、小さい時にずっと観ていて、お会いできて本当に嬉しいです。ラプンツェルそのまんまです！”と喜びを打ち明け、中川は“私こそお会いできて興奮してます。最近ずっと、昭和歌謡とアニソンだけで生きてきたんですけど（笑）、新しい音楽聴くぞモードになっていて、真っ先にYOASOBIをずっと聴いてたんですよ！　YOASOBIのikuraちゃん様ですよ～！　すごい！”とYOASOBIにハマっていることを告白。

初共演ながら、互いにリスペクトの気持ちを抱いていたことが明らかになった。

本作の感想について聞かれると、ディズニー・アニメーションが子供の頃から大好きで、プリンセス映画も数多く観てきたという幾田は、“グレン・キーンさんが描かれた『美女と野獣』『リトル・マーメイド』も観させていただいていたんですけど、アニメーションがとっても綺麗で、目を奪われました”と流石のプリンセス好きならではの感想が。

続いて中川は、“ラプンツェルのアフレコをさせていただいた時に、アメリカのディズニー・スタジオにもお邪魔したんです。キーンさんは、世界で公式にミッキーを描いてよい3人のうちの1人で、そんな方が、私の目の前でラプンツェルとミッキーと私の絵を描いてくださったんですよ！　キャラクターを描いていらっしゃる時は少年のような顔になられていました。本作も愛や夢がぎっしり詰まっていて、観ると夢が叶っちゃいそうな素敵な映画でした！”と、キーン監督との貴重なエピソードも明かしつつ、高い熱量の感想を口にした。

作品の中で共感したポイントについて、中川からは“やりたいと思っていることは、ふわっと思っているだけじゃなくて、何か行動することが大事なんですよね。私も昔、深海に行きたいなって思っていたのをブログに書いたんですよ。そしたら2年後に、潜水艦で深海に行く夢が叶って！　本作を観ても、とりあえず動かなきゃなって改めて思いました”と、中川らしい独特のエピソードを明かした。

続いて幾田からは、“私がシンガーソングライターとして曲を書きたいと思ったのが、ちょうどフェイフェイと同じ12歳くらいの頃なんです。年齢を重ねると、周りと違う夢を追いかけることの迷いが生じたりして、背負わきゃいけないものができることもあると思うんです。フェイフェイの突き進んでいく姿を見て、自分を信じていれば絶対叶うんだ、というのを改めて教えてもらいました”と、あまりに大人なコメントに中川も思わず“しっかりした娘さんじゃの～！　感動しちゃいました！　20歳でこの仕上がり！　リアルフェイフェイじゃないですか！（笑）”と驚きのツッコミを入れた。

さらに、フェイフェイを中心とした家族の絆の物語でもある本作にちなみ、家族の話題に。

幾田は“シンガーソングライターになりたいと思ったきっかけが父なんです。父が母に「ホワイトデーに曲をプレゼントしたいから、バレンタインデーは歌詞を作ってほしい」と言っていて、母が歌詞を作って父がお返しで曲をプレゼントする、というのを11～12歳くらいの時に間近で見て、自分の言葉で作り出される曲だと、こんなにも温かみがあるんだなと思ったんです”と打ち明け、中川も“キュンキュンするわ～！　ラブラブなんですね”と大興奮。幾田のルーツとも言えるような家族との貴重なエピソードも飛び出した。

中川からは“うちは早くに父が亡くなってしまって。そんな中で母が、こんな時こそディズニーだ！と言って、海外のディズニーランドに連れて行ってくれたんですよ。未だに友達みたいに何でも話しますね”と、まるでフェイフェイのように母親とは固い絆で結ばれていることがわかるエピソードを披露した。

続いて、幾田による本作の楽曲「ロケット・トゥ・ザ・ムーン～信じた世界へ～」のライブ歌唱へ。初めはしっとりとしながらも、その奥に力強さも込められた歌声を聴かせ、後半ではまるでフェイフェイが月に向かう様子が目に浮かぶような、強い意思を感じさせる圧巻の歌唱を披露。YOASOBIのイメージとはまた一味違うミュージカル調の歌唱となり、幾田のアーティストとしての才能の幅広さを感じさせる瞬間となった。

中川は“一生モノの体験を浴びちゃいました！　YOASOBIの時とも雰囲気が変わりますね！”と語るほど大興奮の様子に。

パフォーマンスを終えた幾田は、“プラネタリウムの素敵な空間で歌えて嬉しかったです。主人公の気持ちをそのまま歌う、というのが今回のミュージカルの特徴なのかなと思います”と語り、YOASOBIの時とは少し毛色が異なることについて解説。

ミュージカルへの出演歴もある中川も“今年、コロナ禍になって、ソーシャルディスタンスを取りながら久々のミュージカルに出演させていただいた時に、仕事やミュージカルの舞台、歌に対しての概念がガラッと変わったこともあって、なんて尊い時間なんだろう……歌って素敵！　歌って生きている感じがする！とすごく思ったので……見ていてもう泣きそうです……！”と少し涙を浮かべながら溢れる想いを語った。

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ここで、幾田にはサプライズで、彼女の歌唱へのキーン監督のメッセージVTRを上映。

まさかの出来事に驚きを隠せない様子の幾田に対して、キーン監督からは“本当に素晴らしいと思います。不可能を可能にするというフェイフェイのひたむきさを表現してくれました。フェイフェイがどんな子なのか、歌声から伝わってきます。りらさん、ありがとうございます。期待どおりの日本語版エンドクレジットソングです”と、これ以上ないほどの大絶賛コメントが送られた。

イベントのラストには、幾田の美しい歌声と、本作の月へ出発する圧巻のシーンや、月の幻想世界などの本編映像がミックスされた「楽曲スペシャル映像」も初解禁。SNS上でも熱狂的な盛り上がりを見せる中、イベントは終了した。

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Netflix映画『フェイフェイと月の冒険』10月23日（金）より独占配信開始

監督・製作総指揮：グレン・キーン
プロデューサー：ジェニー・リム、ペイリン・チョウ
脚本：オードリー・ウェルズ
共同監督：ジョン・カース
声のキャスト：キャシー・アン、フィリッパ・スー、ロバート・G・チウ、ケン・チョン、ジョン・チョー、ルーシー・アン・マイルズ