Dorothy Little Happy、髙橋麻里卒業公演｜寺嶋由芙編集長10,000字ライブレポート寺嶋由芙編集長による＜Dorothy Little Happy Live 2018～Thank you, our story～＞ライブレポート

ポスト

そしてMC。“ドロシーからはいろんな感情をもらった”と話す麻里ちゃん。“私は生まれながらのアイドルって、冗談でよく言ってるんですけど……でもそれ本当に思ってて！”と！　ねぇかっこよすぎませんか???　そして“生まれ変わってもDorothy Little Happyになりたい”と言ってくれました。本当に嬉しい。ドロシーのヲタクで幸せでした。そして、ここまでの8年間を忘れないよ、と、次の曲へ。

「それは小さな空だった」……！　この曲はもう聴けないかもと思ってたから、最後に歌ってくれて本当に本当に……!!!　ひとことひとことを大事に歌ってくれているのが伝わりました。別れは切ないけど、この曲をあの場でじっくり聴けたことで、なんだか気持ちが穏やかになったというか……止められないこと、止めるべきでないことも、あるのかもしれないなって、今がそのタイミングだったならもうそれは受け入れるしかないのかなって、そんな風に考えていたら……。

キラーチューン！　「デモサヨナラ」が来ました……この曲の素晴らしさはもういろいろなところで語られて来たと思いますし、たくさんのアイドルがカバーして来た（そしてこれからもされていくであろう！）名曲です。でも、本家である麻里ちゃんがドロシーとして歌うのは今日が最後。本家の“オレモー！”は今日が最後です。もはや聖母のような、1つ高いところから歌声をくれるような麻里ちゃんの“好きよ”に、会場中が、悔いのないように“オレモー！”を叫ぶ様子、震えました。そして渾身の“オレモ！　麻里ちゃんが！　大好きだー！”コール。みんなの気持ち、麻里ちゃんにちゃんと伝わってるよ……！

そしてMCへ。ドロシーにはいろんな時代、いろんな歴史、いろんな物語があると語る麻里ちゃん。“その全部をキュってしたのがドロシー”と話してくれました。そして、“最後にこんな素敵なステージを用意してくれてありがとう”と、改めてファンに感謝を語ります。こちらこそすぎるよ……！　そしてここからのセリフが本当にカッコよかった！　“8年間一緒に活動して来たメンバー、スタッフさん、ファンのみなさん、そして、8年間Dorothy Little Happyとして一生懸命生きた髙橋麻里ちゃん！　ありがとうー！”　そうなんです、髙橋麻里ちゃん、本当にありがとう！　冗談みたいに笑っていたけど、でも本気が伝わって来たよ、それを最後のステージで言えちゃう麻里ちゃんはすごくカッコいいし、こう言えるくらいやり切ったってすごく立派なことだと思いました。素晴らしい！　ありがとう！

そんなたくさんのありがとうを込めて、本編ラストは「14回目のありがとう」。エンディングにふさわしい、優しい歌声でした。麻里ちゃんの歌に応えるように優しく手を振る会場のみなさんが素敵だった……さみしいけど、本当にさみしいけど、お互いに感謝の気持ちでラストを迎えられるってすごく美しいことだなって、ステージからハケていく麻里ちゃんを見て思いました。