Dorothy Little Happy、髙橋麻里卒業公演｜寺嶋由芙編集長10,000字ライブレポート寺嶋由芙編集長による＜Dorothy Little Happy Live 2018～Thank you, our story～＞ライブレポート

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MC明けは「just move on」！　“理想が心強くした”って、麻里ちゃんそのものって感じですごく刺さりました。ラストの“ついてきて”の歌い方、カッコよかったなぁー！！！

からの、「Breaking through」！　落ちサビを力強く歌う麻里ちゃんに痺れました。こういう表現力本当にすごい！　1人でいろいろな曲を歌わなくてはいけないソロアイドルとして、身近にこんな素敵なお手本がいてくれることがありがたすぎます。“負けず嫌いって知ってるよね”って、麻里ちゃんが歌うとぞくっとしますね……。

そして再びMC。“今日で卒業と思うと、とても楽しい……あれ、間違えた！　寂しい！　楽しくはない！　いや楽しいけど！　卒業と思うと！寂しい！”と、勝手に間違えて勝手にテンパる麻里ちゃん最高です。この言葉のチョイスがいつも絶妙なのですよ。私はこの、毒舌とも違う、パンチの効いた“麻里ちゃん節”の大ファンです。かと思うと、照れちゃうくらい真っ直ぐな愛情表現をくれるところも大好き！　“ドロシーとして、みんなを幸せにして（会場から）帰そうと思っています！”と力強く宣言し、“ドロシーと幸せになってくれますか？”と呼びかける！　あれ、結婚かな!?　私たち今日結婚するのかな!?!?

しかし、真剣なMC中、気持ちを抑え切れず変なタイミングで叫んでしまったヲタさんには“どしたん？”とやんわり牽制。ふわふわなだけじゃない、こういう強さと賢さが大好き。みんなの気持ちを汲んで、みんなのために歌う。全員を幸せにするために自分が場を掌握する、その心意気が最高にアイドルだなって思います。

そして歌われた「FOR YOU」。麻里ちゃん、2サビ前の“情熱をFOR YOU”の歌詞でウインクしたよね？　本当にごちそうさまでした、一瞬たりとも目が離せない、油断がならない超絶天使ですね！　そしていつも気になってたのですが、この曲の“いつもそばで支えてくれている君にも誇らしげに大きな拍手をもらえるように”で拍手するヲタ芸は、どなたが考えたんですか？　天才なんですか？　ドロシーちゃんには、「デモサヨナラ」で発動される、“好きよ”という歌詞に“オレモー！”と返すあまりにも有名なヲタ芸がありますが、ほかにもたくさんの、客席との信頼関係から生まれる気持ちのよいやりとりがあって、私はそれを観るのがすごく好き！　曲のよさやメンバーのレベルの高さとともに、こうしたヲタ芸も含め、2010年代のライブアイドルの代表的存在だなって思います。

歌い終わり、“ここまで楽しんでくれてますか？”と客席に聞いて回る麻里ちゃん。女子限定エリアに“楽しかったですか？”と声かけするも、照れているのか女の子の声が小さい。すると何度も“女の子ー！　おんなー！　……おんな？”　いや、自分で呼んどいてなんで戸惑ってるの……結局女の子たちからも無事コールが起こり、麻里ちゃんも“可愛ー！”とご満悦。そのまま男性ファンにも“楽しかったですか？”と聞き、“楽しかった！”との返事に“可愛い♡”と返してらっしゃいました……こういうとこ本当に無敵だなーと思います……。

さらに、“今日までのことを年号ごとに振り返ってみたんだけど……”と話し出す麻里ちゃん。ちょっと待って、ドロシーちゃんが結成されてから今までずっと平成ですよ……どよめく客席をものともせず、“いい意味で振り返り切れないほど思い出があります。今日でドロシーとサヨナラしてしまうけど、これからもドロシーのファンとして誇りを持って生きていってね”とのメッセージ。