CHERRY GIRLS PROJECT［インタビュー］新体制での新宿BLAZEワンマン決定！ これまでの歩みを赤裸々告白「“絶対に成功してやる”という気持ちが強かった」

――現在、CHERRY GIRLS PROJECTの初期メンバーは？

来瞳舞夢：
私が、唯一の初期メンバーになります。活動当初は、なかなか波瀾万丈でしたね（笑）。もともとCHERRY GIRLS PROJECTは研修生ユニットのようなノリで誕生して、楽曲の方向性も当初は決まっていなかったし、衣装もなく、プロデューサーも不在でTシャツと短パン姿で長く活動をしていました。CHERRY GIRLS PROJECTはユニットとしてデビューしていますが、もともとは5人編成でスタートの準備を始めていたんですね。それが、デビューの時点では2人しかメンバーが残っていない。持ち歌も2曲のみ。20分ステージというライブに出た時は、同じ曲を2回まわしていました。その後、メンバーが6人にまで増えましたが、当時のメンバーのプロとしての意識は弱かったし、友達同士の馴れ合いの関係で活動をしていたせいか、なかなか動員には結びつかず。メンバーよりも動員が少ないライブも経験しています。

――本当に波瀾万丈な始まりだったんですね。よく心が挫けそうになりませんでしたね。

来瞳舞夢：
いえ、けっこう心挫けそうでした（笑）。だけど、“絶対に成功してやる”という気持ちが強かったし、例えほかのメンバーがやる気を失くして辞めても、“私は絶対に諦めない”という強い気持ちを持って活動をしていました。

――次に加入したのが、九瀬いむさんですよね。CHERRY GIRLS PROJECTには、いつ頃加わったのでしょうか。

来瞳舞夢：
CHERRY GIRLS PROJECTとして活動を始めてから2年経たない頃でしたね。

九瀬いむ：
私、事務所のオーディションを受けた時に“売れたいです”と言って入ったんですけど。所属になったのがCHERRY GIRLS PROJECTだったから“終わった……”と思いました。

来瞳舞夢：
失礼だなぁ（笑）。でも、当時のCHERRY GIRLS PROJECTのことを見たら、そう思うのもわかる。

――当時のCHERRY GIRLS PROJECTの状況は、いむさんにはそう見えていたんですね。

九瀬いむ：
はい、ヤバいと思いました。ただ、入った以上、1年間は様子を見つつ頑張ろうと決めてました。

――今でもメンバーということは、CHERRY GIRLS PROJECTに感じるものがあったということですよね。

九瀬いむ：
舞夢ちゃんがすごい頑張ってるから、“一緒に頑張りたい”とだんだん思うようになって、2年目に入ってます。

――いむさんが加入した頃が、CHERRY GIRLS PROJECTの中身も固まりだしていた時期になるのでしょうか？

来瞳舞夢：
結成から2年近くは方向性もなく、よく言えばいろんな振り幅を持って活動していたんですけど。いむちゃんが入った頃から、総合プロデューサーのMr.K（作詞も担当）に加えて、多くのアーティストを手掛ける岡野ハジメさんをプロデューサーに迎え、少しずつクオリティの高い曲を表現する“楽曲派”へシフトチェンジして。いむちゃんは、CHERRY GIRLS PROJECTに変化のきっかけを与えてくれた存在なんです。

九瀬いむ：
加入したばかりの頃は、目の前の道がもやもやとしていて視界がなかったんですけど。私を含めて6人いたメンバーがMr.Kの意向で3人になり、そこから楽曲の方向性も見えてきたのに合わせて視界もどんどん晴れていって、ファンの方々からも“CHERRY GIRLS PROJECT、すごくよくなったね”と言われることも増えました。

来瞳舞夢：
3人体制で1年ほど活動して、今年（2020年）の春に就職で1人卒業し、その後に今の3人を迎えて現体制になりました。

ポスト

――3人のCHERRY GIRLS PROJECTに対する印象を聴かせてください。

真汐里緒：
事務所のオーディションを受けるまで、正直CHERRY GIRLS PROJECTの存在は知りませんでした。ただ、応募に当たって、YouTubeで所属グループの映像をいろいろ観ていく中、楽曲や方向性がしっかりしているCHERRY GIRLS PROJECTに強く惹かれました。中でも「ノンフィクション」（YouTubeのチェリガチャンネルで配信中）のライブ映像を観た時に、メンバーさんが強い意志を持って活動しているのが伝わってきて、“CHERRY GIRLS PROJECTのメンバーになりたい”という気持ちになって。そしてオーディションを受けた結果、メンバーになれました。

真志取みらい：
私は中学生の頃からずっとアイドルになりたくて、いろんなオーディションサイトを見ていました。でも当時から親の反対を受け、夢を抱きつつも挑戦するまでには至らずの日々を過ごしてきました。だけど、大学生になってもオーディションサイトをチェックしていた自分がいて、“私が本当にやりたいのはアイドルなんだ”、“1度も挑戦せずに諦めるのは嫌”と思い、挑戦することを決めました。ただ、オーディションへ応募しようにも、私自身が強く惹かれる環境がなかったから、無理に応募することなく、オーディション情報を変わらずチェックし続けていたんです。そんな中、今の事務所のアイドル募集のオーディションが目に入り、所属しているCHERRY GIRLS PROJECTの映像を観た時に、「神さま、お願い。」に1回で惚れ込み、“この曲を歌いたい”と思いました。ほかの楽曲もチェックしていくと、次第にCHERRY GIRLS PROJECTのメンバーになりたい気持ちが強くなって、オーディションへ応募。そして今、ここにいます。

――憧れていたアイドルになって、どうですか？

真志取みらい：
まだまだ表現する難しさを感じている時期ですけど、私自身がアイドルさんの活動を観て夢や感動をもらったのと同じように、“夢や感動を届けられる”立場にいられるのはとても素敵なことだと思って、活動をしています。

優希瞳：
私はCHERRY GIRLS PROJECTへ入る前に別のアイドルグループで活動をしていて、CHERRY GIRLS PROJECTともよく対バンをしていました。当時からCHERRY GIRLS PROJECTは、ほかのアイドルさんたちとは違う空気を出していました。CHERRY GIRLS PROJECTのメンバーはいつも楽曲やステージング、メンバー自身の気持ちなど、いかにグループをよくしていくかの話をしているんですね。その意識の高さが人気や支持に繋がっているんだと感じていたし、その姿がカッコいいなと憧れていました。私、アイドル活動を通して、目の前のお客さんたちを笑顔にしたり、ライブパフォーマンスを通して“元気が出たよー”と言いながら、ニコニコしてくれるファンの人たちを見るのがすごく好きだったんです。訳あって前のグループを卒業したんですけど、それがどうしても忘れられずにいたところ、オーディションの告知を発見して、憧れていたCHERRY GIRLS PROJECTに応募し、今に至ります。

来瞳舞夢：
3人は、最近入ったとは思えないくらい一生懸命。私たちがこれまで積み重ねてきたものにたった数ヵ月で追いつこうとしているし、すごく頼もしいです。

取材・文：長澤智典