長月翠（ラストアイドル）［インタビュー］初の高校生ギタリスト役でかき鳴らした歪んだ青春のハーモニー「普通ができない子たちが集まって、1つのことをやり遂げようとする……そこがすごく美しい」長月翠（ラストアイドル） YouTubeドラマ『DISTORTION GIRL』出演インタビュー

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ラストアイドルとして大きなことを成し遂げたい

――先ほど“今は夢がない”と言っていましたけど、長月さんとしては、今後、どんな活動をしていきたいと思っていますか？

長月：
何でもいいんですけど、大きなことを成し遂げたいです、ラストアイドルとして。“ラストアイドルを引っ張っていかないといけないよ”って言ってもらえているので、引っ張っていけるように頑張らないとなって思います。個人としては、トリリンガルになりたいです！　それでスペイン語の勉強を始めたんです。日本語、英語、スペイン語の3つを話せるようになりたいです。今は、英語でスペイン語を勉強しているんです。英語とスペイン語って、単語がけっこう似ているんですよ。読み方が違うだけで、文法も似ているし。

――なぜスペイン語を勉強しようと思ったんですか？

長月：
Netflixで『マイ・ブロック』っていうドラマを観たんです。高校生の男の子がギャングになってしまう作品なんですけど、その子がスペイン語を話すんです。それがカッコよくて（笑）。

――予想外のところから影響を受けたんですね（笑）。さて、ラストアイドルは、先日半年ぶりにライブをしましたよね（8月9日＆10日の＜六本木アイドルフェスティバル2020＞）。久しぶりのステージは、いかがでしたか？

長月：
気持ち良かったです！　お客さんもいたので……私のファンの方もたくさん来てくださって。私のペンライトはピンクなんですけど、ピンクのライトが多くて、“あ～、戻ってきた～”っていう気持ちになりました。私のことを好きでいてくれたんだなとも思ったし、写真集（『意外性』／5月20日発売）を出したりもしましたけど、やっぱりファンの方は、ライブが好きなんだと思いました。みんなが観に来てくれたというのが、すごく嬉しかったです。

――長月さんにとっても、ライブは大切なものだと改めて感じました？

長月：
そうですね。変な意味にとられちゃうかもしれませんけど、ストレス発散の場なんですよね。ラストアイドルには、個性を大切にライブをしようという、暗黙の了解みたいなものがあって。みんな、口には出さないですけど、それぞれの個性をウマく伸ばそうという気持ちがあるので、何をやっても大丈夫なんですよ。先日のライブでは、私が半年間やりたいと思っていたパフォーマンスを全部出し切ることができたので、楽しかったです。

――それでは、最後に今回のドラマの見どころを教えてください。

長月：
莉子ちゃんの役は親と仲良くできなかったり、私の役はいろいろなことが1週間くらいで飽きちゃうような子で、そんな風に普通だと思われていることができない子たちが集まって、1つのことをやり遂げようとする……そこがすごく美しいなと思います。みんな、できないことに対してすごく努力するんですよ。ただの青春ドラマではなくて、観る人によって受け取るメッセージが変わると思うし、部活をやっている子や、受験を控えている子は、“みんなはできるのに私はできない”って感じることがあると思うんです。私もそうですし。でも、他人とは違う何か得意なものが見つけられるはず……友達やまわりの人たちの影響で、今までできなかったことができるようになることもあると思うので、そういうところをドラマから感じ取ってもらえると嬉しいです。

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YouTubeドラマ『DISTORTION GIRL』
配信日時：2020年9月6日 21：00〜　毎週日曜21時にプレミア公開
時間：全5話　各話15分を予定
出演：莉子、秋田汐梨、長月翠、香音、小西詠斗、たつろう、三坂知絵子、内堀帆乃果、⽔嶋渉、川野快晴、 ⽥中海咲、彩永あいり、福⽥⼀華、ボールドウィン零、新井⽇菜、久須美凛

主題歌：羊文学「Girls」
監督/撮影：田村啓介
特別協力：チュッパチャプス
撮影協力：みうら映画舎、東京ダンス＆アクターズ専門学校
プロデューサー：山口大貴、山下源太
脚本：山本真梨子・田村啓介
企画/主催：PLAY DISTORTION実行委員会 / RAN de VoO

あらすじ
本音を言うと嫌われる。夢を見るとバカにされる。主張すると責められる。だから、フツーでいるのがいちばんいい。そんなフツ子の居場所は部員1人の文学部。しかし夏休み明けの2学期、文学部が廃部の危機に。フツ子は廃部寸前仲間の軽音楽部、映画部、アイドル研究会、漫画研究会などに所属する校内の変わり者たちと、自分たちの部活を守るための計画を立てるが……。