【インタビュー】ゑんら、完全セルフプロデュースで広げていく夢への可能性ゑんら（滝口きらら、木乃伊みさと、滝口ひかり）インタビュー

アドリブとかがすごくて！（木乃伊みさと）

――舞台×ライブ公演＜ゑんら絵巻『私を地獄に連れてって』＞は、今、稽古中だと思いますが、普段のライブと比べてどういうところが異なりますか？

木乃伊みさと：
全然違うよね。稽古は始まったばっかりなんですけど、ほぼ演技が中心になっている公演なので、ライブとは真逆に近いくらい違いますね。

――ライブステージに立つ時とはまったく違う感覚？

木乃伊みさと：
そうですね。どう？　私は、舞台の経験がほぼないからわからないんだけど。

滝口ひかり：
夏に3人で＜妖怪アゲアゲフェス＞っていう舞台に出させていただいたんですけど、その時はきららがほぼ主人公の役で、私とみさとはちょい役だったので、みんなについていく感じだったんです。だけど、今回は自分たちで先陣を切って、みさとが“世界観はこうです”って脚本家の方に伝えたりしていて。あと、これからやろうとしてるのは、出演者さんたちにゑんらの曲を踊ってもらおうとか、演出でプロジェクションマッピングとかを入れたりすることですね。

――それが舞台×ライブ公演というコンセプトに繋がってくるんですね。

滝口ひかり：
そうです。プロジェクションマッピングがけっこう綺麗な感じになると思うので、普通の舞台とはちょっと違った感じになるかなって思います。

――根本的な話になっちゃうんですけど、舞台をやろうと思ったきっかけはなんだったんですか？

滝口きらら：
それこそ＜妖怪アゲアゲフェス＞に出た時に、“めっちゃ楽しい”ってなって。それで“ゑんら主催でやってみよう”って話になり、周りに協力してもらった感じです。

木乃伊みさと：
もともと“舞台とかやりたいね”っていうのを話していたので、＜妖怪アゲアゲフェス＞がきっかけになったって感じですかね。世界観を大事にしているグループなので、そういう部分を演技でも表現できたらなと思ってました。

――元PASSPO☆の森詩織さんや元Rev. from DVLの今井瞳さんなどが参加されますが、出演者はどうやって決めたんですか？

木乃伊みさと：
もりし（森詩織）ちゃんは、私が知り合いで、というか飲み友なのかな（笑）。それで、PASSPO☆を辞めたてくらいに“舞台やるんだけど出たい？”って連絡して、“出たい！”って。“じゃあマネージャーに言うね”って、OKをもらいました。

――本人確認からのマネージャーさんだったんですね（笑）。ほかの方も交友関係をもとに集めた感じですか？

滝口ひかり：
きららがけっこう舞台をやっているので、その仲の良い共演者さんとかに来てもらいました。

滝口きらら：
初恋タローさんっていう芸人さんがいるんですけど、その人がキャスティングをしてくれて。顔が広い方なので、今井さんとかも誘っていただきました。本当に仲良い人を集めた感じです（笑）。

滝口ひかり：
なんか落ち着く舞台で楽しいですね。

滝口きらら：
アットホーム感！

――それは稽古中にも感じられるんですか？

木乃伊みさと：
すごいアットホームで、部活みたい（笑）。

滝口きらら：
あったかいですね。

滝口ひかり：
みんな演技も上手で、“すごいな”って勉強になります。

――その勉強になった具体的なエピソードってありますか？

木乃伊みさと：
私、演技の経験ゼロなんですけど、アドリブとかがすごくて！

滝口ひかり：
わかるわかる。

木乃伊みさと：
稽古からいつもセリフと違うことを言ってたりして。いつでも、何があっても対応できるようにやってるんだなっていうのがすごいですね。

――特定の誰かがとかではなく、キャスト全体的にですか？

木乃伊みさと：
けっこうみんなです。その場にいるみんなを楽しませようとしてくれているかの如く、アドリブがあって。

滝口ひかり：
そう、笑っちゃうんですよ。演技してても。

――きららさんは、印象的なことはありましたか？

滝口きらら：
＜妖怪アゲアゲフェス＞の時に、感動させるシーンがあって。私、コメディしかやったことがなかったので、シリアスな演技をあんまりやってこなくて。それで悩んでいた時に、今回も出演する堀ノ内翼さんがアドバイスをしてくれたんです。みんなそういう感じで、“ここはこうした方がいいよ”って言ってくれるんですよ。それが勉強になりますね。

木乃伊みさと：
みんな、すごい考えてくれるよね。“このキャラはこうなのかな？”とか、一緒に考えてくれます。

滝口きらら：
優しい現場でよかったなって思います。

滝口ひかり：
そのアットホームじゃないですけど、みなさんの現場の雰囲気作り……たぶん無意識にやっているんですけど、その無意識に助けられています。私はけっこう人見知りなので、知らない人がたくさんいる現場は緊張しちゃうんです。たぶん私が同じ立場だったら、そこにぽつんって立って、話しかけないし、話しかけられたりもしないと思います。

――人見知りオーラを放っちゃうんですね。

滝口ひかり：
そうですね（笑）。なので、今回、話しかけやすい雰囲気にしてくれたりとか、緊張をウマいこと緩和してくれる人たちがいっぱいいて、そういう人たちがいるのって大事だなって思います。

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