<アンダービースティー 長瀬夏帆 生誕祭>(2020年8月18日)TSUTAYA O-WEST

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アンダービースティー[ライブレポート]ロックな魂を轟音とともに響かせた長瀬夏帆生誕祭「みなさんに楽しんでいただけていたのであれば嬉しい」

アンダービースティーが、8月18日(火)にTSUTAYA O-WESTにて、長瀬夏帆の生誕祭公演<アンダービースティー 長瀬夏帆 生誕祭>を開催した。2019年よりも会場の規模がアップしたものの、2020年は制限された人数と環境の中での実施に。本記事ではそのオフィシャルレポートをお届けする。

<アンダービースティー 長瀬夏帆 生誕祭>(2020年8月18日)TSUTAYA O-WEST

取材・文:長澤智典
撮影:Kuro

場内が暗くなると同時に響き渡ったのが、音の歪んだ「HAPPY BIRTHDAY」の音色。その後、会場中にデスメタルの音楽が流れ出す。メタル好きな長瀬夏帆らしい生誕祭の幕開けだ。長瀬の生誕祭と言えば、終始激しい楽曲で攻める構成が多いことで有名。本人も、ふわふわとしたマシュマロのようなキャラクターからは想像もつかない、ゴリゴリな激しい姿を示すこともある。

だが、2020年は、コロナ禍により観る側にも“声出しNG”など、さまざまな制約があることから、今回、演出などが限定される中でもアイドルとファンの双方が楽しめるセットリストを長瀬自身が用意。冒頭から前半にかけてセレクトした曲たちは、激しい中にも可憐さを見せる、まさに“華やか”という言葉が似合うものだった。

轟音の上で華麗に舞い躍る姿を観客たちに焼き付けた、「GET LOVE」。ラウド、スピーディな楽曲を背負い、フロアや画面越しの人たちへ挑みかかった「Real Blade」。激しさと華やかさを重ね合わせた「occult propose」では、胸の内側から沸き立つ情熱を溜め込むように、サビ以降は燃え盛る感情を吐きだしながら、5人は美しく攻めていった。

観客たちは声を出せない変わりに、拳を高く突き上げ、彼女たちの熱いプロポーズを全力で受け止めていた。

これまでの真っ赤な炎渦巻く世界を眩しい光で満たすように歌った「スポットライト」。大切な仲間たちと一緒に夢をつかむ意志を刻んだこの歌は、いつの時代もメンバーとファンたちとを強い絆で結び続けてきた。この日はメンバーらに見つめられながら“君がつらい時は私が側にいるから”と歌われた場面では、長瀬が思わず照れた表情を見せるシーンも。

中盤では、長瀬、神谷美緒、今井莉南による研修生ユニット・リトルビースティーがパフォーマンス。アンダービースティー流ラウドなダンスロック曲「overtake」を通し、3人は“超えろ超えろ”と滾る感情をぶつけだす。長瀬をセンターに、3人が気持ちを1つに“もっと上へ ゴールはない”と燃え立つ感情をぶつけるさまが、とても凛々しかった。

MCコーナーでは、着替えのために舞台を降りた長瀬以外の4人による“長瀬夏帆の暴露コーナー”へ。

毎年彼女をディスってしまうことから、今回くらいは褒めようとしたリーダーの植竹優亜だったが、生誕祭の手伝いをしている傍から主役が作業中に寝落ちしてしまうなど、ぐだぐだだったことをやはりグチってしまっていた。その発言に、春乃友夢からは“リーダーが甘いから”とツッコまれる場面も。長瀬がほんわかしているのは甘い育て方をしてきたリーダーのせいであり、その影響を受け、今井莉南が自由奔放に育っていることを伝えるなど、いつしか話の矛先が植竹優亜に変わっていく。ほかにも、Twitterにアップした写真について、“自分が可愛く映っているのを選ぶのはいいけど、ほかのメンバーの表情も気にしてほしい”ことから、長瀬は4人に“もっと周りを見て”とも言われていた。

ソロコーナーに突入すると、長瀬は触れた人たちの気持ちを晴れた青空へ連れだす爽快な「over the sky」を披露。“いつだってここにいるよ”、“いこうあの空へ”と晴れた表情で歌う彼女の姿が、この日はとても眩しく見えていた。

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バースデーコーナーを挟んだ後半戦からは、ふたたび魂を熱く揺さぶる曲がくり出される。自分たちが未来へ向け突き進む上での強い意志と決意を記した「raven」では、“這い上がれ今この場所から”、“羽ばたけ 願う未来があるなら”と力強く歌う姿に、フロア中から無数の拳が突き上がる。

続けて、轟音ロックの上で、哀愁抱いた歌声を可憐に響かせた「Do more」では、メンバーは激しく身体を曲げ、観客たちを挑発。破壊力満載なデジロック曲「Black Jet」では、観客たちも心で雄叫びを上げ、思いきり拳を振り上げ、彼女たちと気持ちを1つに爆音の中で暴れ続けていた。

凛々しき闘いの女神のような姿を示しながら、妖しく歌い踊り続けた「taboo magic」。激しく煽りながらも、メンバー全員が笑顔なのが印象的であった。途中、長瀬がペンライトを取りに行き、歌っているメンバーらへ無理やり手渡す風景も。長瀬の予想外の動きに戸惑うメンバーらの姿も、観ていて愛らしい。

続く「ROCK ALIVE」では、メンバーたちがグリーンのペンライトを振りながら力強くパワフルに歌い、それに呼応するようにフロアも同じくグリーンの光を大きく揺らしていた。

“今年は自粛など世間の環境もある中で、この生誕祭が決まりました。今はいろいろ難しい環境でもあるんですけど、こうやって突き進んでいるので、みなさんも大変だとは思いますが、ぜひ一緒にライブをもっともっと楽しんでいけたらなと思っています”と長瀬は語ると、激アツなライブを示した上で、これからも一緒に未来の扉を開こうと誘いをかけるように、アンダービースティーはキラキラとした輝きを放つ「happiness to you!」を披露。

そして、“ずっとあなたが好きです愛をくれますか”と歌いながら、最後は「crazy fancy」へ。いつ、どんな状況下にいようが、互いに想い想われあっているからこそ自分たちは前を向ける。アンダービースティーとして常に抱いてる想いを、この日、長瀬は改めて示していた。 ノンストップで熱狂に熱狂を重ね合わせていく姿に、アンダービースティーらしいロックな魂を、心を熱くさせるUB ROCKの神髄を感じることのできるライブであった。

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長瀬夏帆 メッセージ

私はロックが好きで、ロックなアンダービースティーの曲など、私の好きな曲を生誕祭では組んでしまうことが多いんですけど。今回は、声を出せない環境など規制がある中なので、“これをここに持ってきたらファンの方に楽しんでもらえるんじゃないか”とか。ちょっとノリのいい曲やバラードなど、普段“ロックだけでいい”というセットリストを組むことが多い中、いつもとはちょっと異なるセットリストを組みました。みなさんに楽しんでいただけていたのであれば嬉しいです。

<アンダービースティー 長瀬夏帆 生誕祭>

2020年8月18日
TSUTAYA O-WEST

「GET LOVE」
「Real Blade」
「occult propose」
「スポットライト」
「overtake」(リトルビースティー)
「over the sky」(長瀬夏帆ソロ)
「raven」
「Do more」
「Black Jet」
「taboo magic」
「ROCK ALIVE」
「happiness to you!」
「crazy fancy」

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