『Shoko Nakagawa Live 2020 "いっしょに" ONLINE』撮影:髙山一平 (MoveView)

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中川翔子[ライブレポート]オンラインライブで皆と繋がった一夜「目から貪欲汁が染みるぜ」

中川翔子が、8月17日にオンラインライブ『Shoko Nakagawa Live 2020 "いっしょに" ONLINE』を開催した。到着したレポートをお届けしよう。

国内最高気温のタイ記録が生まれた8月17日、熱気に満ちた夜20時に『Shoko Nakagawa Live 2020 "いっしょに" ONLINE』がスタートした。このライブはしょこたんこと中川翔子が、毎年行ってきたバースデイライブがコロナの影響で中止となったため、開催予定だったチームスマイル・豊洲PITの地から無観客で実施・配信するというもの。

『Shoko Nakagawa Live 2020 "いっしょに" ONLINE』撮影:髙山一平 (MoveView)
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『Shoko Nakagawa Live 2020 "いっしょに" ONLINE』撮影:髙山一平 (MoveView)

5月5日のバースデーライブが延期となり、今年のライブをどうしようと考えた時、“離れていても繋がれる”、“こんな時だからこそいっしょに”という中川の想いから、今回のオンラインライブが実現した。中川は兼ねてよりYouTubeなどで生配信を行なってきたが、今回は“大好きな歌でみんなと繋がりたい”という彼女の強い想いが込められており、この日でしか見られないアーティスト「中川翔子」のオンラインライブとなった。

歌手生活15年を迎えた中川ではあるが、オンラインライブも無観客も初の体験ということで、ライブ前には極度の緊張から“内臓全部吐きそう”とコメントするほどだった。だが、「本番に強い」中川らしく、そんな未知のライブもいつものキラキラのマイクを手に登場。

『Shoko Nakagawa Live 2020 "いっしょに" ONLINE』撮影:髙山一平 (MoveView)
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『Shoko Nakagawa Live 2020 "いっしょに" ONLINE』撮影:髙山一平 (MoveView)

“みんな会いたかったよ、それじゃ行くよ”の掛け声で「ドリドリ」を元気に歌い始めると、ロックナンバーながら、端々で手でハートを作る振りが観客たちを魅了する。そして今度は『タイプ:ワイルド』と『ポケットモンスター』のEDテーマコンボ。中川自身もタオルを振り回しながら、カメラの向こうにいるファンへ熱い歌を届ける。

また、今回のライブは16台のカメラが設置され、巧みなスイッチングはライブBlu-rayを見ているよう。カメラが大きく寄ってアップになると、ステージ間近で中川の顔が堪能できるなど、幾度もしょこたんライブを経験した者から、これが初見という初心者まで、世界中から集まったファンを大いに楽しませた。

『Shoko Nakagawa Live 2020 "いっしょに" ONLINE』撮影:髙山一平 (MoveView)
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『Shoko Nakagawa Live 2020 "いっしょに" ONLINE』撮影:髙山一平 (MoveView)

中川も、次々と自分を映し出すカメラに対して目線を送り、自分を見つめる人たちへの「レス」も十分。冒頭の2曲から最高のライブが展開されていく。

最初のMCで中川は、“今つながっているよ”、“離れていてもこうして心がすぐ隣に”とオンラインながらも観客と結ばれているという実感を伝える。右手を猫の形にして、“ギザ!”“ギガント!”“トゥットゥルー♪”という恒例の挨拶をコメント欄を通じて済ませると、“いっぱいキラキラした夢が見つかっていく、そんな気持ちのゾーンに入った”“思い出を皆と一緒に作りたいのです”と今の気持ちを率直に伝えた。

3曲目は「つよがり」。“今だからこそこの曲を選びました”という同曲で、ファンが目の前にいるように上手へ下手へとステージを移動しながら歌うと、次は歌詞に《弱虫だけ 空に飛ばせ》とある「星屑ロマンス」、そして《君と一緒に たどり着くんだ 新しい日へ》と歌う「Brand-new day」へとつなげていく。中川が組むのに悩んだという今回のセットリスト、そこには辛い今の状況を跳ね返してほしいという思いに満ちた曲が並んでいく。

続くMCでは、視聴するみんなからのコメントを中川も見られるようになり、中川は大興奮。以降、視聴者とのつながりを感じるように、MCのたびにスマホを片手にライブを続けていく。

いつものライブどおり、“男子ー!”“女子ー!”“パパママ!”“ヲタクー!”“そして今元気に生きてる人”といったコール&レスポンスであおる、反応の良さに“目から貪欲汁が染みるぜ”の言葉も飛び出した。

すでに汗で“てっかてかのトゥルットゥルッやな”という顔に満面の笑みを浮かべつつ、次はアニソンカバー曲。その曲は、“日本中が今年一番聴いたんじゃないか”という「紅蓮華」。中川の力強い声量と声質は新たな「紅蓮華」を生み出し、聴き入った者たちが次々と感動のコメントを書き込んでいく。

その結果、曲中には「#いっしょに」「#いっしょにオンライン」というワードがTwitterでトレンド入り。本人も感激の出来事が生まれる。始まる前は“誰も見てくれなかったらどうしよう”と不安もあったが、“やっぱりインターネットの力をすごく感じました”“ネットでつながっているっていう環境も遠くなくてすごく心地よい”“新しい環境を怖いって思うより楽しもうと思う方にメンタルがいけた”と感想を述べた。

また、モノトーンとショッキングピンクにこだわったというライブ衣装も紹介。思わず自ら“コメントで『まわってー』って書いてもらっていいですか”と促すほど。

MC時間でひとしきり盛り上がったあと、中川はハイチェアに座り、バンドメンバーはアコースティックギターやベース、カホンに楽器を持ち変え、アコースティックコーナーへと入る。

『Shoko Nakagawa Live 2020 "いっしょに" ONLINE』撮影:髙山一平 (MoveView)
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『Shoko Nakagawa Live 2020 "いっしょに" ONLINE』撮影:髙山一平 (MoveView)

ここでまず歌ったのは「フライングヒューマノイド 2020 Ver.」。オリジナル曲は10年前にリリースされたが、歌詞に《十年先の未来が見える魔法があったならな…》とあることからc/w曲としてニューシングル『フレフレ』に収録された曲だ。椅子に座りながらも伸びやかな声で、レベル25(=25歳)のときにレコーディングした同曲をレベル35(=35歳)ならでの艶やかな歌い方で人々を魅了する。

そのまま、「卒業」(斉藤由貴)や「木綿のハンカチーフ」(太田裕美)などの名ポップス曲を生み出した松本隆&筒美京平による「綺麗ア・ラ・モード」へ。曲をもらったとき、“歌えば歌うほど、年齢を重ねるほどすごく気持ちよく歌えるようになるよ”と話す中川の言葉どおり、歌い続けてきた彼女ならではの歌声が、画面向こうにいる観客の胸に染み入っていく。

そして次に歌う曲として紹介したのは、『ゾイドワイルド』のEDテーマであり、イベントでも何度も歌われた「blue moon」。歌う前に中川は、自身のバックバンド「ギザレンジャー」の一員「ギザブルー」として何度もライブを共にし、昨年12月に急逝した山内“masshoi”優へ哀悼の思いを述べた。出会いや別れや絆を描いたこの優しい曲が、中川の思いを乗せ、空に向かって響いていった。

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