PINK CRES.［ライブレポート］甘いだけじゃ済ませない！ 刺激的な選曲が光った魅惑のステージ＜GIG TAKAHASHI tour 2020 ツアーファイナル＞PINK CRES.＜H.I.P. presents GIG TAKAHASHI tour 2020 〜ツアーファイナル 配信ライブ〜＞レポート

夏焼雅、小林ひかる、二瓶有加の3人によるPINK CRES.。出だしからポップな「キレイ・カワイ・ミライ」で一糸乱れぬステージングを見せ、空気をチャーミングに染め上げた。曲後には“めっちゃ久しぶりのライブですよ！”、“すごい緊張してる”とそれぞれに語りながら笑顔をこぼす。

続く「宇宙の女は甘くない」では小林のラップも鮮やかに、夏焼のサビと二瓶のハモりでも聴かせ怒涛の勢いで視聴者を巻き込んでいく。さらに、ここでPLΛTINUMのカバー「It's YOU」でテンポを上げ、画面の向こう側とコール＆レスポンスを重ねた。3人という人数を活かして入り乱れるように画角に入ってくる姿や、各メンバーのしっかりした声量にもポテンシャルの高さが伺える。

MCでは、10月7日発売の新作ミニアルバムの告知に加え、SNSフォローのお願いから急遽“みなさんぜひ「#ピンク最高」で感想ツイートしてください！”というハッシュタグの提案も。メンバーたちも＜GIG TAKAHASHI＞を大いに楽しんでいるようだ。

ラストは一転してクールなナンバー「Etcetera」。恋のビターな終わりから自立して前へ進む人を力づけるR&Bだが、PINK CRES.は豊かな表現力でそれまでのガーリーさからガラリと変わった“オトナの女性”の深みを余すことなく表現してみせた。

＜GIG TAKAHASHI＞全体の出演順で、この後すぐに（それこそ舞台袖にでも！）“大人系”のprediaが控えている状況で、この曲を最後に持ってきた度胸にも痺れた。こういうことがあるからフェス観覧はやめられない。それほどまでに、見事なパフォーマンスだった。

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