Peel the Apple［インタビュー前編］夢と挫折が交錯したあの日までの真実「仲間っていう意識が強くなっていました」Peel the Apple結成インタビュー前編

ドライヤーがないと思って、必死に自然乾燥させていました（春海りお）
サッカークラブの少年たちもいて、“ザ・合宿所”っていう感じでした（田島櫻子）

――合宿の時の印象深いエピソードはありますか？

田島：
あ、ドライヤーない事件（笑）。事前に合宿所にドライヤーがないらしいっていう話を聞いてはいたんですよ。でも、本当にないとは思ってなくて。“どうしよう？”ってなったら、凛ちゃんがググってくれて。

浅原：
合宿所のホームページを調べたんです（笑）。設備のところを見たら、部屋にはなかったんですけど、大浴場には“ドライヤー”って書いてあって。これは行くしかないと思って、大浴場まで髪を乾かしに行きました（笑）。

田島：
それで、ドライヤーがあることがわかったんですけど、知らなかったメンバーもいて。

春海：
必死に自然乾燥させていました（笑）。

黒嵜：
えっ！　言ってくれれば貸したのに。私は持参してたんですよ。もねは（私がドライヤーを持参してきたことを）知ってたよね？

堤：
えっ、知らない！

黒嵜：
私は部屋のお風呂を使って、持参したドライヤーで普通に髪の毛を乾かしていたんですけど、そんな大ごとになってたの？

山崎：
頭にタオルを巻いて大浴場まで行ったもん！

田島：
こうやって（濡れた髪が身体につかないように髪を持ち上げて）行ったよね。

浅原：
うん、濡れないようにって。

松村：
真っ暗だったから、けっこう走って行ったよね。練習を夜遅くまでやっていたんですよ。だからもう電気が消えてて、ケータイで照らしながら（笑）。

山崎：
怖かったよね。

黒嵜：
えぇ～、申し訳ない（笑）。

――けっこう古い建物だったんですか？

田島：
“ザ・合宿所”っていう感じでした（笑）。サッカークラブの少年たちもいました。給食場みたいなところで、隣りにいて。

浅原：
“ああ、合宿だなあ”って思いました（笑）。

――めっちゃ青春じゃないですか。

浅原：
はい、部活みたいでした。

――みなさん、そういった集団生活には慣れていたんですか？

松村：
やったことないです。

黒嵜：
私は慣れてます。野球部のマネージャーでした。

一同：
へえ～（驚嘆）。

黒嵜：
知らなかったと思うけど、やってたんですよ（笑）。

――じゃあ、合宿は慣れたものですね。

黒嵜：
はい、朝3時起きでやってました（ドヤ顔）。

――今回の合宿は、何時起きだったんですか？

黒嵜：
7時起きじゃない？

堤：
集合は7時だったんですけど、朝練したいねってことで、“1時間前から練習しよう”って、Aチームは6時に集まることにしたんです。

黒嵜：
でも、“集まろう”って言った張本人が遅れてきて（笑）。アラームがすごい鳴ってたんですよ。でも、起きない（笑）。

――張本人は誰？

黒嵜：
もねさん（笑）。一緒の部屋だったんですけど、私はもうちょっと寝ていたかったんです。でも、アラームがずっと鳴ってて。“ああ、うるさいなあ”って時計を見たら、まだ5時でした（笑）。

堤：
朝練でもちゃんとメイクして可愛くして行きたかったんです。集合のさらに1時間前に起きようと思ってたんですけど……起きたら5時55分でした（笑）。すっぴんでいきました（笑）。

――確かにテレビカメラも入っていたから、ある程度仕上げていきたいですよね（笑）。

堤：
だから朝練の時は、必死にカメラに背を向けていました（笑）。

――Bチームは、朝練はしなかったんですか？

山崎：
個人で朝練しました！

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