あゆみくりかまき［ライブレポート］画面の向こうに多彩な音楽と熱い想いを放ったライブアクトの矜持＜GIG TAKAHASHI tour 2020 ツアーファイナル＞あゆみくりかまき＜H.I.P. presents GIG TAKAHASHI tour 2020 〜ツアーファイナル 配信ライブ〜＞レポート

取材＆文：竹内伸一

ステージにDJセットと3つのお立ち台が用意されると、SEが流れ出し、まずはくりかが登場。中央のお立ち台に上がり、あゆみくりかまきのテーマ“HAPPY ROCK”と書かれた大旗を振り回すと、あゆみ、まきも姿を現し、「ビリーでGO！」へと突入。高速パンクナンバーで、ステージ上を暴れ回り、一気にテンションを上げていった。

一転、まきの“夏にぴったり”という紹介から、メロウなサマーチューン「アイノウタ」をキュートに歌い、さらには“心を込めて歌います”と前置きした「夢の続き」ではストレートに熱唱。前半は、彼女たちの幅広い音楽性を見せつけるセットリストとなった。

激しいヘッドバンギングを決めた「KILLLA TUNE」からの後半戦は、再び一気に加速。「ジェットクマスター」では、スイカのビーチボールを取り出し、まきとあゆみがセンターのお立ち台で、スイカ割りのようなパフォーマンスも披露。ビーチボールはフロアに転がっていき、どうやら失敗だったようだが、それすら楽しむ3人の笑顔が印象的だった。

まきが“タオルを持って画面の前に大集合して”と呼びかけてラストの「Grateful」へ。このシーンが象徴的だったが、“おうちでヘドバンやって！”“私たちはあなたに歌ってる！”など、3人はカメラ越しに何度もファンに声をかけていた。ファンがいるからこそライブなのだ……そんな彼女たちの熱い想いがあふれたステージだった。

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