燃えこれ学園 三浦千鶴［ライブレポート］自身の生誕祭で黄色いドレス姿を披露！手紙も朗読「これからもみんなと一緒に笑って進んでいけるように」

取材・文：長澤智典

配信ライブはメンバー紹介の映像のあと、スリリングでジャジーな「シンデレラ・クレイム」からスタート。この楽曲の歌い出しは今宵の主役の三浦千鶴。艶めく姿でせまるメンバーたち。クールに弾むビートの上で妖しく歌い躍る彼女たちの姿は、シンデレラというよりも妖艶な黒猫たちのようであった。メンバーらは、しなやかな動きを見せ、画面の向こうの人たちを可愛く挑発。いつもと異なる大人なムードでせまる姿が、印象深く瞼に焼きついた。

密室でのパーティを抜け出した彼女たちは、眩しい日射し降りそそぐ青空のもとへ駆けだすように「夏恋 ♡LOVE 」へ。画面の先の人たちにも夏の風を運ぶように歌い出し、解放感満載な楽曲へ飛び乗り、メンバーたちも笑顔ではしゃきだす。舞台上で絡み合うさまが、夏のビーチで戯れている姿にも見える。

MCコーナーでは、三浦が約2年ぶりに「シンデレラ・クレイム」を歌ったことを報告。今宵は、三浦のカラーである黄色いリボンを付けているメンバーが多いのも特徴。リモート参加中の仲川つむぎが、届いたコメントを読みながら、視聴者たちの声を届けていたのもお馴染みの風景だ。

新たな旅立ちを応援する最新ナンバー「Re-START」では、メンバー1人ひとりが歌を繋ぎながら、夢を追いかける人たちに熱いエールを送っていた。気持ちが挫けそうになったとき、いつだってこの歌や彼女たちの歌声が元気と勇気を届け、背中を力強く押してゆく。

「0(zero)」は、三浦にとってダンスを教えることの魅力に気づかせてくれた曲だという。ミュージカルの一場面のように多彩な動きを見せるメンバーたち。夢を追いかける少女たちの姿が、熱の籠もったドラマチックなパフォーマンスから見えてきた。最後の熊野はるの熱唱も、観る人たちに強烈なインパクトを与えていった。続いて、愛らしさを振りまく「恋の魔法」を披露。恋に恋した時に感じる、尽きることない無限のパワーと、嬉しさと不安が背中合わせで押し寄せるときのドキドキした感情を、彼女たちは笑顔と、想い詰め込んだ真っ直ぐな歌声を通して届ける。

MCコーナーでは、楽曲に触れてのコメントの数々を仲川つむぎが報告。特に熊野はるの熱唱は、広報委員（燃えこれ学園ファンの総称）たちにも嬉しい刺激になっていたようだ。ここでは、主役の三浦の魅力について、メンバーらが語り出す。出てきたのは、“塩対応”、“かまちょ”、“こだわり強くておしゃれさん”、“意外と泣き虫さん”、“ご飯をずっと食べてる”、“可愛い”というコメントだった。

本日の主役である三浦が、黄色いドレス姿で登場。ここからは、生誕祭コーナーへ。まず、後輩メンバー（稲森のあ、高未悠加、山田みつき）たちと一緒に「sweet darlin」をパフォーマンス。疾走するロックンロールナンバーに乗せ、三浦をリードに熱いステージを披露。最後に4人でギュッと抱き合った場面も、素敵な見どころだった。

ここで、三浦は手紙を読み、そのあとソロ曲の「Yell」を披露。自身の青春時代も思い返しながら、いつまでも夢を追いかける純粋な気持ちを忘れないようにエールを送っていた。三浦自身が、挫折しそうな経験を何度も重ねながら今も夢を追いかけ続けている。だからこそ、夢を追いかける気持ちが自分を輝かせる力になることを、彼女はこのナンバーを通して伝えていた。

三浦に呼び込まれ、再びメンバーたちがステージへ登場し、「風と君と虹と僕」を歌唱。仲川も背景に映し出されたスクリーン越しで一緒にライブへ参加。サビで力強くタオルを振りまわす姿や、メンバーどうしで手を繋ぎはしゃぐさまなどから見えてきたのは、仲間たちと一緒に夢をつかもうと気持ちを1つにしていく姿だった。

“ちーちゃん、お誕生日おめでとう!!”の声を受け、最後には「お誕生日おめでとう」を届ける。この日の主役の三浦を祝福した。終盤には、三浦をメンバーたちが囲み、“君がいるから笑顔になるよ”、“大好きだから大切だから”と彼女へ熱い想いをぶつけていた。

また、仲川が三浦へ手紙をプレゼント。最後に、お馴染み「校歌」を斉唱し、ライブは幕を閉じた。

なお、燃えこれ学園は、8月11日（火）には佐々木千咲子の生誕祭を開催する。

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