かみやど［インタビュー後編］アイドルとして駆け抜けた1年、そして目指すべき場所へ「この6人でいい意味で変わらずにがむしゃらに頑張っていきたい」1stアルバム『HRGN』リリースインタビュー後編

女の子っていいなって、みんなを見て思いました（藤田みゆ）
デビューしてすぐの＜TIF＞は1つの大きな経験になりました（辻ゆか）

――藤田さんはいかがでしょうか？

藤田：
初めてってことじゃないかもしれないですけど、兄弟も“お兄ちゃん”だし、私自身が工業高校出身だったので、ずっと周りに女の子がいなくて。就職先も工場だったので、女の子が本当に200人に1人くらいの割合だったんですよ。だから女の子に囲まれる世界が初めてで（笑）。

全員：
新しい～（笑）。

藤田：
高校に女の先輩はいたんですけど、男勝りな人が多いから、それが普通だと思ってたんです。でも、メンバーもそうですし、ほかのグループさんと一緒の楽屋になっても、女の子ってすごく丁寧だなって（笑）。

（全員爆笑）

藤田：
私、すごくガサツなんですよ。すぐ汚したり、コスメを落としたりとか、よく転んだり……。男の世界にいたら、それがガサツだと思ってなくて、別に普通だと思ってたんですけど、女の子に囲まれたら“あ～、こんなに大切にコスメを扱うんだな”って（笑）。衣装にも丁寧にアイロンかけたり、女の子っていいなって、みんなを見て思いました（笑）。

──（笑）。それでプライベートも変わりました？

藤田：
変わってはいないです（笑）。でも、自分がガサツなんだなってことには気づきました。

──それは面白い視点ですね。では次は……。

萩田：
じゃあ私がいきます。私は、初めての“声援”って言うのかな？　私もアイドルが好きだったんで応援する側で元気をもらってたんですけど、自分がアイドルになって、最初は“私のこと、応援してくれる人なんているのかな”とか思ってたんです。でも、実際ライブに足を運んでくださったり、メッセージやお手紙を書いてくださったり、応援されることがこんなに幸せなんだってことに気づけたんですね。あと、アイドルって元気を与えるだけじゃなくて、アイドル自身も、ファンのみんなから元気をもらえるお仕事なんだなってことに気づきました。

──お互いの相互作用ということですね。今、ライブができない状況で、以前と比べるとリアルで会えなくなっているとは思うんですけど、SNSなどを通じて声援などは届いていますか？

萩田：
届いてます。“会いたい！”って言ってくださったり、毎日SNSをチェックしてくださっているのもすごく嬉しいですね。それに元気をもらってます。

──ちなみに、配信ライブはどういう感覚になるのでしょうか？　やっぱり難しいなと思うことはありますか。

桜木：
確かに、目の前にお客さんがいて反応があるというものじゃないので、最初は戸惑いがありましたね。

高田：
あと、カメラがどこをどう撮っているのかがわからないので、この間、自分たちの配信ライブの時も、映ってないカメラに手を振ったりとかして（笑）。カメラに苦戦してますね。

──そう考えると、配信ライブの数も増えていくでしょうから、カメラに対してのアプローチも覚えていく必要があるのかもしれないですね。

高田：
ホントにそうですね。

──では、最後に辻さんの“初めての○○”は？

辻：
私も前からアイドルをやっていたので、アイドルとしての“初めてのコレ”っていうものではないんですけど、ずっと出たかった＜TIF＞は初めてでした。前（のグループの時）は“観る側”として行ったので、ひらがなかみやどになって“出る側”になって、“ああ～、これが＜TIF＞なんだ！”ってすごく感慨深かったです。実際ステージに立つことで、“次はSMILE GARDENに出たい！”とか、“次はメインステージに立ちたい！”とか、そういう話ができるから。それは初めてだったなって強く思いますね。

──暑さは大丈夫でしたか？

辻：
暑かったです～！　めっちゃ暑かったよね？

桜木：
みんな死んでました。

辻：
地面がすっごくモアモアしてましたから。それにお客さんも熱く盛り上がってたじゃないですか。それに応えようっていう気持ちも大きかったですし。それがデビューしてすぐの＜TIF＞だったので、1つの大きな経験にもなりましたね。そう考えると、デビューしてすぐスピーディに＜TIF＞に出演させていただけて、すごくありがたいですね。

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