【連載】沖口優奈×SUPER☆GiRLS渡邉幸愛(前編)「ホントに“ゼロからのスタート”っていうのがピッタリな言葉ですね」 沖口優奈「ここの責任者、出してください❤️」第15回:SUPER☆GiRLS渡邉幸愛(前編)
沖口 優奈(マジカル・パンチライン)
Pop'n'Roll Chief Discovery Officer
-
ポスト
-
シェア
-
ブックマーク
マジカル・パンチラインのリーダー沖口優奈が、さまざまなリーダーと対談して理想のリーダー像を見つけていく本企画。第15回目に登場するのは、SUPER☆GiRLSの5代目リーダー・渡邉幸愛。SUPER☆GiRLS は、2019年1月から現体制である“第4章”をスタート。1期生らが全員卒業した“ゼロからのスタート”となった新体制のリーダーに就任する際に渡邉は何を想ったのか。スパガの大きな転機を支えている渡邉のリーダーとしての深い想いに、沖口がじっくりと迫った。
撮影:曽我美芽
沖口優奈「ここの責任者、出してください❤️」第15回:SUPER☆GiRLS渡邉幸愛(前編)
それはアイドルの鏡です!(沖口)
沖口:
まず最初に、渡邉さんがスパガさんのリーダーになった経緯を教えていただきたいなと思います。
渡邉:
前のリーダーが溝手るかちゃんだったんですけど、溝手るかちゃんを含めメンバー5人(溝手るか、渡邉ひかる、宮崎理奈、浅川梨奈、内村莉彩)の卒業を発表した時に、実は私も卒業しようと思っていたんです。当時事務所の方から、2020年に向けてスパガとしてさらに加速していくために、新メンバーを入れるし、 “2020年までは誰もメンバーを卒業させたくないから、頑張れるメンバーは続けて、そうじゃないメンバーはこのタイミングで卒業っていうのを考えておきましょう”という話をもらって、それぞれが持ち帰って考えて、再度集まった時にみんなの話を聞いたら1期生と2期生が全員卒業という形になってしまったんです。その時に、このままじゃ3期生も初めて先輩という立場になるのに、上が誰もいなくなってしまうのは心細いというか怖いだろうなと思って。自分のやりたいこともあったんですけど、それは正直あとからでも全然できることだったので、グループを支えたいって想いで残ることにしたんです。それで、私と3期生3人が残って、リーダーは誰にしようか、新しい子を迎えてどうしていこうかって話をしている時にスタッフさんから“リーダーやってみませんか?”って話をいただいて、リーダーを引き受けました。
沖口:
グループのために残って、しかもリーダーになる決断もした?
渡邉:
そうですね!
沖口:
それはアイドルの鏡です!(笑)
渡邉:
いやいやいや(笑)。
沖口:
5人のメンバーさんが一気に卒業されて、新しいメンバーさんがたくさん入ってこられた中でのリーダーっていうのは大変だったのでは?
渡邉:
そうですね、最初は正直めちゃくちゃ大変でした。今まで出来上がっていたものが思っていた以上になくなってしまっていて、ホントに“ゼロからのスタート”っていうのがピッタリな状況でした。ゼロから作り直しって感じだったので、今までのスパガを知っている方に“新しいスパガ、全然ダメじゃん”って思われたりしたのも悔しかったです。でも、その時は自分がしっかりしていないとグループが壊れちゃうって思っていたので、できるだけポジティブな言葉を発するように心がけていて、つらいって思っても“こうすればこうなるよね”ってポジティブな方に転換するようにしていました。
沖口:
実際ほかのメンバーさんに向かって、言葉として発信し続けたって感じ?
渡邉:
悩んでいそうな子がいたら声をかけてみたりとか、その子の良い部分を“ここの部分、すごく良かったよ”と褒めてみたりとか。上からになっちゃうんですけど、言葉にして伝える。ちゃんとポジティブな部分を本人に伝えてあげるっていうのを心がけてやっていました。
沖口:
スパガさんはすごく歴史があるグループさんで、リーダーも代々受け継がれていると思うんですけど、その中でのプレッシャーとかってありましたか?
渡邉:
私は5代目リーダーなんですけど、その前に3人のリーダーを経験していて、その人によってグループ色が全然変わるのを肌で感じてたので、けっこうリーダーって大事だなって思ってましたね。だからこそ、自分がリーダーになった時にはグループが一気に崩れてしまうんじゃないかというプレッシャーもありました。
沖口:
リーダーによってグループが変わっていくっていうのを経験されていたということですが、自分はこういうリーダーになっていきたいっていう目標はありました?
渡邉:
私は自分自身が2期生として加入した時に、出来ているものに加入する大変さだったり、希望に満ちて新しく入って来てきても、過去のメンバーと比較されたりして自分をマイナスに思ってしまったりする部分もあることを知っていたので、たくさん引っ張っていくっていうのも大事なんですけど、どちらかというと、支えてあげられるようなお母さん的存在(笑)のリーダーでいられたらいいかなって思っています。
次ページ
-
カテゴリ
-
アーティスト
-
タグ