ラストアイドルファミリー[YouTube人気曲ランキング]再生回数が1番多い曲は?
笠原 瑛里
Pop'n'Roll Editor(編集者)
-
ポスト
-
シェア
-
ブックマーク
オーディション番組『ラストアイドル』から誕生したアイドルグループ、ラストアイドル。暫定メンバーが挑戦者と毎回メンバー入れ替えバトルを行ない、勝ち残ったメンバーが秋元康プロデュースのもとでデビューするという、ハラハラ感満載の番組として大きな話題を呼びました。ラストアイドルは、現在、LaLuce、Good Tears、シュークリームロケッツ、Someday Somewhere、Love Cocchi、2期生、2期生アンダーの全7ユニットで構成され、各ユニットが大きな個性を放っています。そんなラストアイドルファミリーの楽曲の中で、最も多く聴かれている曲は何でしょうか?
この記事では、ラストアイドルファミリーのYouTube再生回数のトップ10を発表していきます!(2020年7月26日現在)
10位「Again & Again」(Short Ver.)/Someday Somewhere
(2017年12月リリース)
67万回再生
ラストアイドルのデビューシングル「バンドワゴン」の初回限定盤Type-Cに収録されたSomeday Somewhereの楽曲がランクイン。Someday Somewhereは、惜しくも番組のバトルで落ちてしまったメンバーが集まったグループですが、本曲はそれが信じられなくなるほど、心揺さぶる素晴らしい作品に仕上がっています。何より聴いてもらいたいのはボーカル。ソロで歌唱する部分では、各声の個性やあどけなさ、初々しさが感じられますが、合唱になると透明感が溢れ、ピュアさが一気に引き出されます。またサビ頭の“何度でも”の“ん”で滑らかに音程が上がるところも綺麗。口を閉じて発音する“ん”を美しく響かせるのは至難の業だと思いますが、そこも見事にクリアしており、ボーカルの完成度の高さをうかがわせています。琴線に触れるような歌声が聴ける1曲です。
9位「青春シンフォニー」(Short ver.)/Love Cocchi
(2018年4月リリース)
75万回再生
つんく♂がプロデュースしたLove Cocchiの「青春シンフォニー」が9位にランクイン。MVのパステルカラー使いにも表れているように、ストリングスが舞い繊細なエレピが鳴る、儚さを感じさせる作品になっています。またところどころに入る鐘の音もいいアクセントで、青春ならではの葛藤を抱く少女たちを鼓舞し祝福するようなものに。芯のあるメンバーの歌声や、自分の悪い部分に目を向けたり、家族と衝突したり、涙を流したりしながらも、それらを自らのステップアップの糧にしようとする10代の心の動きを、こと細かに描いた歌詞にも注目のナンバーです。
8位「好きで好きでしょうがない」/ラストアイドル
(2018年8月リリース)
88万回再生
ラストアイドルメンバー1期生22人全員(当時)が歌う3rdシングル表題曲。シリアスで緊迫感漂うサウンドの中、“好きだ”をひたすらに連呼するサビが強烈なインパクトを与えます。また曲と呼応するように、映画監督・山戸結希が手がけるMVもまた意味深長な作品に。各ユニットがそれぞれ別の高校として描かれ、学校同士の複雑な関係性が露わになる中(番組『ラストアイドル』でのバトルを想起させるような設定)、間島和奏、阿部菜々実、長月翠による、各々の感情が剥き出しになる壮絶な長回し演技が炸裂。互いに特別な感情を持っているものの、素直になれず相手から逃げたり、逆に激しく追い求めたりする間島和奏・阿部菜々実と、間島のことを一途に慕い追いかけ続ける長月翠というつらい三角関係が表現されています。最後はその3人を包み込むように、メンバー全員によるバイタリティ溢れるダンスシーンを展開。ラストまで息を呑んで見入ってしまうくらい、歌の圧と彼女たちの演技力に心を奪われるMVです。
次ページ