乃木坂46 生田絵梨花、WOWOW演劇プロジェクトへの出演コメント発表「歌いながらウルっと来てしまいました」
Pop'n'Roll 編集部
Pop'n'Roll 編集部
-
ポスト
-
シェア
-
ブックマーク
乃木坂46の生田絵梨花が、7月5日(日)21:00より放送となるWOWOWオリジナル番組『劇場の灯を消すな!Bunkamuraシアターコクーン編 松尾スズキプレゼンツ アクリル演劇祭』への出演コメントを発表した。
『劇場の灯を消すな!』は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、公演の延期、中止が続いている劇場においてオリジナル番組を制作する、WOWOWによる演劇プロジェクト。
今回、歌コーナーへ出演する、秋山菜津子、麻生久美子、阿部サダヲ、生田絵梨花、神木隆之介、小池徹平、多部未華子、松たか子、村杉蝉之介(表記は50音順)からの収録を終えてのコメントが公開された。
コメント
秋山菜津子:
初めてシアターコクーンに立たせていただいたのが、ミュージカル<キレイ>でした。
それも6月の公演だったということは、丸20年経ったんだなと思い、感慨深かったです。新型コロナウイルスの影響で自粛が続く中、今回の企画で劇場に行けること、みなさまにお伝えできることが嬉しかったし、ありがたかったです。
シアターコクーンは、この20年間、何本もの芝居で出演した愛着がある劇場です。制作スタッフのみなさんも活気があり、信頼できる、私にとって大切で特別な“場所”ですね。
麻生久美子:
収録は、久しぶりにいろいろな人に会うこともできて、とても楽しかったです。歌の方は、いくちゃん(生田絵梨花)の歌をずっと聴いていたいと思ってしまいました。そんな方の隣で久々に歌うのは緊張しましたが、楽しかったです。劇場案内は、台本が面白かったので、あとはどんな映像になるのか、楽しみですね。
劇場は私にとって特別な場所です。観る側としては刺激のもらえる、ただただ楽しい場所です。出る時には怖い場所でもあるのですが、ミュージカル<キレイ>で立ったシアターコクーンは、楽しい思い出しかありません。こんなに楽しいと思った舞台は初めてで、そういう意味でも忘れられない場所、キラキラした劇場ですね。
阿部サダヲ:
アクリルボックスの中で何かをやるというのは初めてで、難しかったです。たぶん2度とやることはないだろうなと思いますが、機会を与えていただいてありがたかったですし、こういう形で発信できる、というのが嬉しかったです。この時期だからこその豪華な出演陣でしたし。
僕自身が劇場から活動を始めているので、劇場は1番大切にしているところです。お客さんがいてこその劇場ではありますが、いなくても、手法はあるんだなと思って嬉しかったです。特にシアターコクーンは特別で、初めて大劇場に立ったのも、大劇場で1番立っているのもここなので、思い入れもありますし、好きな劇場です。
生田絵梨花:
今回の収録では、劇場に来るのも、ミュージカル<キレイ>のメンバーに会うのも久しぶりで、人と会うというだけでこれだけ感動するんだ!というくらい心動かされました。<キレイ>は思い出の詰まった作品なので、歌いながらウルっと来てしまいました。
劇場は、エネルギーを補充してくれる場所です。演じる時にはものすごいエネルギーを発散するし、お客さんとして来る時にはモチベーションが高まるし、自分にとって生きがいだなと思います。6年前にシアターコクーンで<太陽2068>を観た時から、いつかこんな大きな劇場に立ってみたい!と思っていたので、実現したときは嬉しかったです。今回の収録で劇場に着いた時も、久々に戻ってこられたのが嬉しくて、楽屋口から中に入るまで全部ムービーに撮っちゃいました(笑)。
神木隆之介:
今回の収録、楽しすぎましたね。楽屋口から入った時、ミュージカル<キレイ>の公演をやっていた頃の愛おしい記憶がよみがえりました。アクリルボックスの中で歌うというのも面白かったですが、歌ってみるとみんなで楽しく歌えて、アクリルがあるかないかなんてあんまり関係ないんだろうな、と思いました。
シアターコクーンは、お客さんとの距離が近くて、一心同体で楽しめる劇場という印象です。舞台上の臨場感も伝わるし、お客さんの緊張感も僕らにはひしひしと伝わってくる。その緊張感、臨場感や楽しさが増していき、相乗効果が生まれやすいような、アットホームで素敵な劇場だと思います。
小池徹平:
まず、久々に舞台に立てたという喜びを感じました。大好きな松尾カンパニー、大人計画のチームともご一緒でき、もう2度とできないんじゃないかという貴重な経験で、思ったより興奮して、すごく楽しかったです。やはり舞台が好きなんだなと思いました。
シアターコクーンは、初舞台の劇場であったり、ミュージカル<キレイ>で2014年と去年出させていただいたり、すごく思い入れがある劇場です。自分の中でも転機になるステージばかりで、来るたびごとに自分の立場を見直せる、自分が変わっていくのが確認できる、感慨深い場所です。
多部未華子:
収録では、久しぶりに歌い、初めての経験もたくさんあったので、今年1番緊張しました。今このような状況の中、演劇に愛のある人たちが集まっての素敵な企画に私も参加できることが、嬉しかったです。出演される方も豪華で、こういう時だからこそできることもあるんだなと、楽しみにしていました。
劇場は、いろいろな作品を観に行ったり、自分も立っていたりと、“勉強する場所”というイメージです。観に行く時も、出る時も毎回背筋が伸びる場所だなと思います。その中でもシアターコクーンでは松尾さんの作品でお世話になっているので、私にとっては“常に松尾さんがいる場所”です。
松たか子:
舞台に立っていたら、お芝居で出た時のことを思い出して少しセンチメンタルにもなりましたが、今ここに立っていられることがめちゃくちゃ幸せだなと思いました。お客さまはいないのですが、松尾さんというすごいお客さまが1人、劇場スタッフもいて、幸せでした。
シアターコクーンに最初に来たのはたぶん中学生の頃で、当時芸術監督だった串田和美さんとお会いしたのを覚えています。子供のころから歌舞伎座の次によく来ていた劇場で、まさか自分が立てるとは思わなかったし、“こういうお芝居をやる劇場があるんだな”と世界を広げてくれた、思い出深い場所です。
村杉蝉之介:
リハーサルの時から、アクリルボックスの中は鏡に向かって歌っているのではないか?というくらい自分の姿が映っていて、自分と目を合わせないのに必死でした(笑)。今回、劇場で舞台や芝居を元気にする企画に参加できて光栄で、お声掛けいただいたのが嬉しかったです。
劇場は自分にとってパワースポットのようで身体も心も元気になれる場所なんですよね。僕にとってシアターコクーンは、初演の<キレイ>で初めて立たせてもらって以来、岩松了さん蜷川幸雄さんに鍛えられた場所なので、初舞台の本多劇場がお母さんだとしたら、シアターコクーンはお父さん、くらい身近な、身内的な存在の劇場です。
※50音順
撮影:宮川舞子